“3D巨大猫”のビジョン広告が登場したときのインパクトから2年。世界に広く認知されたビジョン広告のつながりを大事に、こだわりの詰まった猫のキャラクターコラボカフェとイベントを開催という周年施策は、その効果も期待できます。

Webブラウザーからのブロックや法律整備により、サードパーティークッキーに依存しないターゲティング広告の配信・分析サービスの提供は急務とされてきたなか、DNPが日本初のサービス導入、今後広まっていくのか期待です。

カゴメに縁のある県の代表の芸人二組を競わせるアイデア企画。カゴメの関係各所から二県の県民のみなさんも参加できるだけでなく、動画、SNSに自社開発のベジチェックも導入して、複合的に展開させているところもお見事です。

根強い人気のある「アデリアレトロ」と昭和感のある手ぬぐいのコラボ。昭和レトロというトレンドを自社の広報・宣伝活動にどう活かせるか。単なる組み合わせだけでなく、現代風にアレンジを効かせることも大事と思わせる施策です。

夏の暑さをのりきるために、お好みのロゼワインとアジアン料理のマリアージュを楽しもうという提案。エスニック料理も、スパークリングワインも、好きな女性は多いはず。意外な組み合わせに思わず来店したくなる施策がありました。

フランス出身でヨーロッパ中で絶大な人気を誇るDJ Snakeは、そのトラックメイクのセンスだけでなく、ライブパフォーマンスを盛り上げるための演出が独特であることでも有名なアーティストです。ダンスミュージックの最前線で活躍しているアイコンである彼の特徴に注目し、ヨーロッパの音楽業界とそのカルチャーを応援しているというメッセージを表現したCMがフランスのマクドナルドから公開されました。

バングラデシュは宗教上、文化上とても保守的な国として知られており、その影響は政治や社会面だけでなく女性の健康にも及んでいます。特に生理についてはいまだにタブー視されていることもあり、男性だけでなく女性でさえも正しい知識を身につけることができていないというデータもあるそうです。そんな状況を打破するため、バングラデシュの生理用品ブランドFresh Annonaは5月28日のMenstrual Hygiene Day（月経衛生の日）に合わせて、文字どおり“無視できない”PR施策を実施しました。

乗り心地やエンジン性能、デザインやブランドステータス、環境への影響や維持費など、自動車は多種多様な切り口で宣伝される数少ない商品の1つと言えます。日頃の移動手段として使うのか、週末の遠出に使うのか、あるいはステータスとして保有するのかによっても刺さるポイントは異なりますし、それゆえにメーカー側もさまざまな機能を搭載させ、その機能に沿ったCMを展開することが多いでしょう。そんな中、日本の高級車を代表するレクサスは新しい車種を宣伝するにあたり、自動車にとって最も重要な“運転したくなる車”という点にフォーカスしたCMを公開しました。

紙の書籍でしか体験できない仕掛けを持つ書籍が異例の大ヒット。デジタルコミュニケーションの常態化は、その反面アナログな体験型コンテンツの優位性を明らかにしており、圧倒的な体験価値こそがヒットを生む傾向は続きそうです。

アニメのキャラクターは基本的に髪型を変えないもの、それを投票で応募の多かった髪型にアレンジして新CMとして公開するというありそうでなかった企画。「#推し髪でいこう！」からの映像内容、公開時期まで、お見事なコラボです。