米国、及びEUは各々対ロシア対抗措置を発表した。朝日新聞は「米、ロシアに制裁」「資産凍結・ビザ発給禁止」とし、「踏み込んだ米」と見出しをつけているが、この評価は違うと思う。「言葉は大きく、実際は少なく」が実態だ。 中身を見てみたい。

・オバマ米大統領は、ロシアによるウクライナの主権と領土統一の侵害に対し、広範な措置をとる。

・)米国務省はウクライナの主権と領土統一を侵害する一定の政府関係者及び個人に対するビザの発給を制限

・米大統領に基づく制裁を発動。ウクライナの承認をうけずに、ウクライナの民主的な意向を損ない、平和や主権を脅かす特定の個人及び機関の資産を凍結する、

・財務長官に対し、国務長官と協議しながら、この命令を遂行する権限を与える。

 資産凍結やビザ発給停止と書いてあるから、大きい措置に踏み切ったという印象を与える。

 しかし、イラクやイラン等のケースでは国