ドイツに在るエンジニアの事務所「Festo」社。かつては空飛ぶロボット・カモメを発明したり、『スパイダーマン』の敵キャラクターであるドクター・オクトパスが持つ触手にソックリなロボット・アームを開発したりと、ユニークなメカを次々と世に送り出しているところです。
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アームはタコではなく象の鼻から着想を得たそうなのですが、何かしら動物の持つ特性をロボットにしてしまう「Festo」社が、今度はピョンピョン跳ねるロボット・カンガルーを造ってしまいました。
ワイヤレスでコントロールも出来るこのカンガルー。なかなかお利口さんで、お姉さんのコマンドを待つ姿につい萌えっときてしまいます。さっそく以下で、動画をチェックしてみてください。ポチっとな!
ツーケーのナーアーがキラーン!
人間が装着した腕輪からの電子信号で、「おいでおいで」や「右向け右」、「待て」などのコマンドが実行できます。ペットを操るみたいで楽しいですよね。
ニューヨークで刊行されているオン/オフライン・マガジン『IEEE Spectrum』では、事細かなスペックが書いてあるのですが、このロボットはリアリスティックに本物のカンガルーのジャンプを再現できるとしています。
何度も素早く連続で跳躍するというのは、ものすっごい疲れる運動なわけですが...ホンモノのカンガルーの腱と同じ機能を持つバネを仕込めば、それが可能になるのだそうです。
身長約1メートル、体重7キログラムというこのカンガルーですが、いざジャンプするとなれば縦方向には40センチ、横方向には80センチも跳べるのだそうです。身体の中にはエアプレッシャーを送るコンプレッサーやらタンクやら、軽量バッテリーやらとロボットを駆動させるための装置がしこたま詰め込まれているはずなのに、すごい運動能力ですよね。
ちなみに、人間が装着するコントロール用アームバンドはサルミック・ラブスが開発した『マイヨ・アームバンド』という、これまた別のテクノロジーなんです。人間のジェスチャーをEMGセンサーが感じ取り、テレビゲームやロボット、ドローンなどを操作できるスグレモノ商品に、これまた未来を感じてしまいます。
ということで、このロボット・カンガルーに興味をお持ちになった皆さま、ぜひともFesto社のウェブサイトや、IEEEでの紹介などもチェックしてみてください。 ロボットアームと連動する外骨格グローブなんてとってもかっこいいですよ。
Somebody Built a Kangaroo Robot Because Why the Hell Not?[io9]
(岡本玄介)
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