安倍晋三首相が衆院予算委員会で、宜野湾市長選や今夏の参院選、県議選が辺野古新基地建設に影響するか問われたのに対し、「安全保障に関わることは国全体で決めることだ。一地域の選挙で決定するものではない」と述べた。
政府が決めるから地方は黙って従え、という意味にほかならない。地方自治を完全に否定する発言だ。選挙で示す民意に従わないと明言したわけだから、民主主義を適用しないと断言したことにもなる。
首相は戦後70年談話で「民主主義、人権といった基本的価値を堅持し、その価値を共有する国々と手を携え」ると述べた。民主主義の無視を公言しておいて、どんな手を他国に差し出すのだろう。
今夏の参院選から選挙権の年齢が18歳以上に引き下げられる。若者に投票の意義を説くべきところを、投票が無意味だと示したのである。投票に行かない若者の多くは「どうせ
この記事は過去記事の為、今入会しても読めません。ニコニコポイントでご購入下さい。
安倍政権は、徹底的に、米国を力の源泉にして、発言している。国民の中に、不平等な安保条約に疑問を持ち、是正しなければならないという米国に対する要求が出てこなければ、沖縄問題が、一地域の問題で片づけられてしまう。辺野古は、自民と公明は相反しているが、野党の民主党が、自民党に与しており、本土の基地問題に対する無神経が、韓国、ドイツに後れを取っている。沖縄の問題を、本土の問題としてとらえない利己的国民性を克服できない限り、政府を動かし、米国を動かす力にならない。
国家の安全を保つことは、政府の責任であることは言うまでもない。
だが、その基本方針、とりわけ特定の他国に依存するのか、自国で安全を確保するかなどは国民の意思に従わなくてはならないはずである。
「戦後レジームからの脱却」を訴えて首相になった人物が、最大の戦後レジームである「対米屈従」に固執していることは公約違反であり、国民を欺く行為である。
たとえ国の専権事項であっても、特定の自治体のみに負担を強いる時は、その自治体(沖縄県)の住民投票で過半数の同意が必要と憲法95条は定めている。
そうした事情を知っている沖縄の警察官では反対派の行動を止められないため、政府は何も知らない東京の警察官を送って、多くの高齢者に暴行を振るわせ、骨折や呼吸困難に陥らせるなど、法律も憲法も無視している。
安倍氏は、いつも本心とは真逆なことを言う人間である。人格的に少し問題がある人なのかも知れない。
「沖縄の人々の気持ちに寄り添いながら」などと言いつつ、彼らの気持ちを踏みにじることばかりしていて、何とも思わないのも、その表れの一つであろう。
こんな人間をいつまでも、一国の首相に据えていて良いものあろうか?
にも拘わらず、安倍内閣の支持率が大きく落ち込まないのは何故か?
元官房長官の武村氏がいみじくも語っておられる。「それは、安倍内閣が、国民に直接痛みを感じるような政策を意図的に避け、ツケを後世に先送りばかりしているからである。」
国民はもういい加減、見抜かなければならない。今さえ良ければ、自分たちさえ良ければ、それで良いのであろうか?
安倍政権がルールを無視するファッショ政権だということはこの1,2年の政治のやり方で証明済です。彼らは確信犯なんです。
沖縄人は本土の政府がルールを無視するのだから、それに相応する対抗措置をも加えて取ることを早急に検討せねばならないと私は考えます。
ああ、確かに安倍は確信犯だと思う。別に国民だって期待しているわけじゃない。たまたま日本の総理大臣で、まだ完全に見捨てられていないだけだ。脈ありと見ている国民もいるだろうが、本当に安倍が忠誠を誓っているのは国民の幸せではなく、自分の身の安泰だということだ。そこに言い訳と開き直りが入ってきて、それがすべての民を統治することこそ、秩序と安定なのだと言うかもしれない。あるいは国民の方が面白がって、安倍の足りないおつむと揺れ動く良心をチクチクつついているだけなのかもしれない。まあ大して期待はしていないと言うことだ。
冗談はさておき、人間は日常の中でしか成長しない。人のことをとやかく言う暇があったら、自分が成長しろと言う話だ。他人や政治を批判するだけではつまらない老人の繰り言と変わらない。それ以上であるというなら文字を通してその人の人間力を見せていかなければいけない。まずは自分だ。
>>5
貴君の文章の前段は「冗談」ではなく一面の「真相」を的確に捉えていると私は思います。
後段は肝の部分を「老人の繰言以上であるというなら、文字を通してでなく行動を通してその人の人間力を見せて行かなければならない」とすれば、私は貴君のエッセイが完全なものになると思うのです。如何でしょう。
貴君の文章についついひかれて読んでしまい、そして、とやかく言いたくなる私の失礼、いや悪癖をお許し下さいな。
安倍政府ならびに自民党政権を延命させているのは、「ばか」で「無知」な日本の一般愚民たちだ。かれらは、コメントされている「左翼」の方々や孫崎先生などのような「憂国の志士」の足をひっぱっている。
日本古来、あるいは、敗戦後、統治機構によって、作り上げられた教育制度によって、「愚民」は、ますます無知、無関心となり、現在に至っていると思う。戦前を生きた心ある元軍人や文化人は、教育の恐ろしさを説いている。
>>6
自分は冗談のつもりでした。自分が安倍総理の立場なら、これまで進めてきた政策の非を認めて、うまくいくかどうかわからないのに政策転換する決意が容易にできるかどうか、かなり難しい問題です。今後アメリカの秘密文書がどんどん公開されて、安倍は正体が周知の事実となっても、決断できない安倍は何かのいいわけを考えるに違いないとは思います。人間そうやって生きているので、それもそれで安倍の生き方です。ただもちろんあなたは違う。あなたの心は違うはずです。
自分の文章など全く評価していません。少なくともここでかける自分の言葉は壁の落書き程度です。落書きを「訂正」していただけるのは嬉しい限りですが、自分は自分を叱咤しているのです。ほかの誰でもありません。