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本編で良いレベルのラディッツを主役にした『ドラゴンボール』IF編
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本編で良いレベルのラディッツを主役にした『ドラゴンボール』IF編

2015-04-30 22:30
    DBZ IFストーリー


    PS2ソフト、『ドラゴンボールZ Sparking! NEO』に収録されているIFストーリーの動画が面白かったので、ご紹介いたします。悟空の兄、「ラディッツ」を主役にした話です。不遇すぎましたからね...。


    【大きな画像や動画はこちら】

    後に宇宙のヒーローにまでなる主人公悟空の兄という、これ以上ないほど恵まれた境遇にあったラディッツ。しかし、その後の戦闘力インフレやベジータによる「弱虫ラディッツのバカ」呼ばわりなどによって、さんざんな評価を受けるハメになってしまいました。

    そんなラディッツが、とある事故によって記憶を失い、悟空たちと穏やかな暮らしを始めるというのがIF編のストーリー。タイトルは、「運命の兄弟編」です。



    イイハナシダナー...。今となっては、これが本編でも良かったのではないかと思えるほどです。せっかくですので、簡単にあらすじをご紹介。

    ピッコロとの戦いで思わぬ苦戦を強いられたラディッツは、携帯していたサイバイマンを取り出します。しかし不良品だったらしく、ラディッツに飛びかかって自爆。


    不良サイバイマン

    ××産サイバイマンだったのでしょうか


    ちなみに、この時のラディッツの戦闘力は1500。ヤムチャが栽培マンの爆発でヤムチャった時の戦闘力が1480ですので、戦闘服がなかったらヤムチャって話が終わるところでした。

    戦闘に勝ったピッコロは、ラディッツが死んだと思ってその場を離れます。当のラディッツは、実は命こそ助かっていたものの、爆発の衝撃で記憶を失ってしまいました。兄弟そろって記憶喪失です。

    何も思い出せないまま、あてもなく地球をさまようラディッツ。偶然にも、悟空たちがいる亀ハウスにたどり着きました。


    あくまでも偶然

    運命(?)の再開


    そこに、生死の確認をちゃんと取ろうと思いついたピッコロも登場。ラディッツを倒すための共闘をしていないので敵のままなピッコロは、悟空ともどもラディッツを倒そうとします。

    しかし、ピッコロは先ほどラディッツと戦闘したばかり。悟空は見事な戦いぶりで勝利を収め、ピッコロは逃げ出し、ラディッツは悟空を父バーダックと勘違いしていました。


    バーダック?

    ダメだこの兄


    悟空の粋な計らいにより、ラディッツは記憶が戻るまで亀ハウスに住むことになります。さらに、またピッコロが来ても勝てるように、悟飯たちと修行にも励むことに。

    それから数日、再度現れるピッコロ。しかし、もともとはるかに戦闘力で上回るラディッツは、ピッコロを退けます。その時、ラディッツの口から「カカロット」という言葉が。


    カカロット

    戻りつつある記憶


    その後も、悟空たちと平和な日々を過ごすラディッツ。粗暴さは影を潜め、とても穏やかな生活を送っていました。しかし、悟飯との修行の最中、ついに記憶を取り戻します。


    思い出した

    よみがえる記憶


    記憶を取り戻したラディッツは、本来の任務(悟空を仲間に引き込む)のため、悟空にすべての事情を打ち明けます。しかし、本編通り悟空はラディッツとの同行を拒否。ならばと悟空と戦いますが、その言葉にはどこか迷いが。


    迷い

    原作では「死んでしまえ」とか言っていました


    本来はピッコロとの二人がかりで倒したラディッツに、悟空一人では勝ち目はありません。しかし、ラディッツはどうしても悟空にとどめを刺す気になれないのでした。

    「お前はもう悪人じゃねえ」「人殺しの戦いに意味なんかねぇ、今のお前には分かるはずだ」悟空の説得に、ラディッツは大きく動揺します。返す言葉の見つからないラディッツは、その場を逃げるように立ち去りました。

    自分の心境の変化に戸惑うラディッツ。しかし、その時衝撃の事実が。通信機により、今までの会話がベジータに筒抜けだったこと、これからベジータが地球に来ることが判明します。


    しまった

    「しまった」どころの騒ぎではない


    そこへ、またまたラディッツを倒しに現れたピッコロ。ラディッツはもはや小悪党みたいな扱いになってきているピッコロを圧倒しますが、やはりとどめを刺しません。「カカロットたちに、俺は地球を侵略すると伝えておけ」と言い残し、その場を去ります。

    しばらくして、悟飯、クリリン、ピッコロとともに現れる悟空。ラディッツは、「何度でも返り討ちにしてやる」と戦いを始めます。そう、侵略を口実に、これから来るベジータたちに対抗するための修行をつけているのです。

    互角の戦いの末、ラディッツは「この程度でベジータに勝てると思うな」と言い残し、悟飯をさらって逃げ出します。しかし、悟飯もまたラディッツが悪人ではないことを見破っていました。


    悪人じゃない

    純粋な悟空と悟飯には、分かるのでしょう


    ラディッツは、答えます。「はっはっは...サイヤ人だからさ...今更...過去の罪は償いきれんよ...」。

    そこへ、ラディッツの気を探り当てた悟空が現れます。さすがの悟空も、悟飯をさらわれて怒り心頭の様子。怒りのパワーで、ついにラディッツを打ち破ります。弟の成長を確認したラディッツは、今までの自分の間違いを認め、気を失ってしまいました。


    ラディッツの独白

    真の強さとは...


    そこへ現れた、死んだはずの父バーダック。


    偉大な父

    夢か、幻か


    そして語られる、迫り来る新たな恐怖。


    愛

    最初で最後の、家族愛


    果たして、家族愛に目覚めたラディッツが最後にとった行動とは? その運命は? 感動のラストは、ぜひ動画を見てその目で確かめてくれ(昔の攻略本風)! いやあ、これは確かに、ラディッツの評価が変わりますよ。

    さらに、別のIFストーリーもよく出来ていますので、併せてご紹介。まずは、ザーボンが主役の「美しき野望...編」。



    ドラゴンボールを自分で7つ独占する策を思いついたザーボンが、一人で暗躍するストーリー。そこそこマジメな話なのですが、なんとなく笑ってしまいます。原作の設定をうまく生かしており、こちらも完成度が高いです。


    クリリン

    なぜかザーボンたちと行動をともにすることになるクリリンも見どころ


    最後が、「激突!宿命のライバル編」。こちらは、誰にスポットライトを当てたというわけでもなく、純粋なIFストーリーという感じ。



    もしブウ編前の天下一武道会で、悟飯とビーデルが出場できなかったら...というストーリーです。


    悟飯...

    悟天、投石で兄をKO


    魔人ブウの復活は、運命次第で簡単に防げたのではないか? というお話。純粋に戦いを楽しむ、悟空とベジータの姿にも注目です。


    宿命

    「お前がナンバーワンだ」とはならなそうです


    どのIFストーリーも、本当によく出来ています。作者の、ドラゴンボール愛がひしひしと伝わってくるストーリー3本でした。


    ドラゴンボールZ Sparking! NEO IFストーリーを楽しもう! vol.1[ニコニコ動画]
    ドラゴンボールZ Sparking! NEO IFストーリーを楽しもう! vol.2[ニコニコ動画]
    ドラゴンボールZ Sparking! NEO IFストーリーを楽しもう! vol.3[ニコニコ動画]

    コンタケ

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    RSSブログ情報:http://www.kotaku.jp/2015/04/dragon-ball-if-story-of-raditz.html
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