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カズオ・イシグロがノーベル賞受賞。作品は「わたしを離さないで」等。イシグロは、一応英国社会でエスタブリッシュメントに入っていると思うが、一般大衆からはアジア人という差別を受ける。この弱者の心情を、題材を変え描き切っている。
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カズオ・イシグロがノーベル賞受賞。作品は「わたしを離さないで」等。イシグロは、一応英国社会でエスタブリッシュメントに入っていると思うが、一般大衆からはアジア人という差別を受ける。この弱者の心情を、題材を変え描き切っている。

2017-10-05 21:28
  • 15

1:事実関係:

スウェーデン・アカデミーは5日、2017年のノーベル文学賞を、長崎県出身の日系イギリス人で作家のカズオ・イシグロさん(62)に授与すると発表した。代表作は映画やドラマ化された「わたしを離さないで」。授賞理由は「彼の小説は、偉大な感情の力をもって、我々の世界とのつながりの感覚が、不確かなものでしかないという、底知れなさを明らかにした」とした。

イシグロさんは海洋学者の父の仕事のために5歳で家族とともに渡英、英国籍を取った。一貫して英語で執筆する。「日の名残り」(1989年)で英国文学界最高の権威であるブッカー賞を受賞(毎日新聞)。

2:評価

(!)イシグロ本人は一応英国社会でエスタブリッシュメントに入っていると思うが、彼はエスタブリッシュメントにいながら、弱者の視点でものを見れることである。イシグロは英国社会で如何に恵まれた環境にいても、階級、人種意識の

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他5件のコメントを表示

>>2
で、疑問に思うのです。あなたの文章とイシグロさんの受賞との関係が一体何なのか?そしてもう一つの疑問は、あなたは会社生活を実際にはなさっていないのではないかと、つまり、頭の中で考えた文章だとお見受けします。どこが可笑しいか具体的に指摘するまでもないことだから敢えて書きませんがね。

No.6 85ヶ月前

>>6
優秀なクローン人間を作る施設と臓器を提供する関係を、体制に都合の良いように教育された若者が、会社という社会に入って、脱落していく人もいれば、本来持っている心の純粋性を失って汚染された心(臓器を失う)で生きていく関係に置き換えただけです。そんなのはお前の頭の中で考えたものだといえば、その通りですが、どのように消化するかは、個人個人に与えられるものではないか。間違いだというのであれば間違いだといわれても、かまいません。

No.7 85ヶ月前

>>7
肝心のかなめの私の質問、あなたの文章とイシグロさんの文学とどういう関係性があるのか?、をお尋ねしているのに全く答えようとしてない。どうなっているんですか?

No.8 85ヶ月前

>>8
孫崎さんのご投稿に従って、
「わたしを離さないで」という作品に対して私がどのように受け取ったかを話しているのであって、文学とは関係ありません。

No.9 85ヶ月前

>>9
では冒頭そう述べてあなたのロゴスを展開すればよいのじゃないですか。それと、誰かさんみたいに言葉尻をとらまえて困らす趣味は全くないのですが、わずか三行のあなたのこの文章なんですが、いろいろ気になるんですよ。「わたしを離さないで」という作品は文学作品です。文学作品は文学です。何故、「文学とは関係ない」ということになるのか?私の頭が可笑しくなりそうです。それがあなたの狙いですか?

No.10 85ヶ月前

>>10
「わたしを離さないで」という作品に対して、私の見方考え方をお話しているのに、イシグロさんの文学とどういう関係があるかと、問われるので、文学論のことを言っているのかと思い、文学とは関係ないと申し上げたのです。あなたが混乱させているのでは。

No.11 85ヶ月前

>>4
いい方法を教えてあげましょう。
英語の本をいきなり手に取ることはせず、まず
日本語訳を読みます。

そして中身が十分頭に入ったところで原書に取り掛かります。
日本語訳をかたわらに置いたままで。
英語の理解度がある程度ある人ならそれで十分読めます。
何しろもう頭に入っているのですから。

それを何度もやっているうち新聞くらい楽に読めるようになりますよ。
わたしがそのやり方で初めて英語の本を読破したのは
華麗なるギャツビーでした。
学生時代でした。

スラングがバンバン出てくるような内容は避けてください。
米国作家よりイギリスの作家のほうがよいかも。
イシグロは読んではいないのでなんとも言えませんが。

No.13 85ヶ月前

日本の文学作品の英訳ならもっといいかもです。
たくさんありますよ。
コスモポリタンな作風がオススメです。

最近、孫崎さんが取り上げられた「野火」など
どうでしょう。
短い小説ですし、わたしもお薦め。

No.14 85ヶ月前

ノーベル賞に大騒ぎする日本人には哀しいばかりですが、それはさておき、かつて孫崎さんのご講演で知ったのがきっかけで「わたしを離さないで」を読みました。ダメ出しされた映画は見ていませんが、何故か以前見た、メキシコの食肉処理場で毎日のように牛を銃殺するのが仕事の人物を淡々と追った映画が頭を過ぎりました。小説の彼らも「何故抵抗しない?!」と問われたところで答えようがないと思う。職場で理不尽な目に遭う場合ですら逆らうのは容易でない。記者会見でのイシグロ氏の言葉-自分の小さな生活における責任がどう始まり、どう終わるのか。考えることを全くしなくなれば、いつか大きな事故が起きてしまう-「わたしを離さないで」も根底にはそのスタンスがあったのだろうと今にして思う。

No.15 85ヶ月前
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