表参道のランドマーク、ルイ・ヴィトン表参道ビルの7階には、まるで空中空間のようなガラス張りのアートスペース「Espace Louis Vuitton Tokyo」があります。
2011年の誕生以来、記念すべき10回目のエキシビジョンが、Steve McQueenによる個展となります。2013年に公開した最新作『それでも夜は明ける(12 Years a Slave)』で、第86回アカデミー賞作品賞を含む3部門を受賞しています。
さて、今回の展示はこんな感じ!
photo by ©Louis Vuitton / Jérémie Souteyrat Courtesy of Espace Louis Vuitton Tokyo
どどーん! シンプル! 格好良い!!!
今回の作品は、海上の眩しい青年と淡々と語られるナレーションというシンプルな映像作品です。
彼は極限まで無駄を省いた手法で、観賞者に様々な解釈を委ねるスタイルが特徴的。世界初公開となる本作品は、これまでのものに比べて抽象的で、観る者を感覚だけの空間に誘い「自己の真なる部分」を明らかにするものです。
photo by ©Louis Vuitton / Jérémie Souteyrat Courtesy of Espace Louis Vuitton Tokyo
photo by ©Louis Vuitton / Jérémie Souteyrat Courtesy of Espace Louis Vuitton Tokyo
実際に僕は昨年スイスで開催された大規模な個展を観てきて、そのシンプルな映像にこめられた濃密な情報量に圧倒されてきたばかり。なので、こんなに早く東京で新作が観られるなんて。ラッキー!と早速堪能してきました。
photo by ©Louis Vuitton / Jérémie Souteyrat Courtesy of Espace Louis Vuitton Tokyo
毎回展示ごとに制作されているカタログも充実の内容。帰ってから読み返すことで展示を反芻できるのも良いですね!
また最初に記したように通常この会場はガラス張りなので、表参道から東京の街が見渡せます。これをきっかけに表参道でのお散歩がてら定期的に足を運んでみてはいかがでしょうか?
[スティーヴ・マックィーン展]
会場:エスパス ルイ・ヴィトン東京
入場料:無料
会期:2014年04月26日 ~ 08月17日
住所:東京都渋谷区神宮前5-7-5 ルイ・ヴィトン表参道ビル7階