投票日翌日、朝日新聞は、 「自公大勝 3分の2維持」「安倍政権の基盤強固に」
「“アベノミクス”継続へ」「首相、改憲議論の推進表明」「加速する首相1強」
「原発再稼働、安保法制へ着々」と安倍首相の御用新聞化したことを示した。
他方、16日東京新聞は、『「首相は「公約支持」というが 議席数 「改憲」減 「脱原発」』と極めて興味ある分析をしている。
今や新聞の質は完全に東京新聞が上の様相を示している。
主要点:
政権の継続が決まった衆院選を受け、安倍首相は十五日に記者会見し、自ら争点に設定した経済政策「アベノミクス」だけでなく、政権公約に盛り込んだ改憲や原発再稼働の推進も支持を得たとの考えを示した。だが、今回は九条改憲や原発再稼働に前向きな勢力は数を減らしている。改憲や再稼働を進める首相の路線に有権者が全面的に賛同したとは言い難い。
首相は会見で、集団的自衛権の行使を容
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残念ながら、他マスコミだけでなく国民も朝日新聞を批判した。批判されれば、居心地がよく、安易な報道で、しかも体制側だけでなく、国民から評価される体制翼賛報道になるのは当たり前でしょう。国民サイドになって報道を続けていた朝日新聞の一部はみ出し報道を朝日の体質として朝日新聞を「悪」にしてしまったのです。日本人の特質として、「善」と「悪」で対比する傾向が強い。このコメント欄でもたくさん見られることであるが、都合の悪いことをゼロ(無)にしてしまうのです。歴史的経過をないことにしてしまうのです。端的な例が、敗戦が終戦であり、米国はじめ戦勝国が断罪した戦犯が英霊になるのです。本来は戦争に勝っていうべきことなのです。現実的具体的姿を歴史的実体としてとらえることをしないで、都合の悪いことは、「色即是空」で「無」にしてしまうのです。「色是色」の如実に現実的姿をありのままにとらえることを放棄するのです。都合の悪いことをそのまま受け入れないから、他民族から理解を得られないのです。
報道ステーション、岩路真樹ディレクターが生きていれば、大間原発の審査申請の件が大きく報道されたかもしれない。MOX燃料で原発を動かすなど正気の沙汰では無い。報道番組でもこの問題を大きく取り上げない。これもまた正気の沙汰では無い。
・大間原発の審査申請へ!建設中の原発の申請は初!
MOX燃料を全炉心で使用予定!
http://saigaijyouhou.com/blog-entry-4844.html
・プルサーマル MOX燃料の危険性
https://www.youtube.com/watch?v=sRJ4bcNTA7w
・「東京原発」ハイライトシーン
http://www.dailymotion.com/video/xr5pug_%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E5%8E%9F%E7%99%BA-%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%88%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%83%B3_news
原発再稼働を目指す安倍政権が、絶対に隠しておきたかった「吉田調書」をスクープしたことを評価して、朝日新聞の購読を再開したが、スクープを謝罪し、安倍擁護に転じた朝日の購読は6ヶ月の契約を延長しないことを告げるとともに、社長に対し抗議文を送りました。ジャーナリズム精神は元より、報道機関の役割も果たせない新聞に、金を払うほど裕福ではありませんから。
東京新聞の分析はとても嬉しいのですが、油断は許されません。
今回の選挙はその電撃性(私は桶狭間選挙と呼びたい)であわよくば安倍自民党の国会完全支配を目指したと思うのです。しかし、桶狭間のようにはうまくいかなかった。そう私も見ているのですが、民主党も維新もいつでもその筋(安倍一党、米国の好戦派)の誘惑に乗ってしまう軟な感じを禁じえません。米国の工作部隊はどこで勉強しているのか、他国への内政干渉が実にうまい。最近ではエジプトのモスリム同胞団潰し、リビアのカダフィ転覆、韓国の李明博管理、日本では小沢や鳩山潰し、その手さばきはすごい。
ずばり、米国はこの4年間で憲法改正を行うことを議員たちに強く促すんでしょうね。いくら邪悪な米国といっても、解釈憲法で自衛隊を中東やウクライナに投入できないでしょう。米国はキエフのクーデタで血にまみれて居ますし、第三国からはナチ米国と呼ばれ始めていますから。
これからは60年安保時のような日本国民対米国の対立軸を作って憲法9条の安泰を図ることに日本の良識は努めねばならないのではないでしょうか。