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風車とチューリップの国、オランダ。その和やかなイメージが今まで守られ続けてきたのは、事故やアルコールの悪魔たちから人々を守るために作られた怖すぎるポスターのおかげかもしれません。
1920年代から40年代までにデザインされた、レトロで怖いオランダの事故防止&反アルコールポスターの数々をご覧ください。
こちらはエヴァート・モレンカンプさんによって1925年から1949年の間にデザインされた電気ケーブルのポスター。蛇のような、鳥のような悪魔と死神がペンキ屋を襲います。
「Blauwe week」(ブルー・ウィーク)はアルコールフリーな会社にしようという運動。アルバート・ハーンさんによって1925年から1949年の間にデザインされたもの。
ハーネスを付けないと落ちちゃうよ! 1925年から1949年、W.J.ヴァン・デー・ヴェルフさんによるデザイン。
こちらもブルー・ウィークのポスター。ボトルは壊されなければ!
ハンマーとノミも凶器になり得ます。ヤコブ・ヤンスマ、1925~1949年。
またこの気持ち悪い蛇虫が出てきました。ヤコブ・ヤンスマによるデザイン、1925~1926年。
アルコールが事故を増やします。恐ろしげな巨大アルコールキング(クイーン?)のせいで事故っちゃいます。アルバート・ハーン、1926年。
ちゃんと安全ゴーグルをつけましょう。なにも怖いことが起きてないのになんだか怖いポスターです。ヤコブ・ヤンスマ作、1926~1927年。
ヘルマン・ハインブルックさんによる1928年のポスター、丸鋸にすっぱりと指の切れた手。怖くて丸鋸を使って働くのが嫌になりそうです。
アルコールで落下死、気をつけて!
仲良く手をつないでデートしているわけではありません。上にも注意しないと危ないですよ。ヤコブ・ヤンスマ作、1928~1929年。
梯子の代わりに箱を積んだものを使うめんどくさがり屋はこうなる! ウィレム・ヴァン・ポールさん、1928年~1929年。
スポーツマンはアルコールをやめよう! 色鉛筆で描いたような感じも素敵です。アルバート・ハーン作、1928年。
今度は象みたいな蛇みたいなアルコールモンスターをやっつけるポスター。ウィリアム・A・ヴァン・デー・ヴェルフ作、1928年。
ブルー・ウィークのアルコール蛇。ヘンク・ドーレンカンプ作、1925~1949年。
状態の悪いレンチを使ったら、頭が壁にくっついた! 危ないので止めましょう、というポスター。ヤコブ・ヤンスマ作、1925~1949年。
こちらも同じ内容のもの。ボロボロのレンチも悪いんだろうけど、レンチに体重かけ過ぎじゃないかな。ヤコブ・ヤンスマ作、1927~1929年。
不良部材は事故のもと。また電気蛇虫が悪さをしています。1927~1929年。
「安全ミュージアムを訪れましょう」とかこんなおどろおどろしいポスターで宣伝されても。K・コエコエク作、1929年。
はしごを使っても落ちるときは落ちます。ヤコブ・ヤンスマ作、1930年。
アルコールで苦しむのは子供。ヘンリ・ピエック作、1930~1932年。
怪しいマッド・サイエンティスト・スーパースター。ではなく、安全ゴーグルをつけましょうというポスター。ウィレム・ヴァン・ポール作、1939年。
ゴーグル付けないと眩しくて猫目小僧とかゲゲゲの鬼太郎みたいになっちゃいます。E・ルカクス作、1939年。
一酸化炭素!換気しないと危ない危ない。E・ルカクス作、1939年。
集中して仕事しないと痛くて顔を「オオゥゥ」としかめちゃうような出来事になっちゃうかも。ストレリスキー作、1940年。
梯子にツールを置いたら危ないよ! ヤコブ・ヤンスマ作、1944年。
安全ハーネスをつけていたら彼も助かったのに。
どう見ても世界征服を企むマッド・サイエンティスト。 防護マスクをつけましょう。
機会が動いている時にオイルを挿したり、掃除しようとしたりしたらこうなります。ヤコブ・ヤンスマ作、1949年。
安全に働こう。なんだか『シン・シティ』でイライジャ・ウッドさんが演じていた食人鬼ケビンを思い起こします。N・オルスイス作、1950年。
釘が出ていたらあぶな~い。E・ルカクス作、1953年。
いかがでしたでしょうか? これを見てみなさんも日頃の安全対策を見なおしてみるのもいいかもしれません。レトロで怖い安全ポスターを気に入られた方は、1920年代のソビエトの怖すぎる事故防止ポスターもどうぞ。
[All posters above are from Memory of The Netherlands via io9]
(abcxyz)
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