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日本は中国の核兵器から、米国の「核の傘」で守られていると一般的には認識されています。しかし「核の傘」など、はじめからありません。(『21世紀の戦争と平和』から)
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日本は中国の核兵器から、米国の「核の傘」で守られていると一般的には認識されています。しかし「核の傘」など、はじめからありません。(『21世紀の戦争と平和』から)

2016-08-17 07:34
  • 8

「日本は核の傘によって、ロシアや中国の核兵器から守られている」と言われるのを、私たちはよく耳にします。

 ここでいう「核の傘」とはなんなのでしょうか。

 もちろん、文字通りの「傘」が日本上空に漂っているわけではありませんし、ロシアや中国が撃ってきた核弾頭ミサイルを撃ち落とすシステムがあるわけでもないのです。日本を攻撃する中距離弾道ミサイルは、秒速二〇〇〇メートルから三〇〇〇メートル、長距離弾道ミサイルにいたっては秒速七〇〇〇メートルの速度で落下してきます。これを撃ち落とすことなど、現実的にありえないのです。

「核の傘」は次の手順を踏みます。

①特定の紛争で日本が中国に合意しないと、中国は日本に「核兵器を撃つぞ」と威嚇する。

②日本は米国に「中国から核兵器で脅迫されている。助けてくれ」と頼む。

③米国は中国に「日本を核兵器で脅すのを止めろ。日本を核攻撃したら、その報復に中

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「核の傘」なんて有り得ないことは、普通の知能を持っている人が考えれば、すぐに気づくはずだ。
ところが日本の、特に自民党のお偉方は、完全に信じているからややこしい。
それは、ジャパンハンドラーたちによって洗脳されているためだ。
ジャパンハンドラーは、まず外務省の官僚に「核の傘」の重要性を説明した。幼稚園から大学まで、先生の話を「全て真実」と信じることで優秀な成績を続けてきた官僚たちは、何の疑いも持たずに信じた。そしてそれを閣僚に説明した。頭の良さで閣僚に引け目を持つ大臣たちは、それを信じてしまった。
「自分の頭で考える力」を持つ人物が、政治家になれる選挙制度に変えることが必要だ。
そのため、日本でもディベート教育を始めるべきだ。

No.1 100ヶ月前

「核の傘など始めからなかった」というお話は実によく理解できます。なのにヒラリー・クリントンやジョン・マケインがプーチンをヒトラー扱いし、「核戦争も辞せず」とすごむのは一体どういうことなんでしょうか。北朝鮮の宣伝機関が「ソウルを火の海にする」という類の粗悪な「狂人の理論」を応用した口げんかの一種でしょうか。いや、そんな理論じゃない。私は精神の異常性をマケインやヒラリークリントンの言動に感じるのです。

でも、21世紀に入っての米国の戦争は本質的に変わってきたと思います。米国はアルカイダやイスラム国や無人機ドローンを使った陰湿な戦争をすることにいやに熱心です。この陰湿な戦争に西側の中から非を唱える有力な動きが見られない。困ったことです。中国やロシアに頑張って貰って米国のやくざまがいのテロ行為を止めて欲しいと願うばかりです。

No.2 100ヶ月前

>>2
ソウルを火の海にする、というのは南北間の
当局者会談で北朝鮮の言動に業をにやした
韓国の当局者が、北に対して「我々の忍耐にも
限度ある」と凄んだのがきっかけです。

それに対して「忍耐できなければどうするというのか、
我々を攻撃すればソウルも火の海になる」と応じたのが
実態です。

マスコミがよくやるように前後を省いて「ソウル、火の海」
だけが日本のメディアに喧伝されました。
それにしても「する」ではなく「なる」です。

No.3 100ヶ月前

>>3
なるほど。そうですか。ありがとうございます。

No.4 100ヶ月前

>>4
最近で言えば、「人を殺すための予算よりも、人を救うための予算を」
という極めて真っ当な主張を袋叩きにして「人殺し予算」と言い換えられ
ましたね。

マスコミって本当にタチが悪い。
当該議員を更迭した共産党も情けない。

No.5 100ヶ月前

孫崎先生ののご説明の中で;
「核の傘」は次の手順を踏みます。
①特定の紛争で日本が中国に合意しないと、中国は日本に「核兵器を撃つぞ」と威嚇する。以下略。
とありますが、そもそも中国は「核の先制不使用」を宣言しているのではないですか?だとすれば「中国は日本に”核兵器を撃つぞ”と威嚇する」事は有得ないのではないですか?つまり中国は常に一方的に核先制攻撃を受けるリスクを負っており、その様な不利を覚悟で「核の先制不使用」を宣言する事は大変重みのある言葉ではないか。アメリカ(オバマ政権)も見習うべきは当然で、ましてや日本はアメリカのその様な宣言を強く支持すべきにもかかわらず、真逆な事をやっている。それとも中国の「核先制不使用宣言」など頭から信じていないと言う事でしょうか。
そもそも日本が(可能性としては北朝鮮から)核攻撃を受け、その直後にアメリカが核報復攻撃を行ってももう遅く「核の傘」は存在しないわけだし、やはり「核先制使用」しか「核の傘」にはなり得ない訳か。

No.7 100ヶ月前

核の先制不使用とは多分に政治的な言葉であって
軍事的には何の意味もある言葉ではありません。

世界で唯一他国に核攻撃を行い、大量殺戮を行った
米国の居心地を悪くするための言葉であって、
中国は、別に通常兵器による攻撃ならば、俺たちは
決して攻撃した国を核攻撃することなく滅びるつもり
だと宣言したわけではありませんし、それを信じて
中国を通常兵器で攻撃する国もないでしょう。

長い間、通常兵器に関しては世界一の規模を保持してきた
米国にとっては、核先制不使用こそは最もありがたい
宣言であって、すすんでやりたいことのはずであったと
思います。

しかしそれをすれば核使用は道義的に間違っていると
世界に宣言することでもあります。

オバマが本当に核先制不使用宣言をしようとしたのなら
彼はヒロシマ、ナガサキを作り出した祖国を恥じて
それを間接的な謝罪に変えようとしたのだと思います。
それしか考えられません。

それをよせといった安倍って,,,


No.8 100ヶ月前

>>8
なるほど、良く解りました。

No.9 100ヶ月前
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