様々な映画を、いわゆるクラシック映画風のポスターでリ・イマジネイトしてみたという作品集が、とても面白いです。デザイナーでイラストレーターのピーター・スタルツさんの作品なのですが、単に映画をクラシック風に仕上げるのではなく、キャスティングにまでアレンジが行き届いています。
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有名な映画ばかりですので、ご覧になった方は「自分ならこんなキャストがいい」なんて想像しながら見てみると、より楽しめるかもしれません。
『X-MEN:フューチャー&パスト』では、未来のマグニートーをローレンス・オリビエに、過去のマグニートーをテレンス・スタンプに変更。未来のプロフェッサーXをジョン・ギールグッド、過去のプロフェッサーXをアンソニー・ホプキンスに独自にキャスティングしています。
ウルヴァリンをアル・パチーノが演じるというのも、意外性があって面白いですよね。
チャールトン・ヘストンがクラーク・ケントを演じる、『マン・オブ・スティール』。
まさに鋼の肉体を持っていたチャールトン・ヘストンなら、スーパーマンを演じるのにピッタリかも。スーパーマン意外史にこの作品が紛れていても違和感なさそうです。オーソン・ウェルズのジョー=エルなんて、なんだかとても重々しいキャラクターになってしまいそうですよね。
80年代風の『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』のポスター。キャプテン・アメリカを演じるのは、なんと『フラッシュ・ゴードン』のサム・J・ジョーンズ! ハマりすぎてて、ちょっと笑っちゃいます。
その他にも、ブラック・ウィドウが『バットマン・リターンズ』でキャットウーマンを演じたミシェル・ファイファーだったり、ウィンター・ソルジャーがマイケル・ビーンだったり、確かに80年代にこの作品が製作されていたら、ベストなキャスティングかもしれません。
レトロ版『ゼロ・グラビティ』でライアン・ストーンを演じるのは、なんとメリル・ストリープ。彼女ほどの演技者なら、サンドラ・ブロックとは全く違った印象の、緊迫感あふれるスリリングな映画に仕上がりそうですよね。
そのほかの作品は、末尾のギャラリーで見ることができますので、お楽しみください。
スタルツさんの作品に興味を持った方は、彼のBehanceページでより多くの作品が公開されていますので、ぜひご訪問ください。クリエイティブでセンスあふれる作品の数々は、眺めているだけで楽しいですよ。
Movies Reimagined [The Awesomer]
[peter stults on Behance]
(キネコ)
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