金属、石、食材にも対応。コンパクトに片付けできて、長尺物にも対応できる家庭用レーザー彫刻機
Photographed by RUTAWA JAPAN INC
DIY好きなら、いろいろな道具を自前で持っておきたいと思うものですが、なかなか手を出しにくい物もありますよね。
ロゴマークなどを刻印したり、板状のものを複雑な形状にカットしたりできるレーザー彫刻機も、そんな道具のひとつでしょう。
machi-yaで公開されている「Spider X1」は、平らな場所に直置きして使えるフレームレス仕様のレーザー彫刻機。Y軸方向の加工範囲が無制限にもかかわらず、コンパクトに片付けできるのが特長の、家庭用プロダクトです。
これは、要チェックだと思いますよ。
フレーム（テーブル）がない
Y軸方向の加工範囲が無制限というスペックなのに、コンパクトに片付けできる秘密は、そもそもフレームを持たない構造になっているから。
工作精度を上げるために、オプションのフレームをセットすることも可能ですが、最低限必要なのは上の画像のとおり、レーザーヘッドをX軸方向に動かすためのレール一式だけです。
両端にある立方体形状のボックスにローラーが内蔵されており、床や作業台の上を自走するという仕組みになっているわけです。
作業スペースさえ確保できれば、家庭用とは思えないサイズ感の加工もご覧のとおりです。
本格的な加工もこなせる
「Spider X1」は、レーザーヘッドのパワー別に2タイプが用意されています。
加工する材料にもよりますが、基本的には大は小を兼ねます。切断までこなしたい場合は、20Wのほうを選んでおくとベターでしょう。
複雑な加工をするには、相応のPC用ソフトを使う必要がありますが、簡単な加工ならスマホアプリでも対応可能になっています。
加工材料については、金属、石、食材などの切断は不可となっているものの、刻印ならほぼほぼ何にでも加工可能。（※詳細は、こちらでご確認ください）
スマホ（ケース）の背面にイニシャルやイラストを彫ったり、アイデア次第で自分だけのオリジナル製品を作り出すことも夢じゃありませんよ。
豊富なオプションパーツ
円筒形の材料に対応できる「曲面加工ローラー」など、豊富なオプションパーツにも要注目です。
加工時、レーザーで燃やされた材料表面から出てくる煙を吹き飛ばすための「エアーアシスト」、ペンをセットして線画を描ける「線画モジュール」なども、加工の幅を広げてくれると思います。
予算が許すなら、ぜひ合わせ買いしておきましょう。
安全面にも配慮
「Spider X1」には、高出力レーザーによる重大事故を防ぐため、チルトリセット機能が搭載。障害物に乗り上げたり、うっかり物をぶつけてしまったりすると、センサーが傾きを検知して動作を停止します。
また、レーザー光から目を守るための保護メガネも付属。思わぬ事故に遭わないように、大切な装備品にも抜かりはありません。
さらに「Spider X1」は、日本の正規代理店がサポートする製品。日本国内生産者賠償責任保険に加入しており、もちろん1年間のメーカー保証も付けられています。
安心して入手できる点も、助かるところですね。
「Spider X1」は、現在machi-yaでプロジェクトを公開中です。DIY好きなら見逃せないレーザー彫刻機の詳細は、以下のリンク先でチェックを！
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