何のこっちゃと思われるかもしれませんが、この週末はそんな“架空の本屋”に出会えるチャンス。
様々なジャンルの作家たちが生み出す、ユニークな架空の本屋たちを、今回はご紹介したいと思います。
架空の本屋が描かれたブックカバーたち!
約50人の作家たちが考える“架空の本屋の架空のブックカバー”を集めたイベント「約50人のブックカバー展」。
この展覧会が開催されているのが、下北沢にある「本屋B&B」というお店です。
ビルの地下へ向かう階段を降り、お店のドアを開けてみるとそこ見えてきたのが……
お店の壁一面に貼られたB4のブックカバーたち!
これ全部に、作家たちによって描かれた摩訶不思議な世界観の本屋が描かれています。
プロに聞きましょう
これだけ作品数があると、どれからチェックしたら良いのやらと迷ってまう……。
それならばと、本屋B&Bのスタッフ、西山友美さんのお気に入りを3点ほど教えてもらいました。
冬はおやすみ
イラストの下には、作家によるコメントも
まずは、オカタオカさんの『HONEY STONE BOOKS』。
私がオカタオカさんのファンということもありますが、ブックスタンドのように描かれたクマたちがとっても可愛いんです。コーヒーのような色合いも素敵ですよ。
お次は、西村ツチカさんの『湿生書園』。
湿地帯に作られた通路の上に本が置かれている不思議な本屋さん。オオカミのような獣が、読書中の女の子の手を引いているのがちょっと不穏です(笑)
3点目はスケラッコさんの『大きい犬書店』。
大きい犬がそのまま移動書店になっているという可愛らしい世界観が大好きです! 砂浜のような場所でのんびり読書してる人たちも素敵。
3つには選びきれない……!という様子の西山さんに無理をいって選んでもらった3点は、どれもクスッと笑みがこぼれる素敵な作品ばかり。
何だか私もお気に入りを探したくなってきました……。
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きっとあなたもこうなります
はしゃさんの『フカフカ書店』。謎の生き物がひたすらに可愛い
私が見つけたお気に入りも少しご紹介させて下さい。
松尾モノさんの『怠惰と書店』。本屋で寝転がってダラダラできたら最高じゃない?
カヤヒロヤさんの『ほらあな書店』。未知の地底生物たちと読書したいぞ…。夏は涼しそう。
これも良いな!あれも良いな!と迷っていたら時間があっという間に過ぎていた……。
なんだか、宝探しをしているみたいなワクワクを味わってしまったよ!
持って帰りましょ
もちろん、選んだブックカバーは5枚1セットで500円(税別)にて購入可能。
大事な本に選んだカバーにつければ、思い入れもより一層深まるはず。
読書好きの友人や、家族、恋人へのプレゼントにもピッタリですね。その人に合ったものを探すのも楽しそうです。
本屋B&Bオリジナル!
本屋B&Bではブックカバーの展示・販売だけでなく、そのイメージにあった書籍をスタッフが選書しています。
なるほどね!と頷く組み合わせだけでなく、なんでコレ?読めば分かるの?と、新たな本との出会いのキッカケになりそうな組み合わせも。
「約50人のブックカバー展」は大阪のFOLK old book storeという書店からスタートした企画ですが、この選書は本屋B&Bのオリジナル!
大阪での展示を既に見た人でも、新たな発見や出会いがあるかもしれません!
11月30日(金)まで!
店舗の奥ではドリンクの販売や座れるスペースも
「約50人のブックカバー展」は、本屋B&Bにて11月30日(金)までの開催です。
大阪からスタートし、台湾にも渡ったこの展覧会は、ここ下北沢でゴールなのだとか。
11月の休日は下北沢に訪れて、約50人の作家たちが生みだした“架空の本屋”を見に行きませんか?
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