53日朝日は下記の通り報じている。

「安倍首相が、現在の憲法の中でも、とりわけ変えるべきだと強くこだわる のは前文と9条だ。

 憲法前文は「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した」とうたう。首相は昨年4月の参院予算委で、自民党議員から「戦後レジームからの脱却」の意味を問われ、前文の内容をこう批判した。「自分たちの国民の安全、命を他国の人たちの善意に委ねていいか、このこと自体を疑問に思わない方がおかしい」

この台詞は、あたかも、平和的手段では自分の国を守れず、常に隙をついて武力行使があるような印象を与えるが、第2次大戦以降の国際政治の実態はこのような状況から大きく変わっている。

 第二次世界大戦での人的、経済的被害と、核兵器の開発で国際社会はこれまでと、大きく変化した。

国連憲章は第二条で「すべての加盟国は、その国際紛争を平