3月30日東京新聞は次の報道を行った。
「30日発売のドイツ週刊誌シュピーゲルは、米情報機関の盗聴行為などの 是非を判断する米秘密裁判所「外国情報監視裁判所」が、国家安全保障局(NSA)に対し、日本を監視対象とすることを許可していたと報じた。」
米国NSAによる日本への盗聴はこれまでも幾度となく報じられてきた。
各国はNSAによる報道がなされた時には反発した。
メルケル首相は、オバマに直接抗議を行い、オバマは「今後行わない」と確約した。
オランド仏大統領は10月21日、オバマ大統領に電話で抗議し「同盟国、友好国間のこのような行為は容認できない」とし、情報収集については両国間で範囲を限定すべき「このような状況では正常な米仏関係は持てない」と抗議した。
メキシコ大統領は訪米を中止した。
「自分の国が盗聴されてれていれば抗議する」それは独立国として当然のことだ。
これに対する日本の
コメント
コメントを書く敗戦後、日本は日米安保条約を結び同盟関係にあり、その後独立国として国際的に認められたことになっている。
しかしながら、安倍政治の粗雑な外交によって、また、東京新聞が伝えるように、同盟国でありながら盗聴されるというスノーデン氏の情報によって、国際政治の場での日本の立ち位置が明確化されたといえます。
はっきりしていることは、日本が戦争できる兵力を確保することは、世界各国だけでなく、米国も反対していることである。はしなくも,安倍総理の靖国参拝で明確化されたし、盗聴で米国に信用されていない子供扱いの国に過ぎないことが、判明したのです。これで怒らない国日本は、かえって不気味ですらある。実現は無理でも、少なくとも独立国の最低条件であるYES,NOをはっきり言える国になりたいものです。
できないことをどうしてできないと責め立ててもしかたないでしょう?今回はほぼ無害だし騒ぎ立てる必要はないと思いますよ。でも確かに日米関係がどのようなものであるかということはよくわかりました。でも抜け出る環境が整えば、抜け出たいんだと今でも信じていますよ。ただその環境がどのようなものであるか、それはそのときの首相の判断ということでしょうね。でも日本はこのままではいけない。日本本来の良さがすべて奪われています。それからあまり保身にこだわらない方がいいですよ。それはみっともないことです。
もちろん、理想を語るのは容易いのですが、お互い抱えている課題を克服することの方が先決という気もしますね。長期的な展望、現実的な解決策、どちらも大切にしてこれからもうまくやっていくことです。とにかく怒りは感じませんでした。現実的な次善策は必要と思いますよ。
普天間へのオスプレイ配備の際、野田首相は米政府にはとやかく言えない旨発言したが、実は「日米地位協定に則って、配備には抗議しない、それでOK」という情けない日本側の事情故だった。
盗聴の件も、ひょっとしたら米国に抗議できないよう密約か何かあるのではないか。いずれにしても、この政権も米国隷属だけはプロの域に達している。ここ最近、日本の右傾化が進んでいると言われるが、その最右翼のはずの政府が米ポチ。親米右翼?もう「右傾化」とは別の言葉が必要と思う。
昔は日本人をエコノミックアニマルとか呼んで揶揄する向きが国際社会にありましたが、それでも食べることが大事だという意味で東南アジア人や中国人からは尊敬されていました。何十年か前に広東省の田舎でトイレを借りたことがあるのですが、「日本人が出来るんだ。俺たちも頑張ろうぜ」という意味の漢文の落書がありました。
野田政権の「尖閣国有化宣言」の後、国際社会に於ける世論の動向を注視してきましたが、尖閣の領有権に関しては、中国の正当性に軍配が上がっているように感じます。そして、靖国参拝以降その傾向は決定的になったように思います。更に、今回の習近平の欧州訪問は対日本外交戦でポイントを更に大きく獲得したと思います。
日本は異様な国になったしまいました。米国にしてみれば、理解に苦しむ日本だから盗聴したい第一の国であることは間違いないですね。政府高官が「安重根がテロリストか英雄か」をめぐって本気で喧嘩してるんですよ。日本に知性のみならずプライドも国威もあったもんじゃないですよ。でも、周囲にしっかりした主権国家があり、世界のエンパイアの核の米合衆国がちゃんと監視していると考えれば日本国民にとっては安心とは言えますが、間違いでしょうか。