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麻雀最強戦2016 全国アマチュア最強戦 レポート
史上最長の決勝戦
3時間を超える激闘にようやくケリがついた。対局者、解説陣だけでなくこの対局に携わった人たち全てが疲れ切っていた。ただ、中央に立つ勝者だけは晴れやかな表情をしていた。最強戦に挑むこと4回の36歳会社員・稲波崇(最強戦リーグ)が今年のアマチュアの頂点に立ったのである。
優勝直後の稲波(中央)決勝戦は全26局という数字が示すように山あり谷ありの展開だった。対戦メンバーは稲波、西田佳正(近畿四国)、熊澤秀雄(九州)、PERFECTRAIN(以下RAIN、中国)の4名。
あと1回トップを取れば全国の頂点に立てる。だが、そんな気合いは起家のRAINのロケットスタートで早くも萎みそうになっていた。東1局で6本場まで連荘したRAINは2着に36300点差をつけたのである。
東1局とはいえ、ギャラリーの間にはワンサイドゲームの雰囲気が漂う。だが、対局者たちはここまできてそう簡単に諦めるわけにはいかない。稲波「まあ、なるようにしかならない。まだ親番すら回ってないのに結論付けても仕方ないと考えていました」
東1局6本場、南家の稲波に反撃のチャンスが訪れた。ドラ暗刻のテンパイだが、迷う方が残った。だが、稲波はノータイムで打でリーチ。すると、下家の西田がすぐに打。一発に加え、裏ドラもとなって倍満のアガリとなった。
この後、稲波はトップ・RAINとの点差を徐々に詰めていき、南1局のハネ満ツモで遂にトップをひっくり返した。さらに続く親番でもアガリを重ねた稲波の持ち点は8万点を突破。ファイナルも目前である。稲波「ただ、オクタゴン決勝でも7万点差を親のハネツモ条件まで詰められたので、油断だけはしないようにしてました」MJとオクタゴンで腕を磨く稲波が本格的に麻雀に取り組むようになったのは今から12年前。麻雀漫画『咲』を読んだ稲波は、自分も麻雀で頑張ってみようと決意する。だが、フリーはちょっと怖い。代わりにハマったのがアーケードゲーム・MJ(SEGA)である。MJの頂点を目指した稲波は、吉田知弘プロ出演の『麻雀技塾』を見たり『科学する麻雀』を読んで勉強したという。数年前、稲波はMJ仲間とともに吉田プロと実際に会う機会を得た。
稲波「吉田プロからはプロになるとどのように生活が変わるかや、プロ活動を続ける事の厳しさを聞いたりしていました」
就職後はリアル麻雀にも取り組むようになった稲波。日曜日は朝11時~閉店までノーレートで打つか、プロ協会主催の大会に参加するなど、日曜日を麻雀に充てる日々となる。そこで麻雀最強戦のことを知り、4年前から出場。だが、店舗予選の決勝まで進んだのは一度きり、それ以外は全く芽が出なかった。
ところが今年、麻雀最強戦ルールで打てる『オクタゴン』がオープン。秋葉原なら仕事の定期券でいける。ここで腕を磨いた稲波は、最強戦リーグで優勝を果たし、今回の出場権を勝ち取ったのである。
稲波「最初は夢心地状態でした。帰りに松崎真也さん(今回、西東京最強位として2回目の出場を果たす)が出た舞台に立てると実感し、涙が出ましたね」
稲波は現担ぎのため、本番2週間前に神田明神で必勝祈願のお参りをし、おみくじで「願望が思いのままなり」と書かれた大吉を引きあてる。また、最強戦リーグ優勝時と同じ服を着て、今回の対局に臨んだのである。猛追をかわし稲波がファイナルへ!話を対局に戻そう。決勝戦オーラス。トップの稲波とラス親・熊澤の点差は67500点差。いかにラス親が強い最強戦ルールとはいえ、この点差は厳しい。2着目RAINの役満ツモ条件の方がまだ現実味を帯びている。
だが、親の熊澤が驚異的な粘りを見せて徐々に点差を詰める。
山場は南4局4本場に訪れた。10巡目、親の熊澤がドラ1の手でカン待ちの先制リーチ。これに対し、稲波は役なしテンパイを入れて追いついた。
ただ親リーに立ち向かうには待ちが悪い。が、稲波はを横に曲げ勝負に出たのである。
稲波「脇から出る可能性もあると踏んでのリーチでした。特にRAINさんが役満ツモ条件なので、国士なら振込む可能性があったので」
が、そのRAINが本当に国士をテンパってしまったのである。
待ちは稲波が暗刻の。稲波がツモなら暗槓で逃げられるので直撃はないが、ツモなら大逆転だ。まさかの展開にギャラリーは大いに沸いた。が、ここは熊澤が競り勝った。しかも稲波からの直撃、裏も乗って7700。これで遂に親満ツモ圏内に詰め寄ったのである。
だが、熊澤の追撃もここまで。戦いは6本場まで長引いたが、最後は稲波が自力で決め、ファイナル行きの切符を勝ち取った。稲波「やっと終わった、が率直な気持ちです。これでオクタゴンのみんなや松崎さんに良い報告が出来るなと思いました」
表彰式の後、稲波のメールやツイッターには、MJで知り合った吉田プロをはじめ最強戦で知り合った仲間たちから数多くの祝福が寄せられていた。
稲波「ファイナルでも今回同様2回ともトップを取る気持ちで臨みます。ラブライブでμ'sがドーム公演出来たように、私も最強戦という夢の舞台で対局が出来るわけですから!」
いかにもゲーム好きらしい言葉で稲波は意気込みを語った。きっと今回と同じ勝負服でやってくるに違いない。来月はいよいよ決戦。果たして今年の最強位の栄冠は誰の手に渡るのか!?(文中敬称略) -
麻雀最強戦2016ファイナル決勝戦 レポート
3000分の1の奇跡
本命・多井が突っ走る麻雀最強戦ファイナルのスタジオではC卓の対局が進んでいた。それを眺めていた多井隆晴は、解説抜け番の村上淳に向かってこう言った。「村上、勢いって知ってる? A卓が鳳凰位の勝又(健志)、B卓が雀王の角谷(ヨウスケ)。となれはC卓も分かるでしょ?」
A卓B卓とも現タイトルホルダーが勝ち上がったということを言いたいらしい。村上はこれを軽く聞き流していたが、多井の言う通りC卓も現最高位の近藤誠一がリードする展開で対局が進んでいた。
ところが、その近藤がある一打をきっかけにリードを失っていく。それはもう1人の近藤、近藤千雄(かずお)に放銃したリーチ裏1の3900だ。これによって瀕死のラス目だった千雄が息を吹き返し、逆転勝利を飾ったのである。
そしてD卓からは多井が圧勝で勝ち上がりを決め、今年の頂点を決める半荘1回勝負の打ち手が出揃った。対戦相手の3人が決まった瞬間、千雄「ファイナルでは同じ協会の角谷くんと二人で強豪プロに挑んでる気分だったので、角谷くんが残っているのは単純にうれしかった。どうせなら強い相手を倒して最強位になりたいので、そういう意味で勝又さん・多井さんは理想の相手でした」と思ったそうである。
決勝戦、並びは起家から勝又・角谷・千雄・多井の並びで始まった。
今年、麻雀日本シリーズ連覇・RTDマンスリーを圧勝した多井が、一発勝負で有利な北家を引いた。いや、引いたというより、場所決めの掴み取りで最後に残った1牌がだったのだ。多井がラス親ということで、彼の最強位獲得を予感した人も多いだろう。実際、東場は多井の独壇場といっても差し支えないゲーム展開だった。東1局・2局と立て続けに5200をアガって先制。さらに東3局2本場では、西家・勝又の先制リーチに対し、次のテンパイで追っかける。
東3局2本場 南家・多井ドラこのアガリ牌を一発で勝又から仕留め、裏ドラも乗せてハネ満をゲット。これで多井の持ち点は48800点となる。
「やはり多井が強い」
ギャラリーの間には多井の楽勝ムードが漂っている。だが、3万点台を維持している近藤は、やっと立ったこの舞台でそう簡単に諦めるわけがない。千雄「自分の親のチャンス手も流され、多井さん調子いいなあとは思いました。でも、西家スタートの自分にとっては悪くない展開。終盤の一騎打ちになることを想定していました」
雀荘を貸切にし本番に臨む全日本プロ代表決定で優勝し、ファイナル進出を決めた後、千雄は10年勤務した会社を辞め、最強戦が終わるまで麻雀に専念することを決めた。
空いた時間は天鳳を打ち、各プロ団体のタイトル戦の観戦に充てていたという。さらに、天鳳位の就活生さんを始めとする天鳳民とのセットや、オクタゴンで最強戦リーグを打って本番に臨んだ。前日には一人で焼肉に行き、6000円のシャトーブリアンを含め15000円を食べ、ツイッターで「明日、200倍(優勝賞金の300万円)にする」と宣言していた。
と、ここまでは麻雀プロがよくやる調整であろう。驚くのはここからで、実は千雄はファイナル当日にもスタジオそばのセット雀荘を自腹で一日貸し切りにし、プロ協会の選手に無料開放していたのだ。もちろん目的は直前にトップ取り麻雀を打つ練習をするためである。千雄「最初の出番がC卓なので、会場入り前に牌を触ってから行きたいと思いました」
実際には9時会場入りだったので、いったん会場に足を運んだ千雄だったが、A卓B卓が配信されている間に会場を抜け出し、その雀荘に向かった。実はその雀荘は、元最強位の福田聡プロの経営する九段下「ノーブル」である。
東場だけ最強戦ルールを打った千雄、6000オールをツモって戻ってきたそうである。それにしても、本番当日に雀荘を貸切にしてまでの調整というのは初耳だ。いかにこの対局で勝つことが大切か、そして悔いの残らないように準備して戦いたいという千雄の執念も伝わってくる。追いつく千雄、振り払う多井南2局1本場5巡目、南家の千雄の手はダブとドラのがトイツとなる。
これを決めれば一気にトップ目の多井に迫ることができる。だが、ダブが鳴けた直後に親の角谷からドラ切りリーチが飛んできた。千雄もこれをポンして臨戦態勢を取る。
千雄はとのターツを手牌の両端に置き、とのチーテンに備える。だが、皮肉なことにそこで余るが角谷のロン牌だった。「これは助からない」とギャラリーが誰もが予感した瞬間、千雄がツモったのはである。打でという最高のテンパイ形で追いついた。直後、勝又の追っかけリーチがかかるも、千雄がをツモって決着。リーチ棒2本も奪って最高の形で最後の親を迎えることになったのである。
勝又・角谷の親は落ち、場は完全に千雄・多井のタイマン勝負。南3局は、親の千雄が500オールのアガリを拒否(囲み記事参照)して多井に1人ノーテンを押し付け、ついに千雄が2100点のリードでトップ目に立ったのだ。
だが、多井とてここで引き下がるわけにはいかない。今年は麻雀日本シリーズを連覇し、RTDマンスリーリーグでも6連勝(全8戦)で完全勝利。対局だけでなく、解説者としても数多くの番組に出演するようになった。麻雀に年間MVPというものがあるならば、今年は多井であるのは疑いようもない。その最高の年を締めくくるためにも、最強位の座を簡単に奪われるわけにはいかないのである。トップ目に立ち場の空気は完全に千雄のものだと思われた次局、多井はそのムードを一撃で振り払う。南3局1本場 南家・多井
マラソンで先頭走者に頑張ってようやく追いついたのに、そこで今まで力を溜めていたかのごとく差し返される。千雄の心を折るような1300・2600のアガリであった。運命を分けたドラのオーラス。親の多井はアガリかノーテン流局で優勝。千雄には1300・2600ツモか満貫の条件が課された。その千雄の配牌はこうだ。決して良いとは言えない。条件を満たすアガリはおろかテンパイすら入らない可能性も高そうだ。千雄「(左8が出て)『中張牌出ろ』と念じながらドラをめくりましたが、表示牌がでがっくりしました。せめてメンタンピンと思って配牌をとり始めたら8枚。字牌が4枚もあったので『あーだめか』と思いました」
ところが次巡、ドラで役牌のを重ね俄然やる気が出る。これならドラ3でもリーヅモドラ2でもよい。
一方、多井の手牌は4巡目にこうなった。
俯き、そして場を見渡し、再び俯いて長考する多井。自手はカンチャン残りだがピンフ含みの2シャンテン。を捨てたいのは山々だが千雄にポンされれば一気に大ピンチに陥る。だが、1300・2600ツモの条件ならドラなしでも仕上げられてしまう可能性も十分ある。何十年もの麻雀人生を振り返り、無難な安全策を採って勝利を掴めたことが過去何度あったか…。そうはないはずだ。ここはリスクを冒してでも自力でケリをつけるべきだ。そう判断した多井はを打ち出す。
「無事通過してくれ…」と祈る多井だったが、最悪の相手・千雄からポンがかかってしまった。
こうなれば千雄は真っすぐアガリに向かうのみ。10巡目にテンパイにこぎつけた。多井もピンフから食い仕掛けの利く一通含みの形に組み変え、必死に抵抗していたが、直後に千雄のロン牌を掴んでダウン。運命を残りの牌山に託した。この時点では山に4枚。
1牌1牌力を込めてツモる千雄、ツモらないでくれと祈る多井。それが四度繰り返される。が、ついに15巡目、千雄の手にが舞い込んだ。全日本プロ代表決定戦に出場した選手が200名弱から勝ち上がり、16人参加のファイナルを制した千雄。まさに3000分の1の奇跡を成し遂げた瞬間だった。
対局直後、さらに数日たった今でも「多井の切りはどうだったのか?」と話題に挙がっていた。「1巡目に切るべきでは?」「テンパイまで抱えた方がよかった」と様々な回答があった。だが、誰も多井の一打を責めるような意見はない。それはやはり現役最強の打ち手が、過去の経験を踏まえつつ、重圧のなか下した重い決断だ。咎められる人がいるとするなら多井ただ1人である。むしろ今回は千雄の完璧なる準備と執念が引き寄せた勝利を褒めるべきではないだろうか。
表彰式を終え、打ち上げの席で多井は解説の村上とずっと切りの話を続けている。そこから約1時間。諸々の取材や手続きを終え、ようやく勝者がやってきた。多井は立ち上がって千雄を祝福し、次回のリベンジを誓ってその席を後にした。翌日も対局がある多井は、本当は早く帰宅したかったはずだ。だが、勝者を称えるまで待っていた。それが多井なりの心の整理なのだろう。
一方の千雄には大きな喜びとともに、これから1年が勝負の年になる。昨年、10年働いた仕事を辞めた千雄だが、これからどうするのかを尋ねてみた。千雄「とりあえずしばらく就職はしないつもりです。自宅でPCで作業しながら収入に繋がらないか模索しようと思っています。自分の麻雀がこれから初めて注目されると思いますので、最強位として恥ずかしくない麻雀を打っていきたいと思っています」
麻雀プロにとってタイトルを獲るのは大きな目標である。だが、本当に大事なのは獲ってからの活躍だ。千雄にとって飛躍の1年になることを祈っている。
近藤千雄の選択ラス前、トップ・多井と1900差の東家・近藤。最後のツモでアガリ牌の[○3]を引き寄せた。多井にテンパイ気配はない状況で近藤はどうしたか?南3局 東家・近藤 18巡目 39800点持ち近藤、アガらずに打
近藤はここでアガらずに流局してノーテン罰符を得ることを選んだ。
近藤「親の自分はテンパイ気配がかなり出ていて、手が悪そうな多井さんは危険牌を捨てず明らかに受けていました。一方、勝又さんは結構強くきていました。が、終盤に勝又さんが仕掛けを入れ、アガリよりテンパイ料狙いに切り替えたのが分かりました」
この段階で残りは1牌。テンパイ料狙いの打ち手がアガって親を流されるリスクはまずなく、確実にテンパイ料をもらうことが可能だ。トップ取りの麻雀では、アガリ点の多寡より「相手との点差」が大切だ。テンパイ料は最低だと1000点しかもらえず、アガリの1500点より少ないかもしれない。が、ターゲットがノーテンなら500オールをアガるより確実に点差を詰める(広げる)ことができる。結果、多井の1人ノーテンとなり、アガリより倍の点差を詰めることに成功したのだ。
終盤で1ハンのテンパイであればアガリよりテンパイ料のほうがデカい。ただ、相手にアガられるリスクもあるので、残りツモ枚数と他家のテンパイ気配の確認だけはお忘れなきよう。 -
麻雀最強戦ファイナル展望
いよいよ11日は今年の麻雀最強戦の総決算。「麻雀最強戦2016ファイナル」が開催される。各卓の出場選手の紹介とともに、当日解説を担当する魚谷侑未・瀬戸熊直樹・村上淳のプロ3人に対局の展望や応援する選手へのエールをいただいた。
A卓 菅原千瑛 猿川真寿 堀江貴文 勝又健志
魚谷「誰もが認める強者勝又・猿川に今大会ダークホースとなりそうな堀江・菅原が挑む。ここは、自団体のトップである鳳凰位の勝又に勝って頂いて、プロ連盟の強さを見せつけて欲しい」
瀬戸熊「本命勝又、対抗猿川。連盟が3人いる卓なので、連盟の人が圧倒的にやりやすい麻雀になりそうです。そうなると、勝又と猿川の争いになると思います。ただ堀江さんは、予選も押し引きが素晴らしく、最初にアガりが出れば、勝ちもあると思います。僕の希望としては、堀江さんが負けて、悔しさのあまり競技麻雀にはまってくれたらなあと思ってますけど…汗」
村上「プロ連盟3人対アマチュアという図式ですね。実力的には勝又が一枚抜けているとは思います。予想では勝又勝利ですが、応援は堀江さんです。堀江さんは本戦出場を決めてから数回最強戦ルールで麻雀大会を開催しており、自分も何回か呼ばれているので。厳しい戦いになるのは間違いないですが、頑張っていただきたいです!!」
B卓 茅森早香 阿部孝則 古橋崇志 角谷ヨウスケ
魚谷「なかなか個性的な面子が揃ったB卓。プロ連盟、最高位戦、協会、RMUと団体の意地となりそうな卓である。最強戦の常連かつ女流プロ最強クラスの茅森、ベテラン阿部に、フレッシュな2人が挑戦する。古橋・角谷の麻雀はあまり見た事がないので、注目したい」
瀬戸熊「本命角谷、対抗古橋。この卓は、勢いある二人を押します。特に角谷さんの全ツ麻雀は、最初見た時、ビックリしました。おそらくこの戦いも全局参加すると思います。楽しみです。古橋は応援込めての対抗です」
村上「4団体対抗戦ですね(笑) 予想は角谷。この4人の中でトップを取るために無茶をすることに慣れてます(笑) もちろん応援は茅森。実力的にも他3人と遜色ないですし、じゅうぶん期待できると思います!!」
C卓 小林剛 沢崎誠 近藤千雄 近藤誠一魚谷「渋い面子が揃ったC卓。小林がいるということは早期決着の卓になるだろうか? 3人は小林の打ち筋にどう対応していくのだろうか。沢崎・近藤のベテラン2人の戦いも楽しみだ」
瀬戸熊「本命沢崎、対抗近藤。ここは、経験でこの2名にしました。間違いなく沢崎さんは、優勝争いすると思います。パンチの重い二人が、パンチを2回決めれたほうが勝つと思います」
村上「C卓も団体対抗戦ですね!RMUのかわりに麻雀連合ですが(笑) ここは予想も応援も近藤誠一です。ここ数年の誠一さんは本当に強い。理とは外れた強さがあるので、一発勝負でも発揮されそう。昨年もトップで決勝進出を決めていますし、経験も込みで誠一さんです」
D卓 前田直哉 稲波崇 藤崎智 多井隆晴魚谷「私が最も楽しみにしている卓である。現最強位の前田、現十段位の藤崎、日本シリーズの多井と実力者揃いの卓となった。ファイナリスト唯一アマチュアの稲波さんは、過酷なアマチュア予選を勝ち抜いて来たと思うので、勢いは全選手の中で一番あると思う。なかなか辛い卓になってしまったが、心は稲波さん全力推しで!」
瀬戸熊「本命藤崎、対抗前田。多井さんは?と言われそうですが、僕が押さなくても圧倒的に優勝候補になってるからいいでしょう…汗。ここは、忍者と最強位の意地を期待します」
村上「連盟2人、RMU、アマチュアですか…総合力では圧倒的に多井だと思いますが、わたくしの予想は前田。多井はトップ取りの麻雀だとしてもイチかバチかの勝負に出れないことがあるので、一度優勝した経験がある前田が有利と見ます。板川さんのように連覇する可能性もじゅうぶんだと思います!!」
決戦の時は迫る。ファイナルは11日11時より配信開始! 今年一番麻雀が強いやつは誰だ!? 注目の戦いをお見逃しなく!
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