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伊方原発再稼働に向け審査合格。問題は合格基準が地震に耐えることを担保しない低い水準
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伊方原発再稼働に向け審査合格。問題は合格基準が地震に耐えることを担保しない低い水準

2015-05-21 07:40
  • 11

A:事実関係:

規制委「伊方原発、新基準適合」 冬にも再稼働か

原子力規制委員会は20日、四国電力伊方原発3号機(愛媛県伊方町)の安全対策が新規制基準に適合するとした「審査書案」を了承した。九州電力川内原発1、2号機(鹿児島県)、関西電力高浜原発3、4号機(福井県)に続いて3例目。意見募集をしたうえで正式決定する。残る認可などの手続きや、県と伊方町の同意をへて、今冬にも再稼働する可能性がある。

規制委は、2013年7月の四電の申請を受けて審査を開始。地震や津波など自然災害への対応のほか、重大事故時の対策も妥当と判断し、新基準を満たすと認めた。審査書案は427ページ。21日から30日間、技術的な意見を募集し、7月にも「審査書」として決定して許可する。

 あわせて詳しい設計を記した工事計画や、運転や事故時の対応手順を定めた保安規定の認可手続きを進める。その後の設備検査にも3カ月はかかるとみ

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伊方原発は、基準地震動の設定が低すぎることも問題だが、周辺住民の避難路が全く考えられていないことも重大だと思う。
兎に角、四国の地図を見てもらいたい。まるでツマヨウジのように細長い半島の、付け根付近に原発が建設されている。この原発が事故を起こしたら、住民は「事故現場に向かって避難」するという有り得ない行動をとらなくてはならない。船を使って大分県などに避難する者もいるだろうが、大分県側の受け入れ態勢は全く配慮されていない。
原子力発電によるコストアップは「利用者負担」。原発が事故を起こしたら「国税で電力会社に補償」。とにかく電力会社が儲かることが第一で、国民はそのために利用されるだけなのだ。

No.2 115ヶ月前

フレデイ タンさん。全く同感です。

No.3 115ヶ月前

原発事故の可能性を否定できるものはいないし、否定できないでしょう。問題は、過去の事実、可能性の論議よりも、原発で生活する現在の権利、利権が優先する日本人独特の超現実主義によるものでしょう。自分に都合の悪いことは論議の対象にしようとしないのです。
敗戦の歴史的事実も同じことが言えます。常識的には、敗戦の歴史的事実を直視し、現在をどのように生きていくかが大切である。ところが日本に都合が悪いので、敗戦の事実を超越し「無」に帰してしまうのです。歴史的事実を引き引きずることなく、フリーハンドで戦勝国と対等に話し合いを進めようとするのです。安倍首相に代表されるように、我々日本人の多くは当たり前と思っているのですが、当然のことながら、諸外国には理解してもらえないのです。
従軍慰安婦の問題も同じです。悪いことはわかっているのですが、現在でも、休みがあると東南アジアに出かける男性が多くいます。したがって、従軍慰安婦の問題を否定することは自己否定につながるのです。

No.4 115ヶ月前

NO.4修正 誤 従軍慰安婦の問題を否定することは自己否定につながる。
正 従軍慰安婦の問題を肯定することは、自己行為を否定しなければならないからです。

No.5 115ヶ月前

安倍氏らが世界の失笑を買いながらも原発に固執する理由は利権というより核爆弾潜在保有国のステイタスを放棄することをどうしても受け入れることが出来ないからだと思うようになりました。ロシアか中国の新聞だったか忘れましたが、有力評論家のコラムに日本は決意すれば2遇間で核爆弾を作れる。これは世界でナンバーワンの速さだと書いてありました。原発を放棄すれば核保有国として立てる可能性もなくなるから是が非でも原発は継続しなければならないということです。陰謀論信者だと叱責を買いそうですけど私にはとても納得性があるのです。ドイツは福島の教訓で政治的な決断をして原発を諦めたとメルケルさんはおっしゃってましたが、NATOの核の傘が前提にあるのでしょうか。一方、これだけ親米家の多い日本です。米の核の傘で満足出来るはずなのに、私の推論が正しいとすれば、とても危険で恥ずかしい日本の姿勢ということになります。

No.6 115ヶ月前

・ 福島事故以降、原発の安全基準は生やさしい物ではなくなったようです。
・ 日本以外の国ではですけどw
安全な原発は夢か 仏アレバの新型炉建設が難航
編集委員 安西巧
・ http://www.nikkei.com/article/DGXMZO82205990R20C15A1000000/
・ 抜粋します
・ アレバは単独での生き残りを諦め、仏電力公社、あるいは中国資本の参加を予定している。しかし、多く見積もっても総額20億ユーロ(約3000億円程度)の価値しかないとされる
・ 昨年10月、アレバはオルキルオト原発3号機の完成が18年になるとの見通しを発表。総建設費は当初見積もりの約30億ユーロ(約4100億円)から現在では約85億ユーロ(約1兆1600億円)へと3倍近くに膨れ上がり、アレバが予想する完成時の損失額は約39億ユーロ(約5300億円)に達するとされている
・ フラマンビル原発も似たような経緯で工期延長の発表を繰り返し、完成が大幅に遅れている。当初約30億ユーロ(約4100億円)とされた総建設費は約60億ユーロ(約8200億円)へ倍増すると見られている。
・ 基本構想では48カ月(4年)とされたEPRの工期はオルキルオトでは10年、フラマンビルでは8年になろうとしている。1基(出力160万キロワット級)当たり約30億ユーロ、建設コストもこれら2つのプロジェクトでは2~3倍に膨張。「安全な原発は高い」というイメージが、難航するEPRプロジェクトによって裏書きされている感がある。
・ アレバは14年8月、14年1~6月の上半期の純損益が6億9400万ユーロ(約940億円)の赤字となり、11年12月期から4期連続の通期赤字が濃厚となったことを明らかにした際、16年までにEPRを10基売るとしていた計画を取り下げた。
・ あのアレバ社ですらこのていたらくです。
英国では英国南西部サマセット州にあるヒンクリーポイント原発で仏EDFがCGN、中国核工業集団(CNNC)の中国企業2社と組んで出力165万キロワットのEPR2基を新設する計画がある。このヒンクリーポイント原発については、英国政府の手厚い支援策(現行の約2倍の価格での電力買い取り、建設資金借り入れの際の英政府の債務保証など)を巡って、欧州委員会が電力市場をゆがめる懸念があるとして調査していた。
欧州委員会は僅差でヒンクリーポイント原発への英政府の支援策を承認したが、建設費の見積もりについては、事業者のEDFが12年に160億ポンド(約2兆8800億円)と試算していたのを245億ポンド(約4兆4100億円)へと大幅に上積みした。
英国は核装備を続けると議決したために原発を持ち続けないといけなくなくなったので電気料金が高かろうと建設コストが掛かろうと作ると言うことです。
「安全な原発は確かに高い。しかも、1基当たり1兆円を超える水準になれば経済合理性は際どくならざるを得ない。オルキルオトやフラマンビル、さらにヒンクリーポイントでの事例が象徴するように、世界の原発市場で純粋な民間企業は劣勢を強いられ、政府と一体化した中国やロシアの企業が一段と存在感を増していくことは避けられない。」
と、日経新聞の記事は結んでいます。
地震のない欧州でもこれだけのコストが掛かるのに、世界一の安全って日本では安く手に入るんですね。
流石技術立国。

No.7 115ヶ月前

原発の耐震性の検証において最大の空白は、発電所の設備の機械工学的な検討がゼロ出ある点である。たとえば、地震の加速度に対して、典型的な配管部がどの程度まで耐えることができるのか、全く議論されていない。このままで行くと、大地震が着た場合、一番安全な場所は原発であり、人身事故が一番少ないのは原発で働く人々であるということになりかねない。そうすると、大地震のあと、原発の従業員が家に戻ると家族は全員死亡しており、お父さんだけが生き残るということになりかねない。地震学者や地質学者に高額の研究費を払うより、原発の設計者、メーカー、電力会社に投資すべきだろう。

No.8 115ヶ月前

日本人の議論はいつも論理の皮をかぶった感情論、ムードの応酬であり、本質的な点で全く論理性に欠けた、えせ科学のお話に過ぎない。本来、科学者であるべき、地質学者や地震学者が1000年に1回回ってきた日の目に合わせて専門知識をを切り売りして様は、情けない。ガルの意味も良く分かっていないのに議論している連中は、バカであると同時に、自分のバカさをメディアに曝して金を稼いでいる輩に過ぎない。それを取り巻いているのが、ここに投書している、有象無象だ。

No.9 115ヶ月前

この意地悪爺さんには、それらの地質学者や地震学者が俄か占い者としか見えない。彼らは、自分の学問では地震を的確に予想できないと言うことだけは分っているので、せいぜい尻尾をつかまえられないように気お付けて発言している。そんな無価値な占いになぜ、国税を消費しているんかね。

No.10 115ヶ月前

いずれにしても、その結果、有象無象の大衆に残る結論は地質学者や地震学者に高い金を払って相談する前と全く変わらない、「何も分らない、ただ不安だ、だから原発は反対だ」という思いである。何と馬鹿げた無駄遣いか。金を使うなら、津波で壊れた原発の機械工学的、物理学的分析、解析に回し、その結果を既存の原発の機械工学的強化に回し、その結果を知識として海外に販売し、今後国内で設計する原発に生かすべし。原発は今後とも、世界中で増えるに決まっている。

No.11 115ヶ月前
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