長い間ご愛顧いただいた「男性学祭り!!」も今回が最終回となります。
が! 実のところいまだ、『広がるミサンドリー』を読めておりません。先日、ようやっと三章までを読み終えたばかり。いつまで経っても終わりそうもないので、取り敢えず、この辺りで中間報告をしようと思った次第です。
と言っても、正直現時点でのぼくの評価は、あまり高くありません。
目次を見る限り以降の章も期待できないな……という印象なのですが、終章が「結論」となっており、ここで評価がひっくり返る可能性は大いにあります。
今回はあくまでその前哨戦ということで、ご理解いただきたく存じます。
――本書を読んでいて思い出したのは、「男性差別告発本」(以降、「男性差別本」)です。
具体的な書名を出すことは差し控えますが、ぼくが『女災』を出版する以前、「男性差別本」とでも称するべき書籍が五、六冊ほど出版されました。言うまでもなく学者や評論家などが出したものではありません。文章のプロではないと思しき方が、自費出版と思われる形で出したそうした書籍が、いくつかあったのです。
ぼくとしては、その心意気を評価するにやぶさかではないのですが、内容は乱暴に言ってしまえば「○○は男性差別です、○○は男性差別です、○○も男性差別です、終わり」という感じで、あまり本として完成度が高い、批評性が獲得できているとは言い難いものがほとんどでした。指摘一つひとつは頷けるものが多いし、そもそも男性の窮状を表現しようとした時、既存のガクモンを援用すればフェミニズムの罠に絡め取られるし、何もない荒野に一から街を建設するが如き大事業が必要とされるのですから、そうそう辛辣に評しては悪いのですが。
或いはここでドクさべを思い出してもいいかも知れません。「女性専用車両は男性差別です」という指摘自体は頷けるのですが、彼はそこで考えることを止めてしまい、そこに「一般女性への恫喝」というステキなトッピングを加わえ、全てを台無しにしてしまいました。
本書もまた、上の「男性差別本」と、基本は変わりないように思います。
「日本語版への序文」では
イデオロギーフェミニズムは確かにこの問題(引用者註・男性問題)を悪化させはしたが、しかしこの問題の原因ではない。
(6p)
とあります。ぼくはまずこれに賛同します。
「序論」とも言える第一章では、
ミソジニーのようにミサンドリーは文化的にプロパガンダされたヘイトだ。
(26p)
とあります。
以前にも「愛され格差」と表現したように、ぼくには男女のジェンダー差は超えがたいものであるように思えるのですが、とは言え、男性の株がここまで下がったのは近年のことであるのは事実で、一応、これにも首肯しておきましょう。
もっとも上の文章の脚注で、著者は「ヘイト」は感情ではない、という摩訶不思議なことを言っています。これは恐らくフェミニズムが「ミソジニー」などといったフレーズを「攻撃呪文」として使う時になされる、「公共性のある表現は感情の発露であるに留まらず政治性を帯びる(ので、碧志摩メグは規制せよ)」というロジックの「パクリ」と思われ、だとするならば許容できません。が、この問題は七章で詳述するとの予告があるので、まずは置きましょう。
以降も「男は男であるだけで断罪されなくてはならぬとされ、女は女というだけで救済されなくてはならないとされる(大意)(29p)」、「女はヒーローとして扱われ、男が肯定されるのは、改造され、去勢され、名誉女性になることによってのみのだ。男のための部屋は、この世にはない(大意)(30p)」などといった、非常に頷ける指摘が続きます。
また、以下のような指摘もなされます。
ポピュラーカルチャーにおけるミサンドリックな芸術や作品は、政治的な主張を必ずしも意図しているわけではない。大部分のそれは、既に私たちの社会に根付いている偏見をただ単に反映しているだけにすぎない。
(30p)
まさにその通りで、ここを忘れるとフェミニズムと同じ、「悪者がメディアを操り大衆を洗脳をしているのだ」という陰謀論に陥ることになります。彼女らが「カウンターとしてジェンダーフリー教育で子供たちを逆洗脳しよう」と企み、惨めな失敗を繰り返していることは、最近*1も述べたかと思います。
以上、著者たちの視点は、是非は置くとして極めてラディカルで刺激的。
ところが二章以降の言わば「本論」に入ると、申し訳ないですがいささか退屈なものになっていきます。そう、テレビのバラエティーショー、ドラマ、映画などを採り上げての「○○は男性差別です、○○は男性差別です、○○も男性差別です」攻撃が始まるのです。
*1 「秋だ一番! 男性学祭り!!(その2.『男子問題の時代?』)」
第二章は「笑われる男性」。ここでは
第六六回アカデミー賞授与式でされた司会のウーピー・ゴールドバーグのお決まりのコメディには以下のジョークが含まれていた。「次に紹介するプレゼンテーターの一人はサルの心を持っていた男を映画で演じた女性です、私の経験ではそのような男は珍しくありません。」「ロレーナ・ボビット〔夫ジョンの男性器を切断した〕は、是非ボブ・ドールにもやってほしい。」
(54p)
といった下品なジョークでいかに男性が笑われているかを紹介します(ボブ・ドールは共和党の政治家ですが、殊更にフェミに嫌われるような人なのか、調べてもよくわかりません)。
第三章「男性への見下し」のリード文では
私は男性が嫌いというわけではない。単に女性の方が優れているというだけだ。[…]とても賢い私の友人が訪ねた(原文ママ)。「すごく優秀な男性だけしか女性に釣り合わないことに気付いていた?」その瞬間、頭の中で火花が走ったわ。
(85p)
というアンナ・クィンドレン(『ニューヨークタイムズ』の記者)のインタビューを引用します。
映画『シーセッド・ヒーセッド』には典型的な「男はダメだが女は進歩派」史観に基づいた男女が登場します。最終的にこの二人は結婚するが、男が結婚と共に性的自由を手放すのに比べ、女は何も手放しません。これはヒロインが一流の女性で、男の稼ぎに頼らなくていいため。著者はこの映画には男の求める性的自由は悪、女の求める経済的職業的自由は善である、との前提がある、と指摘します。
確かに一つひとつは見ていてムカつくのですが、こんなのがずっと続くので読んでいていささか食傷気味になります。
アペンディクス1「準ミサンドリック映画」では映画『ピアノ・レッスン』がやり玉に挙がります。
しかし読む限り、他愛ない「悪い夫から逃げた女性が再婚して幸福になる物語」を、著者が大仰に糾弾しているようにしか見えません(むろん、大前提としてそれが「声なき女性の声を拾い上げた素晴らしい映画」と大仰に称揚されているからこそなのですが)。
「男が悪者になっている」映画は全部けしからぬ、ではフェミニストの「表現狩り」と同じですし、ましてや現実の世界でも、「男性が女性に暴力を振るう」ことがその逆よりも多いことは自明であり、そこに文句を言っても仕方がありません。かつて、漫画の少女キャラが少年キャラよりも背が低く描かれていることを差別であると言い立てたフェミニストがいるのですが、著者の口ぶりは何だかそれを思い出します。
何より奇妙なのは、この映画のラストで、「悪い夫」にいじめられていたヒロインは「よき男性」と再婚し、幸福になるのです。レズになるのでもなく、一人で生きるでもなく。
それにも関わらず、著者はここに噛みつき、「言い訳だ」とにじり寄ります! これは「フェミニズムの押しつけ」との追及をかわすために、言い訳として用意されたラストなのだそうです。
そんなバカな。単に商業映画だからハッピーエンドにしただけでしょう(もっとも、この点も指摘されてはいます)。
こうなると、「証拠がないことこそ悪者が証拠を隠した証拠」という陰謀論です。著者はもう、相手を追求するためにあるかどうかもわからない動機を勘繰る、フェミニストモードに入ってしまっているのです。
本作は、ヒロインが二人の男性から求愛されるという、ただの、よくあるレディースコミックに過ぎません。もっとも最終的に彼女を娶るのが元使用人であり、最終的にマオリ族に溶け込んでいくというびっくりなオチは反レディコミ的ではあるのですが。よくわからないのはこの二人目の男性はヒロインの指を切り落としてしまうというとんでもないやつで、どう考えても正義のヒーローにやっつけられる以外のオチのつけようがないところを、何故かヒロインとハッピーエンドを迎えるのです。どうも西洋文明をドロップアウトすることで「贖罪」がなされるというのが本作の思想のようで、フェミと言うよりはまた何か別なPCのために作られた映画のように思われます。
いずれにせよこの映画評については「差別ケシカラン」というPCの暴走にしか読めないし、本編にもまた、(概ね頷きながら読んだものの)その萌芽はあるように思われます。
こうした「男性差別、男性差別」といった(ちょっと冷静さを欠く)連呼は「男性差別クラスタ」のリアクション、「男性差別本」のスタンスとも「完全に一致」しているのですが、もう一つ、ちょっと思い出したことがあります。
随分昔、『君はペット』という少女漫画がドラマ化された時の、2ちゃんねる男女板の反応です。要するに女性がイケメン君をペットとして飼うという(漫画原作の)ドラマが放映されたことがあるのですね。
「けしからぬ、仮に男女を入れ替えた作品があったとしたら、それが許されると思うか」。
確かにそれはごもっともです。
ただ三点、指摘しておかねばならないのは、エロ漫画、エロゲで幼い女の子をペットにするような話は、いくらでもあるということ。しかし一応、男たちはそれを反社会的表現とわきまえ、「ポルノ」という枠に押し留め、「裏物」としてきたのです(オタクを殲滅するため、オタクの味方を自称してこれら裏物を表に出そうとする悪の組織が存在することについては、本稿ではひとまず置きます)。
それに比べ、女たちは自らが加害者になることに全く内省がないので、こうしたものを地上波ゴールデン枠で流してしまう、そここそが問題なのではないか、というのが、まず一点。
もう一点は、上の観点に対する反論。確かに男女のジェンダーを考えた際、女性が上のような(男性をペットとして飼う)ことはリアリティは低いので、男性向けのそれとは同一に語れない。事実、上の作品は(すんません、未見なのですが)恐らくポルノ的な表現はなされていないはずです。ある種のインモラルさを持つ作品でも、そうした女性向け作品の特質故、ある程度、「ゴールデンでも観れるモノになってしまう」、即ちここにも男女の非対称性が動かしがたく横たわっているのであり、何でもかんでも逆転させて「差別だ、さあどうだ」と言うだけではあまり効果がない。
三点目として、しかし更に、女性には「被害者を装うことによる加害者性」というまた別な「加害者性」がある。そこをこそ自覚し、また批判されるべきであるということ。
即ち、「男が悪者扱いされている、許せぬ」と言いたいのであれば、映画におけるその断罪があからさまに過度であるとか、女の加害者性(被害者に居直り、無責任なまま、罪が糾弾されない、或いはヒーロー役の男性が彼女の意を汲む形であからさまに過度な攻撃を悪役男性に向けるなど)をこそが糾弾されないとならないのではないか。
ぼくが『ダンガンロンパ』*2や『ネットハイ』*3などを紹介してきたのは、これら作品がそうした批評性を持っていたからでした。想像ですが推理物という「犯人の心理を分析する」内容が「女災を考察する」ことに親和性があること、もう一つはゲーム業界は出版業界と違ってフェミによる「検閲」がなされていないことが、これら作品群が優れた批評性を獲得できた理由ではないでしょうか。
しかし、残念なことですが、少なくとも本書の筆致を見るに、著者たちがその辺りについて考えを巡らしているとは、ぼくには思えませんでした。
*2 「これからは喪女がモテる? 『ダンガンロンパ』の先進性に学べ!」
「被害者性と加害者性の微妙な関係? 『スーパーダンガンロンパ2』の先進性に学べ!」
「今までの「オタク論」は過去のものと化す? 『ダンガンロンパ』の先進性に学べ!」
「これからの女子キャラクター造形はこうなる? 『ダンガンロンパ』の先進性に学べ!」
「弱者性と強者性は転倒する? 『絶対絶望少女』の先進性に学べ!」
*3 「ネットハイ」
繰り返すように、ぼくは「男性差別」という言葉を好まない。それは、言ってみれば「男性差別」というワードそのものに「批評性の欠如」という欠陥が内包されているから、とでもいうことになるのです。
見てきたように「男性差別本」やドクさべの敗因は「男性差別!」と叫んだ時点で、「何か、勝った」気になったところにあるとしか、言いようがないのですから。
ならば、「ミサンドリー」という言葉はどうでしょう。
「ミソジニー」とは「女性差別」をただ単にカタカナにしてみただけの、粗雑な言葉です。そして「差別」よりもタチが悪い、「女性に対する嫌悪」という感情そのものを糾弾せよというおぞましさを含んだ言葉でもありました。
「ミサンドリー」もまた、それと同様であり、同じ轍を踏む可能性が大いにありましょう。本書のタイトルに「ミサンドリー」との言葉が使われ、副題に「男性差別」との言葉が使われているのは示唆的です。
が、とはいえ、もう一つ、この言葉にはラディカルさが内包されているとも言えるのです。
というのも、以前も指摘したように、「ミソジニー」が非実在、穏当に言っても局所的なのに対し、「ミサンドリー」は普遍だからです。
もちろん、それならば同様に「女性差別」が非実在なのに対し、「男性差別」が普遍だからラディカルだぞ、とも言えるのですが、まあ、ぼくが「男性差別」という言葉を嫌うのは論者たちのその「普遍」に対する洞察の低さが原因とも言えましょう。
それに比べ、「ミサンドリー」は話を感情の問題であるとしたという点では、明らかに一歩進んでいるのです。「男性差別」という言葉が男女の超えがたい「愛され格差」を勘定に入れていない言葉とするならば、「ミサンドリー」はそこに真っ向から切り込んだ言葉、と言えるわけですから。
(いえ、この非対称性を、「ミサンドリー」論者がどこまで理解しているかとなると、甚だしく疑問ですが……)
本書について退屈だ退屈だと書きましたが、学術的な本である以上、ある意味「地味で退屈な調査結果の報告」という側面は避けられない。そういうことも大事ですから。
それにまた、先にも述べた通り、「結論」では新たな視点による論理展開がなされている可能性は充分にある。
ここしばらくあちこちで書いてきた文章と本稿で、ぼくの「ミサンドリー」という言葉に対するスタンスは大体、述べられたかと思います。
後は、本書がそれを超える視点を提示してくれることを祈りつつ、四章以降に取り組んでいくことにしましょう。
コメント
コメントを書くどうも〜、競女11話目の録画に失敗してしまい気分が超絶ブルーな顔面核爆弾です。
リクエストにお応えいただき誠にありがとうございました。
>見てきたように「男性差別本」やドクさべの敗因は「男性差別!」と叫んだ時点で、「何か、勝った」気になったところにあるとしか、言いようがないのですから。
そうなんですよ! 反男性差別クラスタは単なる社会運動ゴッコがしたいだけで攻撃すべき問題の発生を求めて、それに群がって大宴会状態……。
はっきり言ってツイフェミやまなざし村の連中とレベルが全く変わらないんですよね。
彼らには『男性権利運動=池沼の運動』というイメージを世間に垂れ流せば、垂れ流すほどフェミ様に世論が優位になるというのが理解できないみたいでして。というか、ドクさべの発言みてると完全に池沼ですわwww
ドクさべ曰く、男性が女性の身体に触るのを犯罪行為とすること自体が男性差別らしいですwww
もはやコイツただの性犯罪者www
早く捕まればいいのにwww
>以前にも「愛され格差」と表現したように、ぼくには男女のジェンダー差は超えがたいものであるように思えるのです
この点に関して、この間とあるきっかけで再開した友人と論争になりました。
その時の彼の発言や私の反論なんかをメモってきたので、その日の出来事の詳細を書いていきますね。
この間、私の所に知らない差出人から御中元が届きました。
差出人は女性名で、当然女性とは縁の無い私には皆目見当もつきません。
中を開けてみると、小包と一緒に手紙が入っていました。
手紙には私と同級生であること、今度の日曜日に私に会いたいといった話の趣旨が書かれており、行くかどうか迷った結果、その日は暇だったので私は待ち合わせ場所に行くことにしました。
そこで出会ったのは私と同じくらいの身長(160センチ前後)で、艶やかな長い黒髪を風になびかせた女性でした。桜色の唇は薄く、くっきりとした鼻筋はほんの少しだけ上向きな感じで、パッチリと大きな眼はきらきらと輝き、猫のようにくるくるとよく動いていました。
彼女の服装は革ベルトのデニムスカートに趣味の良い白のチュニック。
その姿は心地よい朝の陽射しを一身に浴びて快活に光り輝いておりました。
コミュ障の私はしどろもどろになりながら彼女に声をかけます。
私「オウフwww あの、その……あなたは一体……ドプフォwww いや失敬失敬www え〜と、あ〜と……ダリナンダアンタイッタイ?(誰なんだあんた一体?)おっと、オンドゥル語になったwww 私これではまるでオタクみたいwww 私は決してオタクではござらんのでwwwコポォ」
すると彼女は私に優しく微笑みかけながら、桜色の唇を近づけて艶かしい声で語りかける。
???「昔からそのノリ変わらないなぁ、顔面核爆弾君はwww ねぇ〜、『ボク』が誰なのかまだ分からないのぉ??? 昔は四六時中ボクの傍にずぅっといたくせに……」
私は彼女の容貌をまじまじと見つめながら自分の心の奥底にしまい込んだ記憶のピースを手探りで集め始める。
私「『ボク』? あれ? そういえば、この声……どこかで聞き覚えがあるような? はッ、まさか……‼︎」
私は心の奥底にしまい込んだ記憶という名のジグソーパズルを完成させると、目の前にいる彼女……いや、『彼』の正体に気がついた。
私「H君、女の子になっちゃったの⁉︎ こんなに可愛くなっちゃって、もうこの子はwww」
彼の名はH君。小中高とずっと一緒だった私の一番の親友。でも、彼は私と違ってイケメンでそこそこスポーツも出来たため、女子には大変人気があった。そのせいか、彼とはどんどん疎遠になっていき、高校を卒業する頃には殆ど会話もしない間柄となっていた。そんな彼がどうして今さら私なんかに会いに来たのだろう? つか、なんで男の娘になっちゃったの⁉︎
H「顔面核爆弾君って、今彼女とかいる……?」
私「私レベルで彼女がいたら、世の中に非リアなんて存在しないよwww」
H「ふ〜ん、顔面核爆弾君って女の子にモテないんだぁ。じゃあさ、ボクだけのモノになってよ♡ ボクはタチもネコも両方できるから(笑)」
私「私はネコしか出来ない……って、ちょっとぉッ‼︎ 何考えてんの⁉︎ つか、私はモテないただのオタクだよ! ホモとかじゃないし……もうバカ!」
H「でも、君のお父さんホモじゃんwww この間もハッテン場で会ったよwww」
私「もう〜‼︎ あのホモジジイ、ホント死んでくんないかな! 兵頭さんの本は破り捨てるし、当時子供だった私にスク水着せてAVに出演させるし、子供の頃から私の口やアナルにデッカいディルド突っ込んで虐待するし、ホモビデオ男優の性奴隷にさせられたこともあったし……ホント私の人生は一体何なんだよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ‼︎」
H「兵頭さんの本? どうせエロイ本だったんやろwww いいじゃんwww 子供の頃は需要があったってことなんだしwww ボクなんか相手を探すのにいつも苦労してるんだよ。ホモはマイノリティだから」
私「いや、知らんがな! つか、H君ホモだったんやね。ホンマびっくりですわ。で、ヤりたいんか?」
H「えへへ♡ ヤりたいwww ヤりたいwww はよボクん家行くで〜」
ボロアパートの2階の奥がH君の部屋であった。
何十年か経過した建物は至る所で欠陥を噴出させていた。
ヒビが入り、雨漏りのするコンクリートの天井。かけ落ちて補修がされていない階段。
それらを通り抜け、私とH君は部屋へとたどり着き、ぎしぎしと建てつけの悪いドアを開けた。
決して広いとは言えないスペースで、室内にはテーブルと椅子があり、本棚には大量の漫画やラノベ、アニメのBD・DVDが並べられ、至る所に超合金やテニプリのグッズが置かれている。
私「H君、どんだけテニプリ好きなんだよ〜(笑) あッ! これはグレートマジンガー放送当時ビューナスAやボスボロットを差し置いて超合金が発売されたが、あまり売れなかったロボットJr.じゃん‼︎ 現物を生で見たのは初めてやわ〜」
H「それあげるから、ボクの股間に仕込まれたサイコガンを食らいなよ♡」
私「H君よ、サイコガンは心で撃つもんなんだよ♡」
H「すぐに気持ちよくしてあげるからね♡」
私「ああああああああああああああ‼︎♡」
――数十分後
私「なんやろなぁ……この男同士でセックスした後の謎の羞恥感は? 自分がさっきまでキモい顔して、喘いでいたかと思うとホンマ穴があったら入りたいわwww」
H「それ慣れやと思うよ。男のケツ、ごっつ気持ちええわ〜www 女とかガチでオワコンやろwww」
私「H君は女に関しては二次元にも興味ないんか?」
H「虹にもあんまし興味はないなぁ。個人的には美少女より男がいっぱい出てくるアニメがええかな」
私「ふ〜ん、例えばテニプリとか黒バスとか銀魂とかかな? ジャンプ系はマンコにも人気あるね」
H「そうそう、ボク全部好き。テニプリの白石に抱かれたいンゴ♡」
私「ふ〜ん、まあ確かにジャンプ系は名作多いけど、やっぱり時代は萌えっしょー」
H「萌え〜? どうせエロゲとかでしょ。二次元規制待ったなし!」
私「おいおい、何まなざし村みたいなこと言ってんのwww」
H「二次元でオナニーするの止めて男同士でセクロスすればいいじゃんwww 女性への性的搾取反対‼︎」
私「前にそんなようなことを親にも言われたっけ……。腐女フェミやLGBTクラスタもそんなこと言ってたな。どんだけオタク男性をホモにしたいんだよwww つか、受けも攻めもキモオタのBLとか腐女子様も食いつかんやろwww」
H「顔面核爆弾君がホモになったら食いつくホモはいると思うよ♡」
私「ああ〜、なるほど。要するにLGBTクラスタはオタクを恋愛対象として見てるから二次エロを攻撃する訳か。腐女フェミの連中は単純にセックスの希少価値を損なわせるモノに対する恐れから叩いてるだけだしなぁ」
H「さっきも言ったけど、ホモはマイノリティだから良い相手を見つけるのは大変なんだよぉ。女はいくらでも良い男を漁ることが出来るけど、ホモはそうはいかないからねぇ。だから、ホモ人口を増やすために『全オタクホモ化計画』を実施したいと思いま〜す♡」
私「うぅ、LGBTクラスタ恐ろしや……。兵頭さん、助けて〜」
H「さっきも言ってたけど、兵頭って誰? ホモなの?」
私「いや、ホモじゃないよ。兵頭さんは私のような全ての弱者男性の神なのですッ‼︎ さあさあ、神ってる兵頭さんのブログをどうぞ! 弱者男性のバイブル『ぼくたちの女災社会』もAmazonでまだ中古で売ってるから是非読んでね‼︎」
――数十分後
H「ざっとブログの方を全体を通して読んだけど、なんかこの人モテなさそう……」
私「はあ〜ッ⁉︎ ただ正論言ってるだけじゃん! つか、父親や男友達にも『この人モテなさそう……』って口を揃えて言われたけど、モテなかったら何なのッ⁉︎ 別にモテてようがモテてなかろうが正論言ってる人間に対してはそれ相応の評価をするのが筋なんじゃないの⁉︎ 誰かが『何を言ったかではなく誰が言ったかで人は判断する』って言ってたけどホントそう思うよ。もし仮に兵頭さんがモテモテのイケメンエリートお金持ちだったら皆んな兵頭さんを評価しただろうね。結局、どいつもこいつもただの差別主義者‼︎」
H「確かに誰かを愛したり、好きになったりする行為自体が差別かもしれないね。ただし、これは原義としての差別であって、社会的に問題とされる差別とは違うんじゃないの」
私「いやいや、社会的に問題とされようが問題にされまいが物事をラベリングして演繹する行為自体が差別でしょ。つか、社会的に問題とされない差別って何よ? 兵頭さんのような弱者男性に対してモテないとレッテル貼りすること? 皆んな自覚が足りないんだよ。自分の手だけは綺麗だと思ってる。ホントに反吐が出るよ」
H「う〜ん、そりゃあ男性にも弱い立場の人はいるだろうけどさ。でも、弱者男性のことを差別してんのって基本的に男じゃね? もちろん、マンコにも差別主義者はいるやろうけど」
私「まあ確かにチンポ騎士は多いけど、その弱者男性に対する抑圧を作っている原因は明らかに女でしょ。例えば、女性差別も男性差別も男のせいだとして、男を批判したとするでしょう。するとどういう社会になるか? 女性差別において批判されるのは男と男社会。男性差別において批判されるのも男と男社会。要は常に批判対象の悪者は男性にされ、女性は批判されないフェミニズムにとって都合のいい社会になるだけだよ。そんな男性差別社会では男性の中でも立場が弱いオタクは間違いなく社会から都合のいいサンドバッグにされてしまう……。今まさにオタクたちは日本社会のスケープゴートにされている真っ只中なんだよ‼︎」
H「う〜ん、確かにオタクがスケープゴートにされてるってのは感覚的に理解できるよ。でも、今年の流行語大賞に『保育園落ちた日本死ね』がノミネートされたようにまだまだ日本社会に女性差別が蔓延っているのは客観的事実なのだから、その元凶になっている男社会が叩かれるのは筋が通っていると思うんよ」
私「う〜ん、なんか循環論法に陥ってるね。兵頭さんも主張していたように自殺率、戦死率、危険な職種に就く割合、ホームレスの数など男性差別もあるのに女性のみを絶対的な被害者としての地位に就かせるのは明らかに不当だよね?」
H「それらは全部『男社会』が作ったものだからマンコは関係なくね?」
私「『男社会』という男のみが利益を独占している世界が存在するならば、なぜ圧倒的に女性よりも男性の方が社会から使い捨てにされているの? 要するに最初から男社会などというパトリアキー概念は存在しなかったからでしょ」
H「でも、女性差別があるのは客観的事実でしょ。女性の殆どが女性差別に苦しんでるじゃん」
私「あ、うん……分かった。女性差別は存在するでしょう。でもさ、その女性差別を作り出しているのは女性自身なんじゃないかな? 例えばフェミニストがよく『日本の男女の賃金格差は大きいから是正すべき!』と主張しているよね。別にその主張自体は間違っていない。ただその言動に対して女性側の行動が伴っていないんだよ。何故なら、新卒女性が新卒時点で寿退社狙いだから。これでは管理職に就く割合が男の方が多くなるし、必然的に平均給与は男の方が高くなってしまう。こういった負のスパイラルを作り出しているのは女性自身なんだよね。早い話が完全にマッチポンプで、女性が作り出した女性差別をフェミニストが糾弾しているという面白い構図になっているのが今の社会の状態なんだ。で、これを指摘するとフェミニストからは何故か女性差別主義者のレッテルを貼られ、それ以外の女性からは『モテなさそう……』とヘイトを垂れ流されるってわけ」
H「なるほど。では、女性差別を女性自身が作り出していると仮定するならば、男性差別も男性自身が作り出しているんじゃないかな?」
私「もちろん、男性間にも強弱のパワーバランスはあるし、同性同士の争いだってあるでしょう。しかし、男性差別をなくすにはその根源となっている女性を批判しなければ意味がないんだよ。一方的に男性のみが使い捨てられる社会では男性だけが割りを食う社会になっちゃうからね」
H「ごめん、男性だけが割りを食うってのがよく分からない。顔面核爆弾君は男性間に存在するパワーバランスと男同士の争いがあることを認めているんだよね? それって、つまり『男性を差別しているのは男性だ』って自分で言ってるようなもんじゃないの。もっと言うなら、弱者男性を使い捨てにしているのは強者男性じゃん。要するに女をスケープゴートにすることで男の敵は男を避けているだけでしかない」
私「……ごめん、私の言いたいことがうまく伝わってなかったみたい。例えば女性差別は男性が女性を、男性差別は女性が男性を、それぞれ差別してるのではなく、人を単純に男女を2つのカテゴリに分けて各々に性別役割を割り振って規範化しソコからの逸脱を反社会的なものとみなす、そんな社会構造下で男女いずれであっても抑圧されて苦しいのが『性差別』なんじゃないかな?」
H「う〜ん、生得的な『女性』『男性』という性の概念を相対化して個の無限のグラデーションとしてしまうことはフェミニズムやマスキュリズムの存立自体を危うくする言説だと思うけどなぁ。性が社会的かつ後天的に成立するものならば、もはやフェミニズムが地位を向上させるべき『女性』なる主体が存在しないことになるし、マスキュリズムが生命を保護すべき『男性』なる主体も存在しないことになってしまうよね。したがってフェミニズムもマスキュリズムも単なる宗教でしかないということになる」
私「そうなんだよ‼︎ 要するにフェミニズムって『男性=加害者、女性=被害者』といった絶対的な教条主義・原理主義に陥った単なるドグマでしかない。で、そのフェミニズムという宗教に対するカウンターとして生まれたのがマスキュリズムなんだよね。だから、本音を言うとマスキュリズムも『男性=被害者、女性=加害者』といった感じでフェミニズムの論理をひっくり返しただけの合わせ鏡なんだよなぁ」
H「結局世の中には女性差別も男性差別もなくて、そこに存在するのは単なる非モテ差別なんだろうね。ぶっちゃけた話、非モテ男女は客体としてはストレッサーになる場合が多い。で、非モテ女は非モテ男を叩くし、非モテ男も非モテ女を叩くわで負の悪循環に陥いるというパターン。男女が恋愛という人間市場において相互に供給し需要する関係となった途端、人々の供給は多様だが、需要は一様である、という問題をどう解決するかが課題になっていくだろうね」
私「なるほど、確かにネオリベ的な恋愛市場競争において結婚し種を存続させるのは男女双方の『最も競争力の高い』少数の生産者たちだからね。恋愛市場における競争力って結局はジェンダー・ロールへの適応力だから、その時代・社会において異性の選好に適合した男女だけがその遺伝子を次世代に伝えることが出来るんだよなぁ。もちろん、そうした夫婦は自分たちの生き方を子供にも教えるから、遺伝子の時点で大差がついて、いくら金かけても逆転できなくなる。悟空にヤムチャが一生勝てないように……」
H「少年漫画的な強さのインフレが現実に起こるからネオリベってクソなんだよね。覇権的男性性が存在する限り、マンコは従属的男性性を永久に貶め続ける。ホンマ弱者男性って何のために生まれてきたんやろうwww」
私「ホンマそれ。従属的男性性に対する抑圧をなくす現実的な方法がないんだよね。仮に覇権的男性性がこの地上から消滅したとしても従属的男性性の中から新たな覇権的男性性が現れるだけだから根本的な解決にはならない。やはり女性側に変わってもらうことで真の男女平等を実現するのが一番現実的だと思うんだ」
H「う〜ん……女性批判をすること自体は構わないけど、正直覇権的男性性を解体するよりも女性の性質を変えることの方が現実的には難しいだろうね。日本の未来像として考えられるのはマジョリティの秩序を守るためにシングルマザーを優遇して事実上の一夫多妻を強化しつつ、断絶された弱者男性の数だけ移民で補充するっていうのが合理的かつ的確なビジョンだろうね。どんな教育を施そうが、どんなプロパガンダを垂れ流そうが大多数の女性の性質は絶対に変わらない。これは絶対に間違いない」
私「うぅ……なんだろう、このデジャブは。前にも誰かに同じこと言われたんだけど、皆んなが幸せになれるような政治政策をしていくべきだと私は思うんよ……」
H「顔面核爆弾君も兵頭とかいう人も具体的なビジョンが提示できていない点が問題かなぁ。アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、北欧といった男女平等先進国は例外なく移民を受け入れてる。何故なら女性の人権を尊重すれば必然的に結婚難を招き、人口は減少するからだ。だから、ここぞとばかりにフェミニストたちは自らの生殖器を盾に地位向上を目指している訳よ。現実的な話、男がフェミニストからの批判をかわすためにはホモになるしか道はない。セックスの希少価値を損なわせるようなまねをするオタク男なんてフェミニストからすれば敵でしかないからね。間違いなく萌え系は規制される。これからは女性向けアニメが今よりも台頭していくことになるだろうね♡」
私「今まさにそういう状況なんだよなぁ……。H君が言うようにつくづくオタクとフェミニズムは相容れないと思うよ。とりあえず今は萌え文化を守るために弱者男性同士の連帯を強めていくしかない」
H「ホモソーシャルってヤツか。フェミニズムも面白い言葉を考えるもんだなぁwww 同性愛的な男同士の強い連帯www」
私「私や兵頭さんがホモソーシャルなら、フェミ女ってレズソーシャルだよね。同性愛的な女同士の強い連帯www」
H「それなwww だかしかし、レズソーシャルなフェミ女に食いつく百合豚はいっぱいいる模様www」
私「もうホンマそれ。皆藤禎夫なんかもそうなんだけど、メイルフェミニストは全員ミサンドリーな百合豚なんだと思う」
H「だろうねwww そんでもって顔面核爆弾君や兵頭さんのホモソーシャルに食いつく腐女子は一人もいないというwww ここに男女の非対称性を感じずにはいられないwww」
私「ワロタwww どっちみち弱者男性が女から永久に愛されることはない。それどころか、愛すことすら拒否られる始末www なお萌え絵に欲情することすら許されない模様www」
H「現実的な話、女は自分らの奴隷になろうとしない男や欠陥品の男に対しては純粋に『死ね』としか思ってないからね。結局ホモになるのが一番楽な選択肢なんだよなぁ♡」
私「あ〜、ホンマ純粋に女全員死なんかなぁ。考えれば考えるほどムカつく‼︎ いつだか『フェミニストはオタク男を恋愛対象に見てるから二次元を規制したがってる(キリッ』とかいう超絶ポジティブ思考なヤツいたけど、ホンマ笑ったわwww 単純に『セックスの希少価値を損なわせるオタク死ね』としか言ってないからねwww さすがの私も『ハーレム系の見過ぎでコイツ頭わいたんとちゃうか?』とひやひやしたわwww」
H「『俺氏を恋愛対象として見てるでござるwww 俺氏モテモテwww』と思い込んでた方がそいつも幸せだろう。現実世界では勝ち組インテリちんぽとつがいになってアンアン言ってんだから、フェミ様はwww」
私「負け組チンポ騎士ほど頭おかしい人種はいないからなぁ。ぶっちゃけ、こいつらが一番意味不明www 弱者男性をMっ子クラブの会員にしようとするのホント止めて〜」
H「非モテの場合、男の方が恋愛のハードルが異常に高くなるんだけど、それを当然と受け入れる神のような器を持った男のみが負け組チンポ騎士の領域に達することが出来るんだろうなぁ。ある意味、大したヤツらだと思うぞwww リア充チンポ騎士はもちろんのこと、負け組チンポ騎士まで存在するんじゃ、男性差別が永久になくなることはないね。弱者男性終了www」
私「皆んなマンコ好きなんやなぁ〜……。でも、H君は私のこと好きだよね?」
H「もちろんさヾ(´〓`)ノ ブチュゥウウウウ!! 顔面核爆弾君の( ◜◡‾)っ✂︎╰⋃╯ㄘんㄘんを切り落としてボクだけの肉便器にしたいくらいだよ(*´д`*)ハァハァ 二次元でオナニーするの止めるんだったら、ボクの所で永久就寝してもいいんだよ?」
私「ふふふ……H君のバカ(//∇//) テレテレ」
――THE END
おっと……『タイムボカン24』がもう始まっている‼︎
すみません、長文失礼しました!
もう今年も2週間切っちゃいましたね、年越しの準備は進んでおりますか?
>或いはここでドクさべを思い出してもいいかも知れません。「女性専用車両は男性差別です」という指摘自体は頷けるのですが、彼はそこで考えることを止めてしまい、そこに「一般女性への恫喝」というステキなトッピングを加わえ、全てを台無しにしてしまいました。
おお、厳かに垣間見れる兵頭さんの紳士的振る舞いほんとすき(○モじゃないですよ)
>もう一つはゲーム業界は出版業界と違ってフェミによる「検閲」がなされていないことが、これら作品群が優れた批評性を獲得できた理由ではないでしょうか。
この界隈もラディカル・リベラルフェミやまなざし村・サブカルなどあの手この手の偽装や見せかけだけのこと棲み分けですり寄ったりされてますがなんとか頑張っていただきたいです。
こいつら自民党の表現規制派とも野合しようとしますからね、お前ら日本会議のことはどうしたんじゃ!?ww
>もちろん、それならば同様に「女性差別」が非実在なのに対し、「男性差別」が普遍だからラディカルだぞ、とも言えるのですが、まあ、ぼくが「男性差別」という言葉を嫌うのは論者たちのその「普遍」に対する洞察の低さが原因とも言えましょう。
それは(下に紹介する暴言なんかが典型的ですが)フェミニスト達が「男であることそれ自体が特権階級だ!」としてきて、大多数が精査もせずに飲み込んできたことが如実に証明していますよね。
そして、過労死者や自殺率、ホームレスの数を指摘しても「それは社会に馴染めない男の自己責任」としてフェミニスト以外も同意してしまう、宇都宮健児弁護士の様な方を除いてはリベラルの大半もそうでしょう。
http://jin115.com/archives/52159103.html
映画監督「“ジャ○プオス”という言葉を使う人を非難する気になれない。日本では男が圧倒的強者なので、弱い立場の人への蔑称と同一視するのは不均衡」
今回は兵頭さんの当該書籍第4章以降の分析を待つとして、ネタを提供させていただきます。
この記事への大半のコメントは顔面核爆弾さんにお譲りしますwwとても敵わねぇww
顔面核爆弾さま>
>はっきり言ってツイフェミやまなざし村の連中とレベルが全く変わらないんですよね。
そうなんですよね。
まあ、「お手本になる先例もないし、大変だろう」と弁護もしたくなるんですが、ドクさべ(や、在特会)のやってることって、何か左派の丸パクリらしいんですよね。
(在特会もそう思うけど、ましてや)男女関係で単純にカウンターを繰り出しても仕方ないのに、あの人たちはどうしてそれがわからないんでしょうw
>日本の未来像として考えられるのはマジョリティの秩序を守るためにシングルマザーを優遇して事実上の一夫多妻を強化しつつ、断絶された弱者男性の数だけ移民で補充するっていうのが合理的かつ的確なビジョンだろうね。どんな教育を施そうが、どんなプロパガンダを垂れ流そうが大多数の女性の性質は絶対に変わらない。これは絶対に間違いない
う~ん、そうなるんでしょうかねえ。
移民は多分、入れていくんでしょうし、フェミの勢力は恐らく徐々に弱まるとは思うけど、シングルマザー優遇は続くでしょうしね。
ただ、時々ちらっと言うように景気のいい頃は比較的、男性の株も高かったわけで(例えばですが、戦隊でキレンジャーのようなキャラが許容されるかどうか)、状況によっては多少、また男性の株が上がることもあり得ないことではないと思うのですが……。
GUY FAWKESさま>
>それは(下に紹介する暴言なんかが典型的ですが)フェミニスト達が「男であることそれ自体が特権階級だ!」としてきて、大多数が精査もせずに飲み込んできたことが如実に証明していますよね。
逆に言えば、「フェミニズムを正しいと仮定すると、想田が正しい」んですよね。
最近、ぼくは上のフレーズをよく使うのですが、「真のフェミの支持者」のみなさんがあまりにもメチャクチャだからです。
オタク界のリベラル君がフェミニズムを必死になって延命しようとしつつ、一方で青筋立てて想田を批判しているのを見るに、何て不誠実な連中だろうと思います。
そうした彼らが、いざとなった時に(顔面氏が予想するような萌え受難がいよいよ激化した時に)オタクの味方という看板を掲げ続けるのか、極めて疑問です。
きみはペットって、ハイスペ女性主人公(東大卒ハーバード大留学経験あり、武道の達人、身長170)が可愛らしいイケメン(才能あるバレエダンサー)をペットにした上にハイスペ男性(東大卒高身長武道の達人)にも求愛されるという、毎度おなじみ女性の妄想マンガでしたよ。
ドラマはそんなウルトラハイスペ陣に役者が見合わなくてコントみたいでした
>この記事への大半のコメントは顔面核爆弾さんにお譲りしますwwとても敵わねぇww
いやぁ〜、想田和弘師匠のチン騎士芸には大変爆笑しました(΄◞ิ౪◟ิ‵)
さすがは映画監督www
思わず想田和弘師匠のファンになりそうですwww
『日本における男性やアメリカにおける白人男性が、生まれながらにある種の特権的な立場(下駄を履かせてもらっている立場)に置かれている』という彼のツイートは次回作のプロットなのでしょうwww
これは間違いなく面白いファンタジー映画になりますよwww
そんじょそこらの荒唐無稽なファンタジー映画がノンフィクションに見えるほどのファンタジー超大作が出来上がるのを楽しみにしていますwww
と……まあ冗談はこれくらいにして、私の友人からも言われましたがチンポ騎士が存在する限り女災を根絶するのは不可能だと痛感させられますね。
このチン騎士監督もそうですが、リベラル君たちは大多数の日本人男性を殺したくて仕方がない様です。
兵頭さんも仰るようにミサンドリーは男女問わず持っている絶対普遍の感情です。明らかにミソジニーとは一線を画します。
男性権利運動に片足を突っ込んでいる私ですら日常的にミサンドリーを感じる時がありますからね。特に想田和弘師匠のようなチンポ騎士なんかは見ると奴らの股にぶら下がっている飾りを引きちぎってやりたくなりますよ(真顔)
まあミサンドリーを取り除くことは不可能でも弱者男性同士で強い連帯を作ることは可能です。フェミ率いるチンポ騎士によって支配されたこの世界に光をともすため、今日も弱者男性の輪を広げるために布教活動を続けていきましょう。
今のところ、私の周りで布教活動に成功したのは一人だけですね。私の父親も男友達も皆チンポ騎士に脳改造されており手遅れでした……。
中古で兵頭さんの著書を買い直し、今度は実の母親にも読ませました。
その時の詳細を下記に書いていきます。
私「マッマ〜、弱者男性が日頃どれだけ苦しめられているのか思い知るとええで〜」
マッマ「『ぼくたちの女災社会』……。ま〜た、こんな下らないラノベ買ったりして‼︎ この池沼息子がッ!」
私「ラノベちゃうわッ‼︎ いいかい、マッマ。この本には……」
マッマ「言い訳なんて聞きとうないわッ‼︎ どうせ主人公以外は皆んな美少女しかいない世界で『俺氏モテ過ぎヤレヤレ』とか言ってるテンプレラノベなんやろッ! もうそういうのには飽き飽きなんや。ということで、ルビー文庫を読みなさ〜い♡」
私「ルビー文庫とかBLかよ! まあBLにも大変素晴らしい名作があるのは認めるけど、今は兵頭さんの著書の話を……」
マッマ「前にジジイに破かれてたよね、その本www」
私「最初から分かってたんかい‼︎ なら話は早いね。この本には……」
マッマ「はいはい、弱者男性を差別してるのはボス猿の大将って話やろ」
私「えっと、それも間違いではないんだけど兵頭さんの本では……」
マッマ「でも、ジジイもお前の友達も全員兵頭とかいうのが書いてる本をバカにしたんやろwww つまり男性差別をしていたのはフツーに男だったというオチwww」
私「もう最後まで私にちゃんと喋らせてよね‼︎ 男と女には愛され格差という悲しい非対称性があって……」
マッマ「そして、その非対称性を作り出していたのは『男』であったwww」
私「も〜う、マッマは昔から人の話を最後まで聞いてくれへんなぁ……」
マッマ「そんなことないで♡ お前のクソつまらん話を茶化しながら聞いてやっとるやろうがwww」
私「もう、ホントにマッマはどうしていつもそんなにノリが軽いんやろか……」
マッマ「お前さんは女災が云々とジジイにも言っとったけどさ。本当は誰よりも『男らしさ』に憧れを抱いとるんとちゃうか?」
私「何を言ってんのや⁉︎ 私は男性が女性の奴隷にならなければ結婚もリプロダクションも出来ない現代の男性のジェンダー・ロールを批判しとるんやで!」
マッマ「男は女の子のために男らしくするんやないんやで。女の子を捨て身の覚悟で守ろうとする男らしい男に憧れを抱いとるから男らしくするんや。男は恋人や友達といった守るべきもの、要するに自分が『男らしさ』を発揮できる対象(≒自分より弱い者)のために生きとるんよ。男が『男らしさ』に惹きつけられる理由は自らの命の価値に自信が持てんからや。男であることは女であることよりも不安定なんやろなぁ。男は誰かのために捨て身の献身を捧げることでしか自らの命に価値を見出すことが出来ない不憫な生き物なんやで。だから、お前さんは男らしく出来ない自分と折り合いをつけるために『男らしさ』の酷さを掲げることで精神の安定を図ろうとしてるんや」
私「なるほど、バダンテールや渡辺恒夫さんやギルモアも『男のアイデンティティは不安定だ』的なことを言っていたね。そういえば、田中俊之も自分の著書でオタクについて『萌えとは美少女キャラクターに仮託された女性性によって男性性の欠落を充足させ、男性を単なる自己としてではなく、ジェンダー化された性的欲望の主体として構築するために創造された「異性愛」の一形態なのである(ドヤァ』と言っていたっけなぁ。要するに萌えで男らしさの埋め合わせをしないとアイデンティティが崩壊するキモオタは男権的な悪者だから差別してもOK的なことが書かれた本だったんだけど、オタクの味方を自称する皆藤君が何故か田中のようなフェミをメッチャ擁護する謎の発言をするといういつものパターンに溜め息が出たのを思い出したわ。男が女よりも不安定な生き物だと分かってるなら、今よりももう少しだけ労わってくれてもいいんじゃないかと思ったりもするんですがね……」
マッマ「労ってやっとるやないの、現在進行形で。フツーのお母さんはお前さんみたいなゴミ息子となんか会話すらせんやろwww」
私「う〜ん、そうなんやろか? まあ確かに家族制度なんて完全に崩壊したようなもんやし、親と子の関係なんかも今となっては他人のようなもんやろうなぁ」
マッマ「そんなのは昔からやで。ジジイなんかアタシやお前のことを死ぬほど嫌っとるやろwww 家族なんてものは一番身近な他人なんやで。どっちみち男尊女卑的な家父長制は母親だけでなく子どもも幸せにはせえへん。男なんかに権力を与えたところで碌なことにはならんのや」
私「……そうなんか」
マッマ「そうや。うちのジジイみたいに碌な努力もせへえん非モテ男が結婚できるような時代は明らかに間違ってたんや。古今東西あらゆる戦争は非モテ男によって引き起こされてきた。戦争とテロと犯罪、これらを引き起こす根本的な原因は男による異性獲得競争なんやで。はっきりと言わない男が多いけど、男は女にモテるために生きとる。だから、それがまっとうな方法でうまくいかなくなると、男は自分の人生をかけて一発形成逆転を狙うわけ。これが犯罪やテロの動機となってるんやwww 社会が高度化し、管理された組織のなかで秩序が求められるようになると、非モテ男は厄介者とされ、必然的に生きていくのが難しくなる。治安問題というのは社会からドロップアウトした『非モテ男』をいかに管理するかということなんやで。非モテ男は何をやっても許されるという自分勝手な思想の元に犯罪を引き起こす。自分は特別、何をしても許されるという自己顕示欲を神の名のもとに利用するのがテロ組織や。でも残念ながら、文明的な面を発展させればさせるほどに貧富の差は広がってく。合理性を追求する社会ではそうなっていくのは当然の話や。競争ではより優れた合理性が利益を独占していくから。それが合理性の本質やから。だから、これから社会からドロップアウトした『非モテ男』はより増えていくやろうね。そして、ヤツらは形勢逆転を狙ってとんでもない行動に出る。だからこそ、非モテ男は根絶せんとアカン。この世界にはリア充男と女だけがおれば、それでええんや。ということで、はよ死ねwww」
私「いや、そんなナチュラルに『はよ死ねwww』とか実の息子によう言えるなwww なんでどいつもこいつもネオリベ的な弱肉強食論を振りかざすんやッ‼︎ 私や兵頭さんのような弱者男性は何のために生まれてきたんや⁉︎」
マッマ「生まれてくるべきでなかったなwww そうだ、死のうwww」
私「いやいや、『そうだ、京都行こう』みたいな軽いノリでメッチャ恐ろしいこと言うのやめてくんないッ!」
マッマ「でも、ぶっちゃけ男って優秀なの一部で大多数ゴミじゃん。だから、男社会が大多数の女からウザがられてるわけで。イケメン以外のゴミはジェノサイドすれば、犯罪や戦争は今よりもずぅっと減るのは確実やで」
私「う〜ん、なるほど。でもさ、もし仮に男社会が解体されて意思決定者が女性になったとしてもビッグデータに結局従うんだから、あんまり世界は今と変わらんと思うんよ。ダサピンク問題の時もそうだったけど、フェミ二ストはビッグデータや人工知能については何故か触れずに男社会ガーといつもの陰謀論を展開するだけで建設的な議論をする気がまるでないのがホント残念……。もうさ、意思決定者に男しかいない云々は大した問題ではないんだよ。現実的に女がやっても現状は何も変わらんのやから(むしろ、悪化する可能性すらあるわwww)」
マッマ「ビッグデータも人口知能も『男』が作ったんやから女は関係ないっしょwww 結局世の中は男社会なんや。そうだ、男みんな死ねwww」
私「う〜ん……男が皆んな死んだらマッマどないすんねん?」
マッマ「アタシが猿山の大将じゃ〜www」
私「お、おう……なんというかマッマには一生勝てる気がせえへんなぁ。マッマと議論するの疲れたから自分の部屋でエロアニメでも見ながらシコろっと♡」
マッマ「言うの忘れとったけど、お前さんの部屋にあった不健全なエロ漫画やエロアニメは全部処分したでwww」
私「えぇッ⁉︎ 『小女ラムネ 第1話ちーちゃんと秘密のアルバイト』や『なまけもの -なまLO Re:- THE ANIMATION』や『ちっちゃなおなか 恵未ちゃんてさ Anime Edition』も全部捨てちゃったの⁉︎」
マッマ「あんな気色悪いもんでオナニーするのは止めてお前さんもBLを読みなさい‼︎ いっぱい名作を紹介したるから! あッ、そういえばBE・BOY GOLD (ビーボーイゴールド) 2017年 2月号とヤングエース 2017年2月号 増刊 エメラルド 冬の号をまだamazonでポチッでなかった‼︎ 忘れんうちにポチらんと、また忘れてまう! ほんじゃ、さいなら〜」
――自室
私「萌え系漫画が全部なくなってるぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅッ‼︎ To LOVEるの新刊まだ読んでなかったのに……。ラノベもなくなっているだとッ‼︎ ブラックブレットだけでもゼッテェ買い直すかんな……。ダンガンロンパや買ったばかりのネットハイも全部捨てられてるんですけどぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉッ‼︎ まだ途中だったのに……。気晴らしにamazonでレオナきゅんのねんどろいど買おう。プリパラのオールカラー漫画も買うとしよう。今夜は仕方ないから兵頭さんの『ぼくたちの女災社会』を最初から読み直して元気出すかなッ‼︎」
――THE END
crazylab.さま>
>毎度おなじみ女性の妄想マンガでしたよ。
もう、それだけで笑っちゃいますね。
『シン・ゴジラ』の石原さとみもですが、女性の場合、スペックを頭がおかしいレベルにまで持ち上げないと決して許されないんでしょうな。
まあ、少女漫画のドラマ化自体が「萌えアニメの実写化」「BLの実写化」みたいなものでどだい無理な話です。
顔面核爆弾さま>
>『日本における男性やアメリカにおける白人男性が、生まれながらにある種の特権的な立場(下駄を履かせてもらっている立場)に置かれている』という彼のツイートは次回作のプロットなのでしょうwww
その割りにトランプを比較的冷静に分析しているようにも見えるのが不思議ですが、この格の方になると「ヘテロ男性はとにもかくにも悪だ、汚物は消毒だ!!」くらいにしか思ってなくて、論理矛盾など歯牙にもかけないのでしょうね。
>オタクの味方を自称する皆藤君が何故か田中のようなフェミをメッチャ擁護する謎の発言をするといういつものパターンに溜め息が出たのを思い出したわ。
いや、渡辺恒夫教授も「人類全女性化計画」みたいなことを言ってたやないですか。
渡辺教授は決してミサンドリックな方ではないけど、当時の「男性性はもう無用である、これからの主役は女だ」といった機運には強く影響を受けていたように思います。
皆藤師匠はそうしたヴァーチャルなジェンダー論を引きずりつつ、「男性全アセクシャル化計画」へと「後退」した御仁であるように思われます。
ただ、この漫画には悪役を担う女性キャラがいて、その人物像がこの人だけは妙にリアルかつ深刻なんです。
中学卒業後働きながら高校に通い、弟2人に仕送りをしながら歯科専門学校を卒業し歯科衛生士になり、父を見返すような結婚をするためにオンナを武器に金持ち男に次々近づくという設定です。
つまりこの人だけ現実的な女性なわけです。
役割としては主人公に言い寄るハイスペイケメンに近寄るものの振り向いてもらえず、色々あった末にメンヘラ化、そのイケメンの所に転がりこんでペット状態になってしまい、男をペットにする女と女をペットにする男という構図になります。
女性向けの漫画はそうした「悪役女性」をやたらリアルに描く傾向がある気がします。
いえ、ぼくもそんなに読んでいるわけではないので、イメージですが。
『シン・ゴジラ』の石原さとみなど、女性が描くと間違いなく悪役になっているでしょうし。