今回新発売となった「ニューミン コスメティックス シリーズ」は、美容液やナイトクリームの代わりに、睡眠中のうるおいケア(肌や髪に触れた部分のみ)を叶える美容液成分配合の寝具です。
ニューミン コスメティックス シリーズは、肌や髪が直接触れるピローケース、フェイスラインカバー、掛けふとんカバーの3種類が展開されています。保湿効果の仕組みは特別な生地にあり、繊維内に美容液成分として知られるビタミンE(うるおい成分の酢酸トコフェロール)を貯蔵し、肌が触れるとビタミンEが放出して肌(角層まで)に浸透するというもの。
それにより、寝ている間に手軽かつ効果的に乾燥や肌あれを防いで肌を健やかに保ちます。この保湿効果は、布製品でありながら医薬品医療機器等法による「化粧品」として届出がされているほか、ビタミンEは直接繊維に練り込んでいるので、洗濯しても成分がすぐになくなるわけではないといいます。
西川の研究機関である日本睡眠科学研究所と、同志社大学大学院生命医科学研究科/アンチエイジングリサーチセンター 米井嘉一教授との共同研究によって、睡眠時間は変えずに、睡眠の質を上げることでどれほど効果がみられるかを検証。結果、良質な寝具を使用して睡眠の質を改善することで、肌のうるおいやハリ、キメの数値が改善されていました(Glycative Stress Research 7(1): 75-87, 2020.)。
また、睡眠の質は腸内環境にも影響します。日本睡眠科学研究所と、同志社大学大学院生命医科学研究科/アンチエイジングリサーチセンター 米井嘉一教授との共同研究では、睡眠の質を上げることで、腸内の通称”ヤセ菌”の割合が増えることが判明(Glycative Stress Research 8 (2): 73-86,2021)。「ヤセ菌」は肥満の予防や改善、免疫力アップなど、健康と美容にとって嬉しい働きをしてくれるので、増加させられる習慣はぜひとも取り入れていきたいものです。
睡眠について悩みを持つ日本人が多いなか、ただ単に睡眠の質を上げるだけではなく、美容にもアプローチしようという寝具シリーズの登場。寝具メーカーとして睡眠についての共同研究を行い、実際に検証して得られた結果をもとに商品開発しているところから出てきた発想に納得です。健康も美容も寝ている間に効果が得られるとなれば、体感してみたいというユーザーは多いはず。何より、ただ美容にも効果がありますということではなく、寝具なのに「化粧品」としているほか、届出というお墨付きまでカバーするなど、本気度を感じる商品設計とPR施策となっています。