日本では日米は共通の価値観で米中より関係が強いと言う考えがあるら、米中の首脳間交流は極めて緊密なものとなっている。
「ミシェル・オバマ米大統領夫人は19日からの中国訪問で、習近平国家主席の彭麗媛夫人から歓待を受ける。
米大統領夫人が2人の娘と母親を連れ、一つの国に1週間滞在するのは異例だ。
ベン・ローズ大統領副補佐官(戦略広報担当)らによると、滞在中には彭夫人自身の計画で丸1日もてなす日がある。ミシェル夫人は20日に北京に到着、26日まで陝西省西安市、四川省成都市を回る。北京では彭夫人とともに、現地の高校などを訪れ、夫人と内輪の夕食会を共にする。
現役の大統領夫人が夫抜きで訪中するのは、江沢民ジアンズォーミン政権時代の1995年、ヒラリー・クリントン元大統領夫人の例がある。ただ、国連主催の世界女性会議に出席するためで、中国滞在は2日間のみだった。」(20日読売)
娘二人と、ミシェルの
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日本では、日米は共通の価値観で結ばれているから、米中より関係が強いと言う考えが支配的である。
しかし、今や、中国は日本を追い越し、世界第2位の経済大国となり、米中の経済関係のほうが日米のそれよりも大きいから、米国にとって、日本よりも中国の重要度が上になっていることは、孫崎先生の「不愉快な現実」に詳しい。
クリミア問題でも、日本は蚊帳の外であったことは孫崎先生のつぶやきで知った。
現実を直視できず、孤立化が進んでいる。ジョン・W・ダワー、バガン・マコーマック著「転換期の日本へ」(NHK出版新書)は、「まだ『対米従属』を続けるのか?」と提言している。
靖国問題、従軍慰安婦問題、特定秘密保護法、消費税増税、労働法規制緩和による派遣労働の常態化・若者の貧困化、解釈改憲による集団的自衛権容認による憲法破壊など、安倍内閣と日本の生きるべき道との矛盾がますます大きくなっている。団塊世代の僕も、のんびり隠居している暇はなく、声を上げ、行動しなければ、孫崎先生のつぶやきを指針として。
オバマは相手が中華人民共和国ならふつうに平衡感覚のとれた国益外交が
できる。
なのに相手がロシア連邦だと冷戦時代に刷りこまれた反ソ主義から一歩も
抜けだせず、国益をおおきく損なってる。
オバマだけでなくおおきく世界の大勢、日本のマスコミなどヒステリックな
冷戦時代の反ソ主義そのままの論調だ。自国益も無視。
米国がイラクに侵攻したときの自分たちの論調を思いだせば、恥ずかしくて
国際法などということばはなかなか使いにくいと思うのだけど。
だからプーチンに「かれらが世界には国際法が存在することを思いだしたのは
とてもよいことだ」とからかわれる。
オバマ夫人が中国で歓待されたことがそんなに羨ましいのかね、孫崎くんよ。(Sigh.)
まあ、考えてみればアメリカで対日宣伝活動に従事して夫の蒋介石のために米国と軍事援助を引き出すのに成功した宋美齢が蒋介石と結婚したときはニューヨークタイムズの一面を飾ったというから、オバマ夫人もそれを真似して今度はアメリカのために中国に媚を売っているつもりかも。