孫崎享のつぶやき
今日の台湾・ウクライナ問題の基本構図:2000年頃、米国の一極支配=「世界全体が実質的な米国勢力圏に」→米ルールで行動を強要。逆らえば、公然たる体制変革も(鳩山政権)。→中露が反発。米指導者壮大な野心持っても、実現する手段少→大きな結果は期待できず、
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コメント
コメントを書く資本主義が勝利した冷戦後、カネでカネを稼ぐアメリカ式金融資本主義がヘッジファンドや投資銀行を通じて世界を席巻している。そして、金融資産が実体経済の5倍以上との結果になり、そのマネーが株式市場・特にIT株に流れ込んでいる。また90%以上の実体経済で働く労働者と株で稼ぐ一部富裕層との資産格差が広がっている。基軸通貨のドルが水膨れしている状況下で、各国の通貨も水膨れしていて、かろうじて為替相場が維持できている危険な状況となっている。
通貨100年説との理論がある、1381~1494年(ベネチア、ドゥカード・金貨)、1494~1609年(スペイン・ポルトガル、多種の金銀貨)、1609~1713年(オランダ、バンコ・クルデン)、1713~1815年(英国・フランス、ポンド・リーブル)、1815~1919年(英国、ポンド)、1919~?(米国、ドル)。
この説から言えば、ドルが基軸通貨としての地位を失うか、もしくは他の通貨との共存となることになる。
現状を見渡すと、ドルに代わる可能性があるのはデジタル通貨であり、中国政府保証のデジタル元ではないかと考えられる。米中問題の本質は基軸通貨にあるのではと疑っている。
> 中国とロシアは、アメリカの利益と衝突するとしてもパワーを行使
それだけのパワーが有るから━だけでないだろう。
「ロシア人はとても辛抱強く、プライドが高いのです。他の国の支配の下では生きて行けません」(The Putin Interviews/O.ストーン)
恐らく中国も同様で、両者の人生観/価値観はアングロサクソンのそれとは相容れないからに違いない。他方、日本は-
「一般の日本人にとっては、生計が保たれていければ、それまでのボスが別のボスに切り換わっても別に大したことではない」(マッカーサーからの報告/トルーマン回顧録)
「一般の」は不要だろう。コンニャク、クラゲ、アメーバ...生き抜くための戦略としては それもアリかもしれないが、カッコ悪いのでないか。
<軍事力だけでは米中に対抗できないロシアのあがきが始まっている。>
軍事力だけでは中小国に力を誇示できない。経済的基盤が欠かせない。米国、中国に伍していくためには経済的支援なしでは中小国が動かない。経済的利益の大きい方にすり寄っていくのでしょう。
プーチンの戦略は、①戦争に突入しロシアの影響力をなくすか、②中国の影響力の中に組み入れられるか、③EU諸国と歩調を合わせていくかの3通りが頭に浮かぶ。
北朝鮮も同じであるが、ロシアも「人権と国民主権」を重視した米欧日と友好関係を結べば、経済の発展が期待でき国民の民度が急速に上がる。プーチンと金正恩が独裁的思考を脱皮し国家国民本位になれば理想的である。
中國の軍事力、経済力が米国を数年先に上回ると見ている経済学者がいるが、市場経済をやめた中国が民主化に向かわない限り、国民一人当たりの所得が上がらず、雇用、高齢化による福祉面の支出が飛躍的に増えるのでしょう。現在のGDPの中身を見ていけば、インフラ投資が30%を占め、地方の税収の多くを占めている状態では、デッカップリングが進んでいけば、中国の経済はかなり厳しいものになっていくでしょう。経済が厳しくなれば自ずから中小国に対する影響力が少なくなっていくということである。
ロシアの動向がどのように動いていくかが中国の衰退にもかかわってくるのでしょう。軍事面でNATOに対抗するロシアに
協力しなければ、中国にとってマイナスになるのでしょう。
私は米国の社会科学者を信じません。日本の国際政治の学問も胡散臭いと感じてます。その理由として、米国の権力の本質をつきつめ相対化し客観的に批判する立場を取らないからです。このような状況では米国からも日本からも国際政治面での上級の理念を生む出すことは難しい。
去る2月4日にプーチンと習近平が共同声明を発表した。米国はともかく隣国の日本では声明の全文をテレビマスコミは国民に伝えるべきだ。しかし、伝えて無い。隠している。隣国に対して日本のメデイアとして失礼にならないだろうか。これは推測だが、中南米諸国、アフリカ諸国、アセアン諸国、大ユーラシアではメデイアは国民に伝えているだろう。
この声明は
1.民主主義はG7の専売特許でないと言い切っている。それに伴い、国連憲章を守り、民主主義であるかどうかは、各国の人民の判断に任せるべきこと。
2.平和、発展、協力を強く打ち出し、戦争、破壊行為を否定していること。
3.中国人民が唱える人類運命共同体をロシアが積極的に評価していること。
等々強調されていて、台湾、ウクライナで戦争行為を目論むG7とは大違いだ。
私はこのサイトで何度も言って来たが、米国の軍産複合体、遺伝子組み換え食物、ワクチンで世界を支配し、米軍事産業、米農業、製薬業の利益の極大化を最終目標にするワシントン政治に未来は無いことを改めて確認したい。
西欧諸国はそれに気が付いて来ているように見えているが、日本、カナダ、オーストラリアは反動的に動いている。これら諸国は大きな代償を払うことになるだろう。
>>4
実に面白いCHANGEさんの小説。幻想というべきでしょうか。現代を三国志にしたいんですね。でも、残念でした。本当のことは今日の私の話です。熟読なされ。
心配なのは、自民党員とファン全体がCHANGEさんみたいに考えているのではなかろうかということです。日本全体がなんだか天皇家から末端の私たち大衆まで奇妙な変貌を繰り返しているように見えますが、貴殿には正常に見えてますか。
>>4
changeさんの問題点は現状認識がうまくできていないことです。
冷戦終結後、NATO入りを望んだ新生ロシアに対して米国はそれを
拒んだ。
米国との和解、朝鮮戦争の正式な終結、外交関係の樹立を熱望した
「北朝鮮」に対してもそれを拒みつづけてきた。
そればかりか米韓合同軍事演習で脅し続けた。
敵がいてほしいからです。
それがちゃんと世界を見ていればちゃんとわかる世界の現実です。
なのにchangeさんはロシア連邦や「北朝鮮」が好んで米国と敵対して
いるとの認識です。
それでプーチンやキムジョンウンが欧米と友好関係を結べば経済が発展し
人民の民度も上がるなどと意味不明のことを書いています。
みたいものだけを見て、見たくないものは見ないひとはほんとうに困りますね。
北朝鮮の核開発はすべて米国の責任です。