A:事実関係
1:【AFP=時事】ロシアのプーチン大統領批判の急先鋒に立っていた野党指導者、・ネムツォフ元第1副首相(55)が先月27日夜、モスクワで撃たれて死亡した事件で、露連邦保安局(FSB)は7日、容疑者2人を逮捕したと発表した。
FSBのボルトニコフ長官は、国営テレビに出演し「この事件に関連し、アンゾル・グバシェフ、ザウル・ダダイェフの両容疑者を2人を今日までに逮捕し、プーチン大統領に報告した」と述べた。容疑者らはカフカス(Caucasus)地方出身だとしている。
2:7日付ロシア紙Газета.Ru(上記に追加)
・露連邦保安局(FSB)は7日、容疑者2人を逮捕したと発表したが現在の所、名前だけが明らかにされた。これはコーカサス出身者が関与しているのではないかというこれまでの見解を裏付けている。
・両名はこれまでチェチェンとの関係のリストには入っていな
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政治的な暗殺は、テロに類するものと言えるのではないか。大きな違いは、テロは組織的なものが関与し、犯行声明を明らかにする場合が多い。暗殺は、組織個人を問わず、意思するものがあり、具体的発注者があり、実行犯があるということでしょうか。意思するものは、言葉で直接的あるいは間接的に発する場合もあるし、暗黙の了解による伝達方法があり、主体者としての犯罪を立証することができない。解明できるとすると、具体的発注者であるが、何段かの発注者があって、最初の暗殺目的が、お話のように違った目的で暗殺する場合が出てくる。国家的な犯罪である場合、捜査権も国家にあり、真相を究めることは無理なのでしょう。
テレビで放映されている映像では、殺害の瞬間は除雪車の影になっている。背後に写っている電柱の全てにも、それぞれ複数のカメラが取り付けられているが、その全てが故障していたという。そんな話しを信じる人がいるだろうか。
つまり犯人は、監視カメラを制御できる人と考えるべきだ。
そもそも、政権交代など有り得ないロシアにおいて、野党が存在すること自体が不可思議だ。プーチン政権が政権安定目的で国民の不満を代弁させているか、クーデターを目論む米国などが扇動していると考えるべきだろう。どちらとしても、その代表者を殺害するとしたら、どんな理由が有るかを考えるべきだろう。
私は二つの相反する可能性に絞るのは如何なものかと思います。三つ目の可能性もあると思います。暗殺されたネムツオフはなかなかの男前で金持ち。女性にもてもてのようです。そのことを妬むものの犯行だって十分考えられる。それから、彼は頻繁に米国大使館に出入りしていた。当然、米国の利権(ロシアを堕落させるNGO)に繋がっていたことも可能性としてあります。これだけの大物ですから利権の独占だってあり得る。それを良く思わないものが犯行を行うことだってあり得ると思うのです。
米上院議員のマケインとその仲間のリンゼイ・グラームが国際独立捜査機関の設置をオバマに強く求めていますが、自分らが仕組んだことではないからでしょう。マレーシャ航空機の墜落ではプーチンが求めた同様の機関設置要求を拒絶し続けたのと180度違うマケインの態度がとっても滑稽です。もう一つ、他国の主権を認めない傲慢なネオコンの国際政治感覚は一体どこから来るんでしょう。
確かに何もかも二つのものを対立させて考えるのは二元論のパラドックスに陥りますね。けれどその二元論から脱却するのは大変なことです。二元論者は最後まで二元論で考えます。もう絶対に自分の論理ではたちいかなくなる最後の日まで二元論にこだわるでしょうね。それがデジタル思考というものです。やらないといったら絶対にやらないというのは二元論の思考です。状況が変われば態度も変わるのが、宇宙の音楽に合わせて舞う日本人です。といってもそうするとはいっていません。上記の指摘が当たっているのならそれは以前にいった愚かさというものです。それがデジタル思考と結びつくので最後までこだわる諸悪の根源となります。諸悪の根源は最後まで自我を手放すことはありませんよ。もちろん自分の目の前にいるものが悪だとは思っていません。揺れているのなら自分の力で選べる人間だと思っています。
>>4
「揺れているのなら自分の力で選べる人間だとおもっています」
そうでしょうか。矛盾がありませんか。二元論に陥らない人が、何故、揺れている「とらえられないもの、これと言って指し示せないもの」を選ぶのですか。選ぶということは、二元論に陥っていると考えるべきです。独り言でなく、自分はほかの人とは違うのだといっておられるので、コメントしました。
>>5
なるほど鋭い指摘ですね。要は二元論の糞詰まりから脱出しようとするかどうかです。谷山浩子に「さよならDINO」というのがありましたがあれですね。そこには決意がいるのです。今まで自分がいた世界との訣別です。その旅路のさきは知らない。ただ恐竜の世界はいづれ終わるということです。
みなさん、わざと誤解をすることで、孫崎さんの分析の価値をおとしめる戦略?それとも本当に誤解?
>>7
そんなことはありませんよ。一元論、二元論をどのように理解するかの問題です。
二元論は、二者択一、分別であり、ロシア側、ウクライナ側と、どちらかに判断を下す裁判官的立場です。
一元論は、不択一 、無分別であり、証拠が明確でない限り、ロシア側、ウクライナ側と決めつけない公平な立場です。孫崎さんは、この立場であり、コメントしている人も全員とは申し上げませんが、ほぼ全員が、孫崎さんと表現が違っても、同じ立場に立っていると理解しています。
>>7
多分、鏡文字で書かれているので誤解したのですね。気をつけます。