南北首脳会談が開催される。

本来は、南北首脳間で緊張緩和に向けての行動がとられれば、朝鮮半島に平和が来たと言えるべきである。

 だが今日の現象はそうではない。

 米国は、必要なら、韓国、日本の同意なしで軍事行動をとると述べている。

 トランプ大統領にとって、北朝鮮問題は魅力がある。戦後、「現職大統領として初めて北朝鮮と交渉」、「悪の枢軸の北朝鮮を抑え込んだ」、これらは選挙民の支持をえる可能性がある。

 しかし、トランプ政権内はより具体的な要求を行っている。

 米国政府はこれまで様々な場で、米国の要求は「最終的、不可逆的、検証可能な非核化」と述べている。具体的には、ハリス太平洋軍司令官は三月一五日、議会で証言し、米朝首脳会談について「結果について過度に楽観的にはなれない」「完全、検証可能かつ不可逆的な非核化」が必要だと強調した、

 ボルトン国家安全保障補佐官は