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『ハンガー・ゲーム』で大ブレイクを果たし、今最も注目されている女優の一人であるジェニファー・ローレンスが主演するサスペンスリラー映画『ボディ・ハント』が11月17日(土)に公開されます。 日本版のタイトル『ボディ・ハント』の通り、ジェニファー・ローレンスの身体に目がいきがちではあるのですが、そこに目を奪われていようといなくても、いつの間にか物語の術中にはまり、青春の甘酸っぱさと人間の裏に潜む狂気を味わえる作品です。 まんまとクライマックスに驚かされた鑑賞後記は、以下より。
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今作は、田舎の一軒家に母親(エリザベス・シュー)とともに引っ越してきた女子高校生のメリッサ(ジェニファー・ローレンス)が、かつて殺人事件の起きた隣家に住んでいるライアン(マックス・シエリオット)と出会い、次第に惹かれていくが、彼の家にはある秘密が隠されていて............という物語。 注目ポイントは、
■ジェニファー・ローレンスの年頃の少女感 大人になりきれていない微妙なお年頃の女性が持つ、かわいらしさと厄介さ、そして繊細と大胆さが同居するような感情の動きを、ジェニファー・ローレンスが自然に演じています。ライアンと過ごす時間で募らせていく、淡いときめきの表情も魅力的です。 ジェニファー・ローレンスのこういった演技は『X-メン:ファースト・ジェネレーション』でのミスティーク役でも見られましたが、今回は思春期に持つ親への複雑な感情という要素がプラスされているので、より深みが感じられます。
■ジェニファー・ローレンスのムッチリ感 今作でどうしても気になるのが、度々強調されるジェニファー・ローレンスの肉体(恐らく邦題が『ボディ・ハント』となった理由の一つ)。彼女の女性としての魅力と同時に、良からぬ欲望を誘うという危うさも感じさせるそのセクシーさは、クライマックスでのどんでん返しの驚きを強める要素の一つとしても機能しています。意識を集中していないと今作の展開に「ハント」されるよ、ということでしょう。
■ラストにびっくり! ジェニファー・ローレンスの身体と青春期の甘酸っぱさが、サスペンス部分をオブラートに包んでいくので、結論を決めつけて真相を考えなくなっていると、クライマックスでの真相の種明かしに度肝を抜かれることでしょう。 もちろん、観客がこういった状況に陥りやすい巧妙な作りになっており、パズル的なサスペンスといった風にもとれますが、難解な展開や伏線は全くないので、素直に、大きく驚けるはずです。
ジェニファー・ローレンス目当ての人も、サスペンス好きの人も満足できる、非常に堅実な作品となっています。セクシーな姿もそうですが、なんとも微笑ましいジェニファー・ローレンスの歌唱シーンも必見です。 『ボディ・ハント』は11月17日(土)ヒューマントラストシネマ渋谷ほか、全国順次ロードショー。
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[『ボディ・ハント』オフィシャルサイト] (スタナー松井)
RSSブログ情報:http://www.kotaku.jp/2012/11/i_saw_body_hunt.html