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訴訟問題やコンサート・ツアー、サワキちゃんの声優やヴァニラ・アイスとの関係など!
アニメや映画、もしくはオモチャやテレビゲームでは子供のから慣れ親しんだ『ティーン エイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ』ですが、ほぼ30年もの歴史があるだけに、カメニンジャたちには私たちが知らない制作秘話やトリビアが盛り沢山なんです。
オモチャのゲームの売り上げはもちろんのこと、1990年に上映された実写版映画の監督さんや、ニンジャ・ラップを歌ったラッパーなどなど、きっと思わず「カワバンガ!」と叫んでしまう裏話も混ざっていることでしょう。
では、好物のピッツァでもかじりながら、動画をお楽しみください。どうぞ!
「ゴー・ニンジャ・ゴー・ニンジャ・ゴー!!」
アメリカで育ったティーン・エイジたちにとっては、すでに知っていることばかりだったかもしれませんが、日本のキッズたちには新鮮なトリビアばかりだったのではないかと思います。
とは言え、全編通して早口の英語で喋る動画でしたので、日本語で書き出してみましょう。
■ふたりのコミック・ブック・アーティストであるケヴィン・イーストマン氏とピーター・レイアード氏が生み出した同人誌の『ティーン エイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ』。
最初はニンジャたちに日本語の名前をと考えましたが、ルネッサンス期のアーティストたちの名前のほうが面白そうだということで今の名前になりました。そして確定申告で戻ってきたお金を使い、最低限の広告を出して出版した『TMNT』が大当たり。
■コミックの中では内輪ネタやパロディーが盛り沢山。例えば『デアデビル』の敵は「ハンド」で師匠の名前が「スティック」なのに対して、『TMNT』では敵組織が「フット」、師匠が「スプリンター(「叩きのめす」の意)」となっています。
■原作者ふたりからライセンス権を買った玩具メーカーのプレイメイツ社は、1987年にアニメを制作。汚い言葉を吐かない、ピッツァ好きで「カワバンガ!」と叫ぶユニークなカメニンジャ像が再構築され、オモチャは大ヒット。
■『ハウディー・ドゥーディー・ショウ』のホストが、最初に「カワバンガ」を言い出したという理由で、原作者のイーストマン氏を訴えました。ですが最終的に示談で解決。
■1988年から1997年までに、プレイメイツ社は400種類以上の『TMNT』オモチャを販売し、おおよそ$1.1ビリオン(約1000億円)売り上げています。
■ニンテンドー用に発売されたテレビゲームは約400万本が売れ、アニメシリーズは188話が放送されました。
■アニメでシュレッダー(サワキちゃん)の声優を務めたのは、俳優のジェイムズ・エイヴリーさん。ウィル・スミスさんをスーパースターにしたテレビドラマ『ザ・フレッシュ・プリンス・フロム・ベルエアー』で叔父さん役だった方です。
■1990年の実写映画には、若き日のハリウッド俳優サム・ロックウェルさんがカメオ出演、スティーブ・バロン監督はa-haの『テイク・オン・ミー』、マイケル・ジャクソンさんの『ビリー・ジーン』のミュージック・ビデオも監督された方です。
■ピザハットがスポンサーとなり、『TMNT』の着ぐるみライヴ・コンサートがツアーで巡業しました。
■1991年の映画『ミュータント・ニンジャ・タートルズ2』では、白人ラッパーとして一世を風靡したヴァニラ・アイスさんがニンジャ・ラップを披露しています。
■なんだかんだでアニメシリーズや映画化が途切れることのない『TMNT』ですが、マイケル・ベイ監督による最新作は当初カメニンジャたちがミュータントではなくエイリアンという設定にしようとしていたのだそうです。
もっと『ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ』について知りたい方は、ぜひとも「『ミュータント・タートルズ』の変遷(1983年から現在まで)」、そしてカメについても造詣を深めたいという方々には、「子供の夢が壊れる『科学的に正しい(?)ニンジャ・タートルズ』」といった記事を読んで、タートルマニア度を高めてみることをオススメします。
[New York Magazine via Tastefully Offensive via Kotaku]
(岡本玄介)
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