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選挙ネタより盛り上がった! 今年のテレビ実況ツイート数解析から見た「スマイルプリキュア」
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選挙ネタより盛り上がった! 今年のテレビ実況ツイート数解析から見た「スマイルプリキュア」

2012-12-19 20:31
    テレビ実況ツイート数解析から見た「スマイルプリキュア」


    日本全国で「バルス」が響いてTwitterの秒間ツイート数記録を書き換えたのは記憶にあたらしい事件? ですが、最近このようにテレビを見ながらツイートを発信する。というように、テレビの見方が変わってきているように思えます。

    スポーツ実況、選挙速報、災害情報、映画やドラマにアニメ。テレビで放送されている番組は、誰かしらによってツイートされているのではないでしょうか? そんなテレビ実況ツイートの1年分の集計データが、「みるぞうのデータで振り返るソーシャルテレビ2012年(前編) - 今年盛り上がったのはどんな番組か? -」でまとめられています。

    この調査結果から、筆者はひとつの答え、真理へとたどり着きました。続きよりリンク先のデータを眺めつつ、ご覧ください。
     

     
    2012-12-19curecure00.jpg


    スマプリがすごい(真理)

    総合ツイート数ランキングでは、さすがにラピュタ、サマーウォーズ、エヴァには敵いませんが、それでも7位にランクイン。ちなみにこの「ピエーロ復活! プリキュア絶体絶命!!」の回は、さらわれたキャンディを助けに敵地へと乗り込むという熱い展開。いわば中盤の山場です。作画レベルも非常に高く、グリグリ動く上、OPシーンの回収もあるといったまさにスマプリの中で屈指の神回となっているため、このツイート数は納得せざるを得ません。

    毎週のプリキュアタイムだけが生きがいの筆者もまた、リアルタイムに見ていてツイートを投稿。プリキュアクラスタの連中と泣いて笑って楽しんでいたのですが、あまりの盛り上がりに「あれ? これ最終回なんじゃね?」とさえ感じてしまいました。その昔、「機動武闘伝Gガンダム 第45話 さらば師匠! マスター・アジア、暁に死す」の回(ネタバレごめん)で、今川監督が絵コンテを描き上げた際。心が震えるあまり、ラストカットのコンテに思わず「機動武闘伝Gガンダム・完」と書いてしまった......。と、いう逸話がありますが、まさにそのノリです。

    「流派! 東方不敗は王者の風よ! 全新系裂! 天破侠乱! 見よ東方は赤く燃えている!!」

    もしこの時代にGガンダムがリアルタイム放送されていたら、確実に以下のツイートで世界は埋め尽くされていたでしょう。このつぶやきはつぶやきではなく、もはや魂の叫びとも言える言葉となり、世界を駆け巡るのです。

    さて、ちょっと話がズレましたが、本線であるプリキュアに戻ります。続いて8位にランクインしている「パパ、ありがとう! やよいのたからもの」は、父の日に放送されたやよいちゃん主人公の回ですね。こちらも異論なく神回と言わざるを得ません。

    シナリオの構築、シーン演出、作画レベルどれも23話と肩を並べる程の完成度です。そしてなにより、やよいちゃんが、毎回自分の技(ピースサンダー)で落雷するたびに「ヒャっ!」っとビックリしていたあのやよいちゃんが、辛いのをグッと我慢して、目に涙を溜めながらもこらえて放つシーン。これには誰もが心揺さぶられたでしょう。よく頑張ったね。やよいちゃん。ほんとよく頑張った。君はとっても強い子だ。彼女の成長っぷりに我々の目から水が、そして自然とツイートが溢れだしました。

    この他にもプリキュアは平均して上位に食い込んでいます。小さなお友達が「ぷりきゅあ がんばれぇ〜」ってツイートしている......。わけではないのですが、大きなお友だちだってプリキュアに頑張ってほしいのです。

    これを現すかのように、この前の日曜、選挙の朝。選挙ネタよりもプリキュアの方がツイート数多かったというお話も。誰に投票するか? とかよりも、ジョーカー(cv.三ツ矢雄二)と必死に戦うれいかちゃんへの声援の方が大きかったというわけですね。もう日本の首相はれいかちゃんでいいよね。

    しかし、このツイート数での解析は、新しい番組認知度・人気度の計測手法であることを改めて感じさせられました。これまでは「視聴率」という数字で番組の人気度を図っていましたが、これからの映像コンテンツの参考データとして本当に必要な計測は、このようなソーシャルでの評判であるのかもしれませんね。つまり、見てる人の数ではなく、楽しんでくれている人の数が重要になるということです。そっちのほうがBlu-rayやグッズにお金を落としてくれそうな気がしません?

    ただし、ツイート数を稼ぐことを意識し過ぎた結果。変な話題作りやおかしなカットを入れてきたりといった話題作りに集中してしまい、作品全体のクオリティを低下させるという問題も発生しかねない諸刃の剣。そういった意味で今期の「スマイルプリキュア」は、本当にバランスのとれた良作品であるのだと痛感させられます。ほんと、あと数回で終わってしまうなんて考えたくありません......。もうこの子たちに年2回の映画でしか会えなくなるなんて!

    現在、筆者の心の中にはヒュウヒュウと風が吹きすさび、バッドエンド空間が広がりまくっています。ピエーロ様の復活まできっともうすぐです......。スマプリの無い世界なんて滅んじゃえばいいんだ。くらえ! ハッピーシャワーッ!


    みるぞうのデータで振り返るソーシャルテレビ2012年(前編)

    (小暮ひさのり)

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    RSSブログ情報:http://www.kotaku.jp/2012/12/smile_precure_twitter.html
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