私は今大塩平八郎著『洗心洞箚記』を読んでいる。大塩平八郎は、大坂町奉行所の元与力で、天保8年(1837年)に反乱を起こしている。私が大塩平八郎に関心を持ったのは、三島由紀夫の言葉による。
英国の日本研究学者にアイヴァン・モリスという人物がいる。彼の著書『光源氏の世界』は英国でダフ・クーパー賞を受賞している。ダフ・クーパー賞は文芸評論、歴史等の著作に毎年一名が受賞している。彼は源氏物語に精通している。
三島由紀夫はこのアイヴァン・モリスに、「もしも西洋人が日本精神の本質を理解したいならば、日本人の持つ勇健精悍なたけだけしい英雄の典型として大塩平八郎を研究したらよい。日本精神とは王朝女官の日記や優雅な歌と歌とをかわすならわし、あるいは儀式的なお茶会などだけで代表されるべきものではない」と述べている。
私はこの発言に興味を持ち、大塩平八郎を少し、学び始めたのである。
アイヴァン・モリスは「大塩
孫崎享のつぶやき
随想51:大塩平八郎著『洗心洞箚記』:「無能な役人が、賄賂を貪る役人よりも害を及ぼす事はより深刻」
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コメント
コメントを書く幕府奨励の「朱子学」:権威や序列を重んじるのでなく、「心即理」、「知行合一」の「陽明学」を信奉していた。
「心即理」は心の完成度如何によっては非情に危険な思想になる。
主な言葉を拾ってみると。
①友人になりたいと思った相手に対して何らかの邪心を抱いているならば、親しくすべきでない。
②山中の賊に克悦つことは易く心中の賊に克つことは難しい。
③自分自身の本性に欺いて勝手に自己満足していてもいずれ人様に見抜かれてしまう。
大塩平八郎は、大阪の奉行所で上司が矢部氏の時は理解があり意見が取り入れられたが、跡部氏に代わり意見が取り入れられなくなり、自分にも他人も厳しくどこまでも誠心誠意を尽くそうとする「強情な性格」が災いしたという見方もできる。
我々もサラリーマンであれば上司に恵まれる場合もあるが、恵まれない場合もある。いずれも自分の考え方次第であり、自己主張を強めれば、組織、社会、国家が「敵」になってしまう。
中途半端な「心即理」は独りよがりの自己主張の延長線上になるといえる。
プロ スポーツチーム等の監督ならば、その手腕、結果は厳しくチェックされる。無能で連戦連敗ならサポーターも黙っていない。即刻クビだ!
旅客機の機長ならば、機体を制御できない無能な機長などあり得ない。墜落するからだ!
だが、役人(指導者)の無能によって生活に害が及んでいることが解る脳力を持つ大衆が日本には極端に少ない。「風が吹けば?」「葉っぱが揺れます!」と答えるだけだ。これが一つ。
そして、権威を持った側がやることには、たとえ納得がいかなくとも、いちいち考えずに黙って従うよう、物心付く頃から刷り込まれているのが日本の大衆だ。日本の中学、高校の授業中、教師の説明を遮って質問する者など今も皆無でないか。
かつて、ジャズ系 人気グループの来日公演を中野サンプラザ史上 五本の指に入ると言われた素晴らしい音響で堪能できた。PAシステムを丁寧に制御していたからだ。それから数年後、再来日公演のチケット取るのも難しくなったが、簡易保険ホール、中央・前から5列目を確保した。しかし、案の定、サイテーの音響であった。当時、大ホールでの この手のライブは大音量で圧倒するのが定番で、回り込みやすい低音のドラムとベースに他楽器が常に掻き消されていたからだ。だが、聴衆は皆 熱狂していた。隣席の人に「ギターもピアノも全然聴こえないよね」と不満を言うと「こういう感じ(音響)が このバンドの持ち味なんじゃないの?」と満足気な表情だった。
先日の生放送で以下のご発言があった-
「ファイザーのワクチンの危険性も、あるかもしれないが、学問的に危険だと明確に述べるだけの知識がない」
「アメリカにも行きたいと思うことからも、ワクチンは打つ方向で考えている」
後者はワクチンを打たないで欲しいとのコメント(← 私でない)へのご返答だった。孫崎さんにコロナに罹って欲しくて そう書込まれたわけであるまい。米欧製ワクチンが極めて危険とのご認識故だろう。私もそう思う。
この件につき、岡田正彦・新潟大学名誉教授のHP、「新型コロナのエビデンス」
http://okada-masahiko.sakura.ne.jp/#top2
に以下がアップされている-
Q12 ファイザーワクチンはなぜ致命的な出血を起こすのか?
A ファイザー社・モデルナ社のワクチンが、副作用として致命的な出血(免疫性血小板減少症)を起こすメカニズムが明らかになりました...そのために起こる病気として現時点で確認されているのは脳出血など、出血をともなう病気です...もっとも懸念されているのは、若い世代がワクチン接種を受けたあと4~10日で発症する心筋症で、すでに多数の報告例があります。心不全、不整脈などの症状が現れ、死に至る可能性があります...私の予測を遙かに超えたレベルで、改造mRNAが危険なものであることがわかってきました。ワクチン接種は直ちに中止すべきです。NHKなどのテレビ番組で無責任な発言を繰り返す専門家、ノーベル賞先生には、ワクチン接種をなぜ勧めるのか、その科学的根拠をまず示してほしいものです。
http://okada-masahiko.sakura.ne.jp/paltelet.mp4(動画による説明)
他に、Q10 なぜ医師はワクチンについて正しい知識を持てないのか?━この項も見過ごせない。カンタンに言えば、日本の学者が「米国に抵抗して いいことは なにもありませんよ」に堕ちているのと一緒だ。「製薬企業に抵抗して いいことは なにもありませんよ」ということだ。
飢饉は江戸時代の頻繁に起こった最も深刻な災難だった。それを放置した当時の権力は無能の権化だ。
現代日本が抱える飢饉相当のリスクは何か?と言えば、次の二つじゃないだろうか。
極東で勃発する戦争と今展開中のワクチン全体主義。
前者だが、バイデンが元々無能なのについ忘れちまって、極東の無能な菅氏を呼びつけて、中国との戦争を高らかに謳いあげた。当然、中国の強烈な反撃を喰らい、戦争は遠のいた。無能ゆえの「好結果」ではないだろうか。
問題は後者だ。日本の権力者の科学無能にはあきれる。世界の一流のウイルス学者がワクチンは不妊のリスクありと言っているし、一方、イスラエル政府は、若い人への接種に心筋炎のリスクありとの警告を発しているのだ。今からでも遅くない。若い男女の接種は止めるべきだ。若い男女にはワクチンを上回る自然免疫が神よりさずけられているのだから、猶更のこと性質が悪い。この無能は万死に値する。
>>1
いやはや、参りました。貴殿の処世術。
日本人の主流的思考。
自民党と言うコーポレーションの所属員のサイコロジーを窺い知るビックデータの部分だと思って興味を持って読んでます。
>>6
そのサイコロジーとは「廉恥」という概念が全く無い集団思考だとの私なりの仮説を立証する材料を貴殿が提供しているのです。
私の研究に材料を提供する貴殿のご投稿は私にとってはありがたい存在です。
>>5
追加
これは私の勝手なスペキュレーション。科学でない私の単なる恐れ。
新型コロナが人工ウイルスであることがほぼ判明した。
人工物は自然には勝てない。朽ちる。これは一般の原則。
新型コロナは今、旺盛だが、自然の淘汰に遭い徐々に弱毒化し消滅するだろう。
予防治療の為にはその武器とまるのは人間の自然免疫を強化する或いは自然免疫強化を促進する治療薬ないしワクチンではないだろうか。
新型コロナの遺伝子の一部を筋肉注射して、抗体を人工的且つ強制的に生産するのは自然免疫体系に対する冒涜にならないだろうか。