第280号 2018.8.14発行
「小林よしのりライジング」
【今週のお知らせ】
第92回「女医の現実と女性差別」
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>>114
私も元ネトウヨですが、『ゴー宣』に影響されたところはありました。
もちろん、きちんと読解できていませんでした。
『戦争論』からの影響も大きかったですが、「日本は悪くなかった!」という所しか読み取っていませんでした。
「個と公」の部分まで理解していれば、ネトウヨにはなっていなかったでしょう。
こういう「自分が面白いと思える部分だけ」が頭に残っていて、その他の知識不足や人生経験の浅さから、ネトウヨ化した人は、他にもたくさんおられるのではないかと想像します。
ちなみに、私がネット言論に疑問を抱いたのは、中川淳一郎氏の『ウェブはバカと暇人のもの』を読んだのがきっかけでしが、はっきりとネトウヨ卒業に到ったのは、『戦争論』の再読と『孤独を貫け』を読んだことによります。
『戦争論』の誤読でネトウヨ化しても、きちんと『戦争論』を読み直せば、それで立ち直れる可能性はあると思います。
トッキー様、
門下生チャンネルご紹介いただきありがとうございました。
もくれんさんの記事の感想です。
僕も東京医大の件は、女性差別だと思っていましたが、もくれんさんの記事やよしりん先生のブログを読んで、それで片付けられる問題ではないことが分かりました。ありがとうございます。
男女間の体力の差異を考えると、試験の結果にこのような差があるのは、しょうがないですね。例えば、警察でも女性の採用は男性の十分の一もありません。しかも、それは募集要項に明記されているのです。それでも、女性差別だとならないのは、警察がやはり、体力がものを言う世界だと認識されているからでしょう。
とはいえ、現役のお医者さんが前のコメントで言ったように、そういう条件を明示しないのは、アンフェアですね。いや、それ以前にこういう判断は大学に任せず、国家試験などで調整するなど、国が国策としてきちんとやるべきではないかと思います。
そして、僕らは…、表層的な見方にとらわれず、もっと根本的な部分を見て考えるべきだと反省しましたm(._.)m
ゴー宣の感想です。
僕もサリン事件の犯人たちには、死刑になってほしいと思ってました。死刑とは、辺見庸の言う通り、改心しようが生きたがっていようが問答無用の抹殺ですが、改心してたら生きていられないと思うはずだし、生きたがっていても、それは虫のいい話だとしか思えません。
本当は彼らのやらかしたことは、日本の死刑程度であがなえるものではないはず。彼らのばら蒔いたサリンのせいで何人の人が亡くなったか、そして、生きていても重い障害を抱えた人も何人もいます。僕が遺族なら、自分たちの長年苦しみからすれば、恐らく一瞬であの世にいく絞首刑ではまだまだ割りに合わないと思うでしょう。
世の中には、絞首刑をはるかに凌ぐ残虐な刑はあります。しかし、日本社会では、どんな悪人でもそこまでは望めない、そういうコンセンサスは出来ています。だからこそ、責任は取りきれなくても、せめて日本で許されている最大限の刑は受けてほしいと思いますね。
時浦さんが執筆する、明日のライジングゴー宣が楽しみです。
こんばんは、ライジング配信ありがとうございますvv
東京医大の場合受験料が6万円です。医学部受験のためにかかる予備校費用や受験料が男女平等にかかることを考えると、東京医大の女子や多浪男子への減点は許されるものではありません。
女子合格者を限定したいのならば、事実を公表して女子の受験料を減額したり、不合格の場合一部返金するのが筋でしょう。寄付金もたくさん欲しい受験料もたくさん欲しいという東京医大の銭ゲバ根性のせいでお金も努力も台無しにされた側からすればたまったものではありません。
現在日本は人口減少社会まっしぐらです。女性や性的少数者を恫喝すれば少子化は解決すると思い込んでる輩が今現在政治を牛耳ってることを考えると、今後も減る一方でしょう。外科を志望する男子学生も減ってくる可能性も考えると、今後女性外科医の存在は必要不可欠だと思います。
宇宙飛行士の向井千秋さんは、前職が外科医でした。一般受験で慶應の医学部に入学され、大学時代は練習のハードなスキー部で活躍されていました。外科医を務めるうえで申し分ない体力の持ち主だったと思われます。女性でも運動部出身者だと男性に引けを取らない体力の持ち主もいますし、男性でも体力がない方もいます。
病気には女性・男性特有のものもありますが、多くの病気・怪我は性別を問いません。女性患者さんの場合同性の医師のほうが話しやすいという方もいらっしゃるでしょうし、男性医師による女性患者へのセクハラ問題もあります。一度セクハラ被害に遭えば男性そのものに恐怖を抱いてしまうことを考えると、どの科であっても女性医師の存在は必要不可欠だと思います。
冤罪による死刑は絶対避けなくてはなりません。ですが、仮釈放無しの終身刑や懲役百ウン年といった刑罰が日本で普及していない中で死刑を廃止することには反対です。
人生そのものを踏みにじられた被害者とその家族からすれば、犯人がのうのうと生きていることそのものが苦痛でしかありません。
今現在でさえ、被害者や被害者家族への補償はとても満足のいくものではありません。加害者が無職であれば民事訴訟を起こしてもただ裁判費用がかかるだけ。被害者が家計の大部分を支えていた場合、経済面でも家族は苦しむことになります。
被害者や遺族を本質的に救う方法、それは被害者が生き還って人生をまた始められるようにすることしか私には思いつきません。ですがそれは不可能であることが明白な以上、せめて犯人に死刑が下ることで、もう二度と犯人がこの世に戻ってくることはない、愛する人が奪われた悲劇がくりかえされることはないと、せめてそのことだけでも安らぎを得てほしいのです。
法や警察・刑務所に守られる加害者当人と違い、逃げ場のない加害者家族は世間からの中傷や白い目に苦しむことになります。
個人情報をネットでさらされ、職を追われ、婚約を破棄され、自ら命を断つまで加害者家族は追い込まれるのです。実際秋葉原事件の犯人の弟は自殺しています。東野圭吾さんの「手紙」の主人公のように犯人と縁を切ったり、伊藤詩織さんのように日本を出てやっとまともな生活を送れるのです。死刑が執行されたとき、どれだけホッとしたでしょう。
そう思うと、死刑がなくならないでほしいと思うのです。
こういう制度の不備を個人個人のプロ意識で支えられているのはありがたいと思う反面、
何とかする方法はないか考えずにおれません。
こういう時こそ、国が率先して全力で対策に乗り出す必要があるのと思うのですが・・・。
辺見庸のこの死刑反対の文章は引用した部分を読むだけでもその酷さが伝わってきます。
勿体つけたような言い回しからは自分が如何に知的で高尚かを見せつけるために着飾って
いるようで、上から目線で見下しているのがありありと感じられました。
しかも、こんな文章を載せてしまう東京新聞にも問題があると思います。
こんにチワワ!
もくれん師匠のトンデモ見聞録を読みまして。
世の中に眼科と皮膚科だらけになっても困りますし、医療現場における男女区別は仕方のないことでしょう。
医師免許に科の区別はないと聞いたことがありますが、この問題を複雑にさせている要因だと思います。
私立の医大付属病院であれば、入試は将来的な人材を確保するため、というのはわかりますが、だからといって東京医大(恐らく他の医大でも)のやり方は看過して良いものではありませんね。
構造的な問題ですので、どこか一つを是正すれば済む話しではないですね。
国民の健康、命に関わる問題ですから、憲法同様、皆で考えねばならぬことです。
こんにチワワ!
よしりん師範のゴー宣を読みまして。
お花畑の住人たちは、日本が法治国家であることを知らないのでしょうか?
個人的に死刑制度は必要と思います。
オウムはその狂気によって多くの人の命を奪い、傷付け、人生を滅茶苦茶にしました。
一度の死刑では飽き足らないほどです。
「被害者の人権は永久に回復されないのに、加害者の人権だけが保護されることを正当化できる理屈などない!」
まったく同感です。
女医の現実について、患者家族の意見を記しておきます。
実家の母が肝臓を病み、死に至るまでに五人の医師に出会いましたが、『酷い』と思った三人の医師は全て男性でした。
特に、夜に母の意識が混濁し、救急車で掛かり付けの病院を指定して行った時のERの医師は最悪で、ベッドが無いと受け入れ拒否。隊員の方が近隣の病院に問い合わせても、掛かり付け病院に行って、と拒否。再度隊員の方が交渉し、受け入れて貰ったのですが、点滴を打ったら「朝には帰って」。母の意識は混濁したままで、父が「これで帰って大丈夫なのか?」と聞いても、ベッドが無い、とだけ。これでは『死ね』と言われたに等しく、「金なら言い値を払う。何とかしてくれ。」と父が涙ぐみながら訴えても同じ…。
で、どうなったかと言うと、丁度そこに緊急呼び出しで来てくれた医師が、あそこを片付けてそこをズラしてあの患者さんをこっちに移して、と事細かに看護師に指示を出し、母の受け入れスペースを作ってくれたのです。拒否していた医師が反論すると、朝イチで手術が始まれば準備室が1床空くからそこに移せば良い、と説得してくれました。
その医師は、そう、女医さんでした。
父は観音様に見えたそうです。
すべての男性医師に救急の適性が有るわけでも無いし、適性のある女性医師が体力や体格の問題で排除されるのは患者の利益に反します。だったら男性看護師を増やすとか、もっと抜本的な医療システムの改正や勤務体制の改良が必要でしょう。もちろん医師養成システムも見直すべきです。
私も『モーニングショー』の石破茂氏の生出演を見ていました。
おおっ、すごい! と思いました。
ここまではっきりと、自衛隊は「戦力」ではない、という解釈はおかしい、という言論を地上波テレビで見たのは初めてです。
「交戦権」に言及した政治家も他に思い当たりません。
こうした「9条2項」がはらんでいる問題点が、極めて明快なかたちで朝のワイドショーで取り上げられた意義は非常に大きいと思います。
そして、全く説明をしようとしない安倍晋三。
ビデオメッセージや「新聞を読め」発言について語っていた石破氏は、珍しく憤りの感情を露わにしていたと思います。
これは安倍晋三に対する「私憤」ではありません。
民主主義を踏みにじる権力者に対する「公憤」です。
この姿を見て、地方票を担う自民党員がどのような判断を下すでしょうか。
憲法や民主主義に対する考え方、理念については、石破氏は安倍晋三と比べるまでもないので、後は実行力が問われてくるのかなと思います。
票集めだけでなく、仮に将来的に首相に就任したとして、そのビジョンを如何にして実現するか。
「美しい理想」を並べただけで終わってしまったオバマ前大統領のようにならないことを祈ります。