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桜の季節。資生堂ギャラリーの「椿会展 2017」で初心に立ち返る
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桜の季節。資生堂ギャラリーの「椿会展 2017」で初心に立ち返る

2017-04-04 18:00
    2017年度は始まったばかり。こんな展示で、初心を新たにしてみてはどうだろう?

    2013年に赤瀬川原平、畠山直哉、内藤礼、伊藤存、青木陵子の5名で結成。2015年には前年の赤瀬川の逝去にともない、新たにメンバーとしてダンサー・振付家の島地保武が加って、毎年春に展覧会を開催してきた 「第七次椿会」の5回目で最後となる展覧会「椿会展 2017-初心-」が、資生堂ギャラリーで4月4日(火)からスタート。

    今年で70周年。資生堂ギャラリーの「椿会」

    「椿会」は、戦後間もない1947年に、戦時中一時閉鎖されていた資生堂ギャラリーの活動を再開するにあたり企画されたグループ展。以降、時代とともにメンバー構成を変えながら今日まで継続し、今年70周年を迎える。

    「第七次椿会」の「初心」というサブタイトルは、3.11から復興していく過程において、 初心を問い直す時期にあるのではないかというメンバーたちによる話し合いによって決められたもの。展覧会のロゴは、グラフィック・デザイナーの仲條正義によって、常に「初心」に立ち返る象徴として毎年新たにデザインされている。

    初回に千円札にまつわる作品「ハグ」を発表した後、2014年から雑誌イラストや絵日記の連載を、90年代、80年代、70年代と時代を遡りながら展示してきた赤瀬川原平。今回の展示では、60年代の梱包作品、50年代の自画像が展示される。


    これまで、毎回異なった連作を発表してきた畠山直哉は今回、60~70年代に建設されたイギリスのニュータウン、テムズミードを撮影したシリーズに、当時の不動産広告のテキストを組み合わせた作品と、今年1月に撮影した赤瀬川原平のアトリエの写真を展示。

    会期中には、島地保武、Altneu (島地保武、 酒井はな)+蓮沼執太によるパフォーマンスや内藤礼のギャラリートーク、青木陵子によるzineづくりのワークショップも。第七次椿会最後としてひとつの区切りを迎える今回の展示。お花見がてら、資生堂ギャラリーまで足を伸ばしてみるのも良さそうだ。

    椿会展2017-初心-
    会期:2017年4月4日(火)~5月28日(日)
       平日 11:00~19:00 日曜・祝日 11:00~18:00
       ※ 毎週月曜休(月曜日が祝日にあたる場合も休館)
    会場:資生堂ギャラリー(東京都中央区銀座8-8-3 東京銀座資生堂ビル地下1階)

    [椿会展2017,資生堂ギャラリー]

    RSSブログ情報:https://www.roomie.jp/2017/04/379486/
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