美容師である以前に「美容マニア」であるという彼女の部屋には、こだわりのシャンプーやコスメが多数置いてありました。
名前:安齋由美さん
職業:ヘアサロン・CHAUSSE-PIED EN LAITON(ショスピエ・アン・レトン)オーナー
年齢:38歳
肌タイプ:敏感肌・混合肌
ヘアサロンオーナーのこだわり部屋と、美容グッズたち(恵比寿)|みんなの部屋 - ROOMIE(ルーミー)
透き通るような美しい肌の安齋さんですが、驚くべきなのは普段からほぼすっぴんで過ごしているということ。基本的にノーファンデで、ベースメイクは基礎化粧にUVクリームを塗れば完成します。
おまけに、もともと敏感肌であるにも関わらず肌トラブルとも無縁。その理由は、“自分に合うモノ”を使っているからだと安齋さんはいいます。
「負担をかけずに素肌をキレイにすることに力をいれている」という彼女の、とっておきのスキンケアを教えてもらいました!
マネしたくなるスキンケア「モイスティーヌ」
左側のイソップは旦那さんのもの
安齋さんの定番スキンケアは、意外にもシンプルなラインナップ。棚の上の小さなお皿の中に、すべてまとめて収納できるほどの少なさです。
そんな数少ない基礎化粧品は、すべてモイスティーヌのもので統一。同ブランドは今年から使いはじめ、それまで定番で使ってきたアルビオンのものを手放して新しいブランドに切り替えたのは、なんと8年ぶり。
試しに一度使ってみることはあれどどれもしっくりこなかった中、それほどまでにモイスティーヌ製品の実力に惚れ込んだようです。
「肌のキレイな友だちが、みんなモイスティーヌのものを使っていて。それで使ってみたのがきっかけです」
とはいえ、気軽に試してみるには価格帯が気になるところ。まずは比較的安価なメイク落としと洗顔を試してみることからスタートたんだそう。
「クレンジングセラム 120ml」 ¥7,150(税込)、「ヒドラソープ 90g」 ¥3,300(税込)
「いきなり高いものを買うのは気が引けたから、最初は安いメイク落としと洗顔だけ買って、3ヶ月使ってみたんです。そしたら肌がすごく変わって。それで、他のものも使ってみようと増やしていった感じです。
モイスティーヌを使うようになってから肌の感触が変わったし、びっくりするぐらい唇の色が明るくなりました。もともと唇がくすみやすいので、いつも濃い色のリップをしていたんですけど、これを使うようになって、すっぴんになった時の印象が全然違くて。
うちのサロンのスタイリストにもこの話をしたら、やりたい!ってなって、今は全員これを使ってます(笑)」
ただのスキンケアメーカーではない理由
モイスティーヌを語る上で欠かせないのが、その店舗でのサービス。
どんなにいいモノを使っても正しいやり方でやらないと効果が下がるため、商品を購入すると同時にスキンケアのやり方もレクチャーしてもらえるんだとか。
「店舗に行くときは美容室みたいに予約して行って、スキンケアのやり方を教えてもらうんですよ。
私の場合、3週間に1回通っていて、使う製品も、肌がキレイになったらビタミンが入ってるやつにするとか、ちょっとずつステップアップしていくんです」
店舗に行くと、そのときの肌の状態にあったものも勧めてくれるし、やり方も教えてもらえる。それってまるで、パーソナルトレーナーがついたお肌のジムのよう……。
スタッフさんたちも肌が綺麗で、かつ、ほとんどすっぴんだというから、自然とモチベーションも上がりそうです。
基礎化粧品は4つ
(写真左から)「バランシングローション 120ml」(化粧水) ¥8,250(税込)、「薬用 S.S ジェル 50g」 ¥7,700(税込)、「リバイタルセラム 40ml」(美容液) ¥13,200(税込)、「モイスティーヌⅣ」(美容器) ¥79,200(税込)
安齋さんが使っているスキンケアは、化粧水・乳液・美容液の3つと美容器の計4つ。
それらを使った日々のスキンケアのポイントを聞いてみました。
ポイント① 絶対に摩擦を起こさないこと!洗顔や保湿など、スキンケアをするときに気をつけているのが、とにかく摩擦を起こさないこと。
化粧水はパッティングせずに手のひらに満遍なくのばし、肌にのせていくだけで完了します。
「いままでは適当にバーって叩いてつけていたんですけど、それがシミの原因になるみたいで、今は置くだけにしています」
ポイント② 美容器でスペシャルケアモイスティーヌを使い始めてもうすぐ1年が経つといいますが、安齋さんがもっとも肌の変化を感じたのは、スキンコンディショナー(美容器)を使うようになってから。
使い方は主に2つで、化粧水をつけたあとと、洗顔をするとき。保湿やリフトアップ効果が期待できるだけでなく、ディープクレンジングセラムとともに使うことで皮脂の汚れを根こそぎ落としてくれる役割も。
79,200円(税込)とかなり高価な買い物ですが、自宅にいながらサロンクオリティに近いスキンケアができると考えれば、フンパツしてみるのもアリかも。
ちなみに美容器の使用頻度はカウンセリングを元に決めていくそうで、安齋さんは現在、2日に一度のペースで使っているそうです。
ポイント③ 朝の洗顔時にもクレンジングするクレンジングセラムのテクスチャー
人によってさまざまな、朝の洗顔ルール。モイスティーヌ仕込みの安齋さんの場合、毎朝の石鹸での洗顔はもちろん、同時にクレンジングもするんだとか。
「夜、寝ている間に皮脂がすごく出てるんですって。その油分もちゃんとキレイに流してから一日を始めるために、朝も夜もクレンジングをします。
モイスティーヌのクレンジングは水みたいに軽いテクスチャーなので、負担も少ない気がします」
肌に刺激を与えない分、ウォータープルーフマスカラなどを使ってがっつりメイクした日の夜は、ポイントメイク落としも必要とのこと。
肌がキレイだと、メイクがシンプルになる
「化粧が濃いより、素肌がキレイな方がいい」と思い、スキンケアを見直したという安齋さん。
朝のスキンケアはいたってシンプルなため、5分ほどで完了するといいますが、それ以上にメイク時間の方が短いというのだから驚き!
普段のメイクはモイスティーヌの日焼け止めクリーム「プロテクトUV」に加え、リップとマスカラをすれば完了。
ちなみにこのUVクリームも肌にやさしい使い心地のようで、安齋さんの周りの美容師さんの間でも人気の商品なんだとか。
美容のために気をつけていること
この際、スキンケア以外の美容法も教えて欲しい!ということで、安齋さんが普段取り入れている美容習慣についても聞いてみました。
水を2〜3L飲む敏感肌で、刺激を与えると痒くなってしまうことがあるため、ボディケアはむしろしていないという安齋さん。その代わりの乾燥対策が、“水を飲むこと”。
「1日に、2Lから3Lぐらい水を飲むんですよ。それで体の中に水分があるのか、他の人よりは乾燥が気にならない気がしてます」
朝の一杯目の白湯からはじまり、1日に2〜3Lの水を飲む。安齋さんの場合、この“水飲み美容法”を10年ほど前から毎日続けているとのこと。
その重要性を象徴的に表しているのが、シワがなくつるんとした首……! サプリメントなども飲んでいないというので、本当にこの“水を飲むこと”の重要性をつくづく感じます……。
頭皮のケアでリフトアップ?フェイス以外では、頭皮のスキンケアも行っているそう。使っているのは、芸能人も御用達の「電気バリブラシエレクトロン」。
「これを使うと、顔がめちゃくちゃリフトアップするんですよ。本来頭皮と顔両方に使えるモノなんですけど、少し刺激が強いので、今は頭皮にしか使っていないです。
でも、頭皮に使うだけでも顔が上がるんですよ。コリをとってくれるので薄毛予防にもなるし、肩こりもよくなった気がします」
自分に合ったスキンケアで、賢く美肌に
「美容という美容はなるべくやらない方向になっている」と話す安齋さん。
合わない化粧品や間違った使い方をしていると、かえって時間とお金を無駄にしてしまうこともあるのが、スキンケアの怖いところ。
効率よく正しいお手入れをすれば、こんなにも美しく、“無駄”な手間を省けるんだなと、安齋さんのお話を聞きながら実感しました。
私もまずは、洗面所でごちゃついているスキンケアたちを見直そうかな……。
Photographed by 安齋さん、Shinichiro Oroku(9枚目)、編集部(6、10、11枚目)
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