近況報告コラム「東奔西走」第25回
------------------------------------------劇団演劇 ------------------------------------------事務所に所属してるといっても、実質はほぼフリーランスみたいなものなので、とにかく今仕事に恵まれている環境がありがたい。その反面、仕事を失うことの恐怖との闘いである。なので、来た仕事は基本的に受けるようにしている。それでもどうあがいても受けられない仕事があり、今年はとある舞台の脚本と演出を２本、とあるミュージカルの作詞の仕事を1本、断ってしまっている。それを横目に見ながら、「あーいいなあ、やりたかったなあ」と断っておきながら未練がましく嫉妬にかられる。先日、壱劇屋の『憫笑姫』という作品に久しぶりの役者として出演した。『憫笑姫』は壱劇屋が展開する「ノンバーバル殺陣芝居」というシリーズ

近況報告コラム「東奔西走」第24回 ------------------------------------------熱量 ------------------------------------------ピースピット2017年本公演『グランギニョル』、無事に開幕してステージを重ね、東京公演も残すところあと４回となった。初日と2日目マチネのカーテンコールでスタンディングオベーションをいただき、カンパニーの皆が驚いた。個人的にも、21年間演劇活動をしていて千秋楽以外でのスタンディングオベーションをはじめて経験した。その後、制作側から退館時間の都合上カーテンコールは最大3回までで終わらせるようにとの通達がきた。実は、以降のステージのカーテンコールでは、スタンディングが起こりにくい構成に少し変更している。にも関わらず、中日にまたスタンディングオベーションをいただき、お客さんの作品に対する熱量