最近の映画って、上映時間が長い気はしませんか?
『ダークナイト ライジング』が165分あり、話題になったこともありました。また、『トランスフォーマー』シリーズも続編が出るたびに長くなっており、『ロストエイジ』は165分あります。2時間半を超えると頭と目が疲れてくる、飽きてくるという人もいるのではないでしょうか?
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しかし、この程度で音を上げているようでは素人とでも言いたげな、挑戦的ともいえる上映時間の長さを誇る映画が存在します。
そこで今回はio9がピックアップした、史上最も上映時間の長い映画をお届けします。
■『Resan』873分(14時間33分)
ピーター・ワトキンス監督が1987年にリリースした作品。人々に、軍の用途と核兵器について質問し、考えを述べてもらう様子を撮影しています。
■『アウト・ワン:ノリ・ム・タンジェル』773分(12時間53分)
ジャック・リヴェット監督の1971年の映画。バルザックの『Histoire des Treize』がベースとなっている、「13人組」と呼ばれる秘密結社の存在を8つの異なるストーリーで語る作品です。
■『How Yukong Moved the Mountains(Comment Yukong déplace les montagnes)』763分(12時間43分)
フランスのドキュメンタリー映画のビッグネーム、ヨリス・イヴェンス監督による作品。1976年にリリースされた本作は、1965年(もしくは1966年)から1976年(もしくは1977年)まで続いた中国の社会的騒乱「文化大革命」の終わり頃、一般の人々に焦点を置いて撮影したドキュメンタリー作品です。
■『Ebolusyon ng isang pamilyang Pilipino』593分(9時間53分)
フィリピンのラヴ・ディアス監督が2004年にリリースした、あるフィリピンの一家の1971年から1987年までを描いた作品。
■『ショア』(米版503分~仏版613分)
1985年に公開されたフランスのクロード・ランズマン監督の作品。ホロコーストに関わった人々を対象にして行われたインタビュー集です。実際にホロコーストが行われた場所にも足を運んでいます。
■『鉄西区』551分(9時間11分)
2003年に公開された、ワン・ビン監督による中国の長編ドキュメンタリー映画。1999年から2001年にかけて撮影されたもので、中国の瀋陽にある工業地域の移り変わりの様子を、「工場」「街」「鉄路」の3部構成で描いています。
■『創造の写真劇』(8時間)
4部構成、合計8時間にのぼるクリスチャンフィルム。チャールズ・テイズ・ラッセル率いる、ペンシルバニアのものみの塔聖書小冊子協会によって作られた作品です。1912年から14年までの間に製作されたとされている本作は、初の音声付きスライド写真型カラー映画で、内容は創世記における創造の「7日間」は49000年に相当するという発想を含む、協会の信仰となっています。
■『ヒトラー、あるいはドイツ映画』422分(7時間22分)
ハンス・ユルゲン・ジーバーベルク監督のドキュメンタリー映画。「聖杯」「ドイツの夢」「冬物語の終わり」「われわれ、地獄の子どもたち」という4部構成で、ヒトラーの人となりとドイツ史が視覚的、音楽的、言語的に語られる作品です。
■『サタンタンゴ』432分(7時間12分)
タル・ベーラ監督によるハンガリーのアートドラマ映画。1994年に公開された本作は、クラスナホルカイ・ラースローによって書かれた同名の小説が元となっています。活気を失った村に住む、悲観的な人々の様子を描いた作品です。史上最も素晴らしい映画の一つという声もあります。
■『Cloth Peddler(Arşın Mal Alan)』(7時間)
1917年に公開された、アゼルバイジャンの有名な作曲家ウゼイル・ハジベヨフウゼイルのオペレッタを元にした、アゼルバイジャンのサイレント・コメディ映画。バクーを舞台とした、結婚願望のあるビジネスマンの物語です。
[via io9]
(中川真知子)
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