言葉や表現は、時代と共に変化していきます。一昔前までは「看護婦」や「父兄」という表現は普通でしたが、今はジェンダーフリー化により、「看護師」や「父母」に置き換えられます。
【大きな画像や動画はこちら】
日本でも、これまで放送禁止用語ではなかった言葉が放送禁止用語になっているなど、時代とともに表現は変化していくものです。
今回はboredpandaが取り上げた、アメリカの絵本作家Richard Scarryさんの『Best Word Book Ever』の1963年版と現代版の比較をご紹介します。
この半世紀の間で、どれほど表現が変化したのか、見てみましょう。
トップ絵は、左が1963年版で右が現代版。白○では、子供が女の子に、料理をしているお母さんにお父さんも加わっています。黒○の農家には女性が追加され、赤○の警察官は「policeman」から「police officer」という表記に変わりました。
お父さんだって料理する
台所にお父さんが追加されています。
あっさりとし記述に
「ハンサムなパイロット」がただの「パイロット」に変わり、「かわいいスチュワーデス」が「客室常務員」に変更されています。
なくなったものも
「叫ぶ美しい女性(beautiful screaming lady)」が「窮地の猫(cat in danger)」に、「勇敢な英雄(brave hero)」と「消防士(fireman)」がただの「消防士(fire fighter)」になり、「飛ぶ紳士」は完全に削除されています。
細かい変更も
「朝食ですよ、と呼ばれるとすぐに行く」が「朝食を食べに台所へ行く」と、かなり細かく表現も変わっているようです。
色々と入れ替わりが
輪になっている3人のうち1人が男の子になり、おはじきをしている2人は片方が女の子に、男の子が女の子を追う構図が逆に、ボール遊びの性別も逆になっています。
完全に消えたものも
インディアンはまるごと削除。
違う職種に入れ替え
「牛乳配達員(milk man)」が丸ごと「タクシー運転手(taxi driver)」に、「警察官」と「消防士」も先ほどと同じように変更され、なぜか笛がシンバルに、「カウボーイ(cowboy)」は「庭師(gardener)」と「科学者(scientist)」に変更されています。
動物も変化
「歯科医」と「歯科衛生士」の性別が逆転し、「歯科衛生士は虫歯がありません、しっかり歯を磨けば虫歯になりません」の文章が、「歯科医は虫歯を探し、歯科衛生士は歯の磨き方を説明します」に変更されています。
性別を意識させる表現が変更されているのはわかりやすいですが、中には「なぜ?」や「細かっ!」と感じるものもあったのではないでしょうか?
ソース:boredpanda
(イズミのブオ)
関連記事
- 確定申告を高速化! 全自動のクラウド会計ソフト「freee」で16連射すると...?
- コンビニで買える! 支払い地獄を避けられるVプリカギフトの天使な使い方
- スタートアップ企業がやるべき 「PRを駆使した伝え方」とは