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多くのアーティストたちが賛同した、「排気ガス」から作られたインク
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多くのアーティストたちが賛同した、「排気ガス」から作られたインク

2017-02-23 22:00
    環境の汚染と、それに伴う地球温暖化が叫ばれる昨今、環境を意識することは、大きな企業や国ではなく、僕たち一般人にも求められている。とはいえ専門的な知識や技術のない僕たちは、果たして自分が何をすればいいのか、いまいち理解仕切れていない部分もある。

    「だったら、このペンで絵を描いてよ!」と呼びかけるのは、クラウドファンディング・Kickstarterで話題になっている「AIR-INK」の開発チーム。

    https://ksr-video.imgix.net/projects/2705179/video-748091-h264_high.mp4

    「AIR-INK」の最大の特徴は、その中身にある。車の排気ガスをフィルターし、浄化する際に採れる炭素を精製してつくられているのだ。

    シンガポールを拠点に活動する、マサチューセッツ工科大学のメディアラボから独立した研究チーム・Graviky Labsと、トラのロゴで有名なTiger Beerのコラボレーションで開発された。

    ペン1本あたり、ディーゼルエンジン車が40~50分走行して出る量の排気ガスが使われており、ペン先のタイプは太いもの、細いもの、丸いもの、四角いものとさまざまだ。


    また、「AIR-INK」には多くのアーティストが賛同の意を示してる。排気ガスを綺麗にすることでつくられる、という背景だけでなく、色味や書き心地も評価されていることから、画材としても優秀なことが分かる。

    クラウドファンディングで目標金額を達成、製品化が決まっており、ペン1本で35USドル、複数タイプのセットは70USドルから入手可能だ。

    環境問題にテクノロジーで立ち向かい、アーティストがそれを世界中に広める。「AIR-INK」がロールモデルとなり、今後もっと活発なムーブメントが起きることに期待したい。

    AIR-INK[Kickstarter]
    RSSブログ情報:https://www.roomie.jp/2017/02/373110/
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