これには異議あり? それともなし?
裁判を題材にした大人気シリーズ『逆転裁判』ですが、そのオマージュ的な裁判ゲームが登場しようとしています。
それが今回ご紹介します『エイヴィアリー・アトーニー(Aviary Attorney)』。動物園などにある大きな檻や飼鳥園といった意味の「エイヴィアリー」と言うだけあって、登場するのは鳥類を主にネコやネズミなどの動物のみ。
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しかも、全てが西洋の古典的な百科事典に描かれているかのような、エングレイヴィング版画っぽいタッチで統一されており、不思議な高級感を醸し出しているのです。
ではさっそく、そのトレイラー動画をチェックしてみるとしましょう。どうぞ!
これはブッ飛んでいてユニークですね。ちょっと遊んでみたいかも? と、思った皆さま。ストーリーはこんな感じだそうです。
ここは1848年の革命を目前に控えたパリを舞台とし、罪人とそうでもなさそうな人々により、監獄が溢れかえっている世界です。
ある日、薄汚れ軽蔑されている飼鳥園の弁護士事務所では、ジェイジェイ・ファルコンとスパロウソンが、金儲けになりそうな依頼を受けました。それはブルジョア階級の仔猫キャタリン・デミャオウが殺人の容疑で訴えられており、デミャオウ不動産は彼女を無罪にするためならと多額の謝礼を支払うつもりでいるのです。
ファルコンはもちろんこれを快諾するのですが、誰かが彼の行動を阻止しようと陰謀を企てるのです...。
欧米で成歩堂龍一が「フェニックス・ライト」という名前から、この主人公は同じ鳥類のファルコンになったのでしょうね。なのでゲームプレイも本家『逆転裁判』と似ており、様々なキャラクターたちから聞き込み捜査をし、数々の証拠を収集して法廷に出向くのです。
特徴的な動物キャラクターたち
しかしこのゲームには時間制限が設けられており、証言や証拠集め、それに弁護や証拠提出なども正しいタイミングでこなさないといけないので、常に緊張感が漂っているとのことです。
実はこの『エイヴィアリー・アトーニー』、今はまだKICKSTARTERで製品化の資金繰りを始めたばかりで、ゴールは7000英ポンド(およそ130万円)を設定しています。
12月22日深夜の段階では、140名から2285英ポンド(およそ42万円)が集まっており、募集締め切りまで残りあと29日となっています。
もしも予定額を超過すれば、ボーナスで1章追加となったり、ストーリーの編集者を雇ったり、さらにライターを雇ったり、ドイツ語、スペイン語、フランス語への他言語化ができたりと、ゲーム内容が分厚くそして幅広くなっていく予定となっているようです。
そして、もしも15万英ポンドまで集まったなら、室内オーケストラを雇ってゲーム・ミュージックを全て生音で録音し、サウンド・トラックを充実させるとのこと!
リリース予定は2015年の6月。まだ半年も先の話ですね。ということでトリあえず、スズメの涙ほどのお金でもケッコーですので、出してみてハト思います。
It's Basically Phoenix Wright: Ace Attorney, But With Birds[Kotaku]
(岡本玄介)
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