イタリア人写真家Gabriele Galimberti氏の「Toy Stories」という写真シリーズ。18ヶ月かけて世界中を飛び回り、その国々で子供の写真を撮っています。
その撮影場所は子供部屋。そして、周りにはいつも遊んでいるお気に入りのおもちゃたちが並べられています。
彼のサイトでは写真ギャラリーと共にその子供のショートストーリーも見ることができます。ここではいくつか抜粋して紹介。
メキシコ人の母とアメリカ人の父を持つオルリーくん。メキシコ近くのテキサスに在住。恐竜が大好きでベッドの周りに貼られた恐竜たちは「おばけ」と「悪いメキシコ人」から彼を守ってくれているそうです。
アフリカのマラウィに住むチワちゃん。小さなテントのおうちには電気も水もないとのこと。村には50人ほどの子供たち。チワちゃんもほとんどを外で遊んでいるとのこと。これらのオモチャはNGOのボランティアスタッフからの贈り物。
フィジー島に住むケレシーちゃん。お人形と一緒におままごとをするのが大好き。兄が学校に行くのに合わせて、ケレシーちゃんもオモチャの入ったリュックを背負ってお庭に遊びに行くそうです。
ウクライナに住むパベルくん。将来警察官になりたい彼のオモチャはたくさんのピストル。いつも弟を捕まえては、手錠をかけて「逮捕」や「職務質問」などをして遊ぶとのこと。
アラスカの小さな町に住むニコくん。漁師の父と教師の母。お気に入りのオモチャはレゴなどのブロックオモチャ。スペースシャトルを作って宇宙に飛んでいく空想をするのが好きとのこと。
バンコクに住むワチャラポくん。バイクが大好き。彼のお父さんは毎朝ヘルメットをかぶりバイクで出社。その真似をするのが好きなワチャラポくんは、家の中でヘルメットをかぶり、小さなバイクのオモチャで遊んでいるそうです。
純粋で想像力が豊かな子供にとって、まわりの影響は計り知れないもの。それはオモチャや遊び方にも影響しているんですね。
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Toy Stories [Gabriele Galimberti]