日本には「着せたり脱がせたり出来る抱き枕」がありますが、海の向こうには「男子に着せられる抱き枕」があるようです。
Kotakuの姉妹ブログ「io9」によると、この不思議な枕はドイツ人デザイナー/イラストレーターのヌーティエ・デ・ケイツァーさんがデザインした「ニットの恋人」。これは大きめの枕に男性がプリントしてあるのではなく、等身大の男性の形に編んであるんです。
それでは、以下から「ニットの恋人」がいる生活をギャラリーと、誕生秘話が分かるほろ苦くて甘酸っぱいストーリーを動画でどうぞ。
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この「ニットの恋人」は、白人のアーサーと褐色の肌を持つスティーブの2種類があり、髭や眼鏡、時計、蝶ネクタイ、タトゥー等でカスタマイズすることも可能だそうです。スティーブは、あまり写真写りが良くないために、モデルはアーサーが担当しているとのこと。
動画を見る限り、リアルな男性に着用させてリアル抱き枕にすることも出来るようですが、ヌーティエ・デ・ケイツァーさんのサイトに掲載されている、「ニットの恋人」との生活をイラストで紹介したものによると、男性に着用させるより、ペロンペロンの状態の「ニットの恋人」と一緒に横になって本を読んだり、映画を見たり、添い寝したり、変な格好をさせてみたりしてクスッと笑ってみたりするのが目的のようですね。
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「ニットの恋人」はストーリー性のあるクッションです。人格のあるクッションです。撫でたり、抱きしめたり、キスも出来るクッションです。彼はいつだって幸せそうに貴方に笑いかけてくれます。体が柔らかいのも特徴です。髭を付けたり、眼鏡をかけたり、貴方好みにカスタマイズ出来ます。
床に座ったり、ソファに腰掛けたり、ディナーテーブルで貴方と一緒に夕食を囲むことも出来るんです。でも、彼が1番得意とすること。それは、ベッドで貴方の横に寝ることです。腕は貴方を抱きしめるために存在し、胸板は貴方の頭を置くために存在します。彼は、決して貴方に寂しい思いをさせません。決して、貴方から離れたりしません。
ヌーティエ・デ・ケイツァーさんのサイトのプロダクトインフォより抜粋
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残念ながら、商品化はされていない様子。こんな素敵な恋人が欲しい方は、好みの肌触りの毛糸を買って来て自分で編むしか無さそうです。
画像: anne dokter at studio IJM.
[via Design Boom via io9]
(中川真知子)
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