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本日、ロンドンを拠点とするVFXスタジオの「ダブルネガティブ」が200人以上を解雇するという噂がインターネット上で流れました。ダブルネガティブは映画『ハリーポッター』を始めとする大型タイトルのVFXを担当したことで知られ、ロンドンの他にもシンガポールにスタジオを持ち、スタッフは両スタジオ併せて約800人近い大型の制作会社です。 最近、世界各地で閉鎖、買収が相次ぐ大小のVFXスタジオ。業界関係者達はプロジェクトが終わりに近づく度に、緊張しつつ次の働き口を探しています。そこで流れた大量解雇の噂。真意を確かめるべく、FXguideが直接ダブルネガティブにコンタクトをとったようです。 では、詳細は以下からどうぞ。
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fxguideによると、200人越えの大量解雇の事実は無いとのこと。しかし、具体的な数字は明かされていないものの、何人かのスタッフがスタジオを去らなくてはならなかったということは認めているそうです。 ---------------------------------------
ダブルネガティブは、(単独もしくはメインベンダーとして)皆さんをアッと驚かせるVFXを世に送り出す為に忙しい年月を過ごして来ました。最近公開されたタイトルでは『ダークナイトライジング』や『スノーホワイト』、『トータルリコール』、『ボーン・レガシー』、『007 スカイフォール』等があります。今は『ラッシュ(原題)』、『レ・ミゼラブル (原題)』、『マン・オブ・スティール』、『キャプテン・フィリップス(原題)』の製作に関わっています。 我々はプロジェクトベースのビジネスであり、時によってスタジオの規模を成長または縮小させる必要があります。その為、プロジェクトのニーズにおいて、契約の延長に繋がらない人も出て来るのです。我々のポリシーはいつでも(そしてこれからも)スタッフを可能な限り雇い続けること。しかし、我々の運営を合理化するということは、この業界のサイクルとして至極一般的なことなのです。 ダブルネガティブは、これからもイギリスでこの業界を率いる存在で居続けます。既に『ワイルドスピード6』、『ソー2』、『The World's End and Hunger Games:Catching Fire(原題)』を予定しており、2013年も非常に忙しくなることが予想されています。 ダブルネガティブからの公式コメント(fxgudeより抜粋)
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大量解雇の噂により、スタジオの閉鎖等が心配されましたが、今の所(少なくとも来年は)ダブルネガティブは元気のようです。ただ、製作が予定されているタイトルラインナップを見る限り、続編ばかり。映画業界に明るい未来はあるのでしょうか...。
©2011 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved Truth about the Dneg layoffs[via fxguide]
Double Negative rumored to lay off 200+ workers (Updated)[via TideArt.com]
[ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2](スクリーンショット) (中川真知子)
RSSブログ情報:http://www.kotaku.jp/2012/10/double_negative_rumors.html