20日夜10時からの「NHKジャーナル」で、集団的自衛権で賛成の宮家邦彦氏と対談した。その時の発言用メモ
1:(集団的自衛権に反対する理由を聞かせて下さい)
先ず一番最初に述べたいのは、集団的自衛権とは、日本本土の防衛とは関係ないことです。日米安保条約には、「第五条:各締約国は、日本国の施政の下にある領域における、いずれか一方に対する武力攻撃が、自国の平和及び安全を危うくするものであることを認め、自国の憲法上の規定及び手続に従って共通の危険に対処するように行動することを宣言する。」があり、ここでの攻撃は安保条約の対象になっていますから、新たに取り決めする必要はありません。
次いで集団的自衛権で対象になる軍事行動は多くの場合、その地域に平和をもたらさず、地域の不安定を作り出しています。かつイラク戦争に参加したスペインで10カ所のテロ爆破事件があり、191名死亡、2000名
コメント
コメントを書く日本の敵は中国と北朝鮮であるが、米国の敵はイスラエル敵視政策をとるイランなど中近東である。米国の集団的自衛権の必要性はイスラエルを守ることに他ならない。米国は、中近東諸国と戦争をし、米国の兵士が沢山戦死したが、帰還兵の自殺、うつ病は社会問題になっており、米国兵の派遣が困難な状況にある。日本兵を使って、イランなど中近東と対峙しようということであり、こんな戦争に巻き込まれたら、中近東諸国の恨みを買うことになり大変です。隠されているが、イスラエルと考えると大変わかりやすくなります。
中露が接近しているが、北朝鮮はロシアから1兆円におよぶ借款を放棄していただいており、北朝鮮とイランは密接に結びついており、いつでも北朝鮮は中露側になる可能性がある。EUではNATOによって、なぜアメリカのための戦争にフランスが参加しなければならないのかという勢力が出てきており、冷戦時代より、米国の力が極端に落ちているのに、なぜ、米国は中国に喧嘩を売ったのであろうか。まったくよくわからない愚策なのですが、イスラエルの圧力がかなり強いとしか考えられません。
昨晩、このラジオ対談聴きました。
もっとも、これまでテレビでも何度かこの組合せを目撃しており、宮家氏が「死んでも対米隷属を貫く」信念の人であることを見せつけられているため、改めて聴くまでもなかったですが。
> 日本に世界に向けての軍事戦略はない。従って「共通の戦略目標」とはアメリカの戦略目標ということである。
ラジオで孫崎さんがそう述べられ-必然的に日本が従うことになるその米国の戦略は非常に危うい。イラク、アフガニスタンを見よ-との旨発言されたと思いますが、続く宮家某の番では、「日本に戦略はあります」と言う。そう言うだけ。
孫崎さんが「日本は米国のポチだ」と言う場合、背後に説得力ある根拠がいくらでもあることを我々は知っていますが、宮家氏にはない。「いいえ、日本はポチではありません」と、ウソと詭弁を繰返すだけ。
そして、想像ながら、多くの聴取者は孫崎さんに不安を覚えるのでしょう。何か、政府という強者に刃向ているようだ。国が決めようとしていることには、一々楯突かない方がいいのではないかと。
>>3
日本を守る集団的自衛権であれば、当たり前のことであり、孫崎さんもそれほど反対をされないと思います。イラク、アフガニスタンの背後にイスラエルの安全確保を読み取るべきでしょう。何故、と考えた時では遅いのです。
宮家氏が孫崎氏より10年年下ではあるが、東大法学部外務省職員となった点で共通の経歴を持つ2人が、国防、対米方針についてかなり異なる意見を持っていることは、健全な現象とも言えるかも知れないが、素人にとってみると、要は外交政策は専門家にも難しいということであり、正解は予想できないと言うことか。じゃあ、どっちでもいいよ。その時に政権を握っている者が執る製作で日本国民の運命が決まるということで、どうってことはない。楽になるのか、ならないのか、スケートの選手の言葉じゃないがハーフ・ハーフ(本当はハーフ・アンド・ハーフと言ってほしいが)だよ。目の色変えておれが正しいと孫崎氏が言い募っても聞いてるこっちはにやにやしているしかないさ。世の中はそんなもの。人の人生はいわしの一生と本質的には変わらない。しばらく生きて死ぬだけさ。ミツバチの一生は一シーズンだけで来年まで行きないんだってね。
>>4
私のコメントの何を問題にされているのかよく分かりません。
しかし、ご指摘の通りイスラエルの安全確保を読み取ったとして、次に私はどうすべきなのですか。
それを拡散するよう努めればよいのでしょうか。
>>6
「国が決めようとすることに、いちいち楯つかないほうがいいのではないか」
と言われているのが引っかかりました。孫崎さんは、日本の自衛でもない米国自身の自衛でもないイスラエルの自衛に出向くことになれば、中近東関係国との関係が悪化するし、日本にとって好ましいことではないといわれているのではないかともいます。何も政府に楯つくのではなく、日本の進むべき方向を進言していると見るべきなのではないかと、思っているのです。この点は、宮家氏もわかっていると思います。どうしろこうしろという問題ではありません。
>>7
「国が決めようとすることに、いちいち楯つかないほうがいいのではないか」
これは想像ながら、孫崎さんをよく知らない聴取者がたまたま昨晩のNHKラジオを聴いていたとして、そんな風に感じた人がけっこう多いのではないかと思ったまでです。
もちろん、孫崎さんは日本の進むべき方向を進言しているだけのことですが、それを権力側は楯突いていると見做すから潰そうとするわけでしょう。会社等でも同様です。トータルで考え職場のために良かれと思った提案でも、上の考えと異なれば煙たがられて潰される。
そして、「正しいことを正しいと言えない」、「ダメなものをダメと言えない」タイプの人間ばかりが蔓延してる状況です。だからこそ孫崎さんは「小説外務省」を書かれたのではないでしょうか。まだ読んでいませんが;)
>>8
わかりました。余分なコメントをしたようです。
私は孫崎先生のコメントに賛成です。更に私は次のようなことを集団的自衛権について思っています。
日本が米国との集団的自衛権を確立することは尖閣で中国を挑発した今日本が更に一歩も二歩も踏み込んで中国と対峙することになり後戻り出来なくなる。これが日本にとって戦略的に間違いであることは次の厳然たる真実によって証明される。
1.中国とその同盟国である北朝鮮は中距離弾道弾ミサイルを台湾、沖縄、日本に照準を合わせて完全配備している。これら両国との戦争は日本に壊滅的な破壊をもたらす。太平洋戦争で米国が日本を壊滅させた破壊度を遥かに超える。勝とか負けるかの次元ではない。
2.日本が公正な選挙を行い続け福祉国家を目指していく限り、無敵である。中国の人々、北朝鮮の人々はそういう日本を羨ましく思い自分らの独裁体制を変えていくようになる。必ずなる。そういう日本の民主主義体制こそが日本の強力な武器となる。
3.日本が民主主義を歪め全体主義を選択し中国と北朝鮮に対して敵対関係を取ることは中国や北朝鮮にとって好都合。彼らは益々強くなる。
集団的自衛権は日本の安全保障上最も愚かな政策である。