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記事 4件
  • 近況報告コラム「東奔西走」第61回 -レジェンド-

    2020-06-27 12:00  
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    近況報告コラム「東奔西走」第61回 ------------------------------------------レジェンド------------------------------------------高校生の頃、テレビ番組の大道具を建て込むバイトをしていた。昼休憩、読売テレビ(大阪の日テレ)の社食で飯を食っていたら真後ろの席から聞き慣れた声がした。振り向くと、笑福亭鶴瓶師匠がそこにいた。「鶴瓶や!」思わず声が出た。テレビのブラウン管越しでしか見たことのない芸能人が目の前にいた。それが、人生で初めて生で見た芸能人だった。劇団時代、腹筋善之介座長、佐々木蔵之介先輩らと、野田地図公演『農業少女』を観にいったときのこと。なぜか、流れで打ち上げに同席させてもらうことになった。役者だけのささやかな打ち上げ。目の前には野田秀樹さん、隣には深津絵里さんという、下っ端劇団員だった俺は緊張オブ緊

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  • 近況報告コラム「東奔西走」第60回 -じゃない-

    2020-06-20 12:00  
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    近況報告コラム「東奔西走」第60回 ------------------------------------------じゃない------------------------------------------インタビューなどで、「あなたにとって2.5次元演劇とは?」という切り口で聞かれることがある。なるべく答えるようにはしているのだけど、その度に「俺はなにをさも当事者みたいな顔して言ってんだろう」と、自分の言葉から滲むさもしさにげんなりしていた。2.5次元演劇を我が物顔で語れるような立ち位置に、自分はいないと感じているからだ。2.5次元演劇もそうでない演劇も、どちらも同じ「演劇」という枠にある感覚でいる。昔、今敏監督の『千年女優』というアニメを舞台化したことがあったのだけど、そのときももちろん「2.5次元」をやっているという意識はなかった。そもそも、その頃にはまだ「2.5次元」という言

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  • 近況報告コラム「東奔西走」第59回 -懐メロ-

    2020-06-13 12:00  
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    近況報告コラム「東奔西走」第59回 ------------------------------------------懐メロ------------------------------------------まだ音楽配信や動画配信に追い落とされる前のTSUTAYA。大阪梅田の堂山に結構大きめのTSUTAYAがあって(現在は潰れている)、そこに頻繁に通っていた。芝居の選曲のためにレンタルCDのコーナーをよく利用していたからだ。CDはテーマ別に区分けされていたのだけど、ある日、懐メロのコーナーを見て驚いた。そこにCHAGE and ASKAがあったからだ。その当時、自分にとっての懐メロといえば、ピンク・レディーやら山口百恵やら中森明菜やら、まあなんつーかその辺りだ。「チャゲアスが懐メロ!?」もう驚いたと同時に時の流れの残酷さに愕然としたね。で、ついこないだ。なんかの弾みで若者とBUMP OF

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  • 近況報告コラム「東奔西走」第58回 -科白劇-

    2020-06-06 12:00  
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    近況報告コラム「東奔西走」第58回 ------------------------------------------科白劇------------------------------------------舞台『刀剣乱舞』 綺伝 いくさ世の徒花、 全公演の延期が発表された。覚悟はしていたけど、公演が丸ごとなくなってしまうという事実は大いに気持ちを曇らせてくれる。このご時勢で同様のケースは推挙に暇がないけれど、慣れたくはないものだと思う。上記の通り、「綺伝」としての公演は延期となった。その代替公演として、 科白劇 舞台『刀剣乱舞/灯』 綺伝 いくさ世の徒花改変 いくさ世の徒花の記憶を上演する運びとなった。いろいろ考えた結果、長ったらしい題名になってしまった。「綺伝 いくさ世の徒花」の物語をいつもの舞台『刀剣乱舞』とは違う形でお届けしようという試みだ。緊急事態宣言が明けたとはいえ、日本はま

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