スペインの奇才アレックス・デ・ラ・イグレシア監督の最新作『スガラムルディの魔女』。
クエンティン・タランティーノ監督が絶賛した、『気狂いピエロの決闘』よりもさらに何だこれは! な内容が垣間見える本作の予告編、そして来日時の監督のトークショーの模様をご覧ください。
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男はヤワだからと女だけで我が道を行く魔女たちが、ある目的のために、さまざまな理由で女にうんざりした銀行強盗の男たちを捕らえ、利用しようとする、というのが基本のストーリー。
しかし、本当にすべての女性に贈って大丈夫なのか......?
何かと振り回されるキリスト仮装強盗の息子。彼が「選ばれし者」とはどういう意味なのか?
キリスト&緑色の兵士に仮装した強盗団と巻き込まれた運転手は、魔女の村「スガラムルディ」を通ることになり......
案の定生け捕りにされ、ゴス魔女がキリストメイクを落としたイケメンを弄ぶという状況に。
ぱっと見は普通な魔女たちですが......
彼女たちは人肉を食べます。一番左は『気狂いピエロの決闘』でも名演技を見せたカルロス・アレセスによる魔女装。
左から、子、母、祖母。
本作のヒロインである若いゴス魔女はとても嫉妬深い。
『気狂いピエロの決闘』でヒロインを演じ、本作でもヒロインを演じるカロリーナ・バングも登場した、アレックス・デ・ラ・イグレシア監督のトークショーの模様は以下。
「女は悪、男は馬鹿、悪は馬鹿よりはるかに良い」、「パーティーより葬式で笑うことのほうが意味がある」など、監督の言葉はどれも強烈です。
スタイリッシュかつわけのわからない、ホラーとブラックジョークにまみれた超展開が繰り広げられる『スガラムルディの魔女』のクライマックスは、まさに狂宴。ホラーファンならずとも一見の価値ありです。
『スガラムルディの魔女』は11月22日(土)より、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開。同じくアレックス・デ・ラ・イグレシア監督が手がけた、後頭部に鉄の棒が刺さってしまった男が金儲けの勝負に出る映画『刺さった男』も同時公開です。
(c) 2013 ENRIQUE CEREZO P.C., S.A.- LA FERME PRODUCTIONS-ARTE FRANC ECINEMA
(スタナー松井)
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