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黙っていられない!ヒーローの本質
2012-10-24 15:37105ptby切通理作
第31回ゴー宣道場「サブカル・ヒーローの本質に迫る」昨日UPされた笹さんのブログで、テーマの展開にひねりがひとつ加わったと思います。
発想の幅を広げる時にまでサブカルというか架空の存在にこだわる必要はないのだな、と。
みんな世代も違うし性別も違って、見てきたものも違うのだから、地方地方のローカルな話題と同じように、お互い話がわからなくなる。
今度の論議に参加するに当たって、ヒーローものに全く触れてこなかった人に「これだけは必見」というのは、正直ハリウッドのメジャーな、アメコミ発のヒーローものを1本ないし2~3本、でいいと思います。具体的に言えば『ダークナイト』『スパイダーマン』、あと、アメリカ人のヒーロー観が出ているという意味では『キッス・アス』あたりで十分ではないでしょうか。
日本のヒーローは、テレビシリーズを母体にしているものがほとんどで、見るのは大変だと思いますし、正直子ども達プラス、ファン向けの商売の域を残念ながら出ていません。
スパイダーマンやバットマンなどハリウッド映画のヒーローには、原作のコミックを読んで育ってきてない国外の人間まで映画一本で伝播する力を持っているのに、日本のヒーローはせいぜい世代体験ぐらいにしかならないのは、なぜだろうか。単なるマーケットの大小だけの問題なのか?ということも重要だと思います。
しかし、それはひとまず置いておいて、現実の政治家に、ヒーロー像を当てはめてみるというのは、なるほど!と思いました。
たとえば安倍晋三はヒーローなのか?
たしかに<美しい日本を守る>ってフレーズは、ヒーローっぽい。<緑の地球を守る>というようなニュアンスです。<戦後レジーム>なんて、なんらかの理由で悪玉に占領されてしまった異次元空間のようです。
ウルトラマンが三分間しか戦えないように、安倍さんにも、ストレスがかかりすぎると発病して、場合によっては死に至るという<弱点>があります。
責任ある立場にそんな病気の人が座ることを願う声が多数あるというのも、大きな力(政治家の場合は「権力」に置き換えられるでしょうか)を持ちながらも、<弱点>を持っているからこそヒーローにふさわしいと考えるなら、そんなに不思議なことでもないのかもしれません。
最近のヒーローものでは、市民が小さな力を結集してヒーローを応援して、逆に力を与えるという構図がよく見られます。ネトウヨの皆さんが安倍さんを応援しているのは、まさにそんな気分なのかもしれません。
しかし、そういう部分がヒーローに当てはまっても、あくまで表面的なことだという人もいるでしょう。
実は僕も、現実の政治家にヒーローを求めることは、いまの段階ではあまりないな、と直感的に思います。
けれど、笹さんが言うように、それでいいの?とも思います。
じゃあなにが本質的に「ヒーロー」っぽいのかと考えると、僕なりに思うのは、ヒーローの行動原理は、肉親に対する情を公の問題に感じる、ということにあるのではないか、と思うのです。
昨日私がブログに書いた話題でもありますが、スパイダーマンは、主人公が肉親同様の人間に危害を加えられて、始めてヒーローに目覚めます。
スパイダーマンの最新作『アメイジング・スパイダーマン』では、大きな力を持っているのに、「自分には関係ない」と犯罪を見逃していたら、その結果育ての親たる叔父が殺されてしまいますが、生前その叔父が最後に携帯に残してくれた自分を励ますメッセージを聞くところが映画の最後の方に出てきます。
実の息子同様であるお前こそが自分の誇りだ、いわば自分にとってのヒーローなのだ・・・と。
これを吹きこんだ叔父は、息子がスパイダーマンだとは知りません。大きな力を持っているのも知りません。 ただの悩める十代の青年に、励ましのメッセージを送ったのです。
それが、スパイダーマンとして立ち上がろうとする彼に勇気を与えたのです。 まさにヒーローの行動原理です。
すべての人間を肉親同様に感じることなど現実には不可能です。
不可能なことがやれるから、フィクションなのであり、だからこそ夢があるのでは?と私は思ってきました。
しかしその考えも、最近ちょっと揺り動かされる出来事がありました。
それはほかならぬ、前回のゴー宣道場において、です。
いま動画がUPされていますが、先日のテーマは慰安婦問題でした。
かつてテレビで「慰安婦の強制連行があった」という人たちと「5対1」で論戦した時のことを、小林さんは振り返っていました。
1対多数で戦って勝利を収めるというのも、ヒーローっぽいかもしれませんが、いま書きたいのはそのことではありません。
実は小林さんは、「慰安婦の強制連行があった」という新資料がもし敵側から提示されたら、どうするんだ?という思いがありながら、それでもその場に臨んだというのです。
なぜ、そんな不安がありながらも小林さんは一人で論争の場に向かったのか?
先日の道場では第一部の終わりに、そのことを僕が質問しました。 するとそこで時間が終わり、後は第二部で、となったのも、まるでCM前にクライマックスが来るテレビのヒーロー番組みたいです・・・なんてことを言いたいのではありませんすみません。
第二部が始まると、小林さんは休憩時間の間に当時の色んなことを思い出した・・・と言って話を始めました。
実は当時保守側からも「もし強制連行を示す証拠が出てきたらどうするんだ」「かえって恥をかくことになる」「日本の打撃になる」などと、小林さんは吊るしあげられたというのです。
しかしそれでも立ち上がった根本の理由は「もし自分の肉親が性犯罪者の汚名を着せられたら、黙っていられるのか」ということだった、と。
僕は目から鱗が落ちました。
自分の肉親が冤罪にかけられているかもしれない。 そう思ったら、「全部の証拠が出てくるまで静観している」なんて真似は、到底できない。
たとえ後で自分自身が不利になっても、捨ておけないことがある。
ひるがえって安倍さんはどうでしょうか。
アメリカで<慰安婦は性奴隷>なんていう言葉が使われても、「見て見ぬふり」をしています。
そう考えると、もっともヒーローにふさわしくない人間に思えてきます。
他にも、笹さんがおしゃるように、橋下徹はヒーローなのか? 野田首相はヒーローなのか?ということなど、考えてみるのも面白いかもしれません。
そして小林さんの取った行動は、日本人のためですが、しかしその行動は「日本人離れ」している気もするのです。
実はこの辺が、笹さんの言う「私たちがヒーローに求める『あるべき姿』の欠陥」が見出せるのではないでしょうか。
今回そこまで話が出来れば、
道場の中でも、本質的な話が出来るのでは?
と思います!第31回ゴー宣道場「サブカル・ヒーローの本質に迫る」
平成24年11月11日(日)午後1時 から『アットビジネスセンター東京駅八重洲通り』 にて開催します。
「アットビジネスセンター東京駅八重洲通り」(住所:東京都中央区八丁堀1-9-8 明光商会本社ビル4階)は、JR 『東京駅』 の 八重洲口 より徒歩10分、日比谷線 『八丁堀駅』の A5出口 より徒歩2分です。毎回、会場の場所が分からず迷われる方が、多くいらっしゃいます。会場のHPにて、場所をよくご確認の上、ご来場下さい(HP掲載の、駅から会場までの地図を印刷し、持参されることをオススメします )詳しくは、http://abc-kaigishitsu.com/tokyo_yaesudori/access.html でどうぞ。
入場料は、お一人1000円です。参加ご希望の方は、往復はがき に、『第31回参加希望』 と明記、さらに、
1. 氏名(同伴者がいる場合はその方の氏名と続柄・関係など)
2. 住所
3. 電話番号4. 年齢5. 職業(学生の方は学校名)6. 募集を知った媒体7. 応募の理由と道場への期待返信はがきの宛名には、ご自分の氏名・住所をご記入の上、
〒152-8799
東京都目黒区目黒本町1-15-16 目黒郵便局・局留め
『ゴー宣道場』代表・小林よしのり、担当・岸端
まで、お送り下さい。
応募〆切 は、平成24年10/31(水)必着。
当選された方にのみ当選通知を送らせて頂きます
当選通知の送付は、応募〆切後になりますので、しばらくお待ち下さい
皆様からの多数のご応募、お待ちしております
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サブカルがわかりません・・・
2012-10-24 15:35105ptby 笹幸恵いま、私は思いっきり焦っています。門弟の方々がやっているメーリングリストには、次回道場のテーマ「サブカル・ヒーロー」についていろいろと意見が交わされています。しかーし!!私は、アニメやマンガといったいわゆるサブカルをほとんど知らずに今まで生きてきました月光仮面も、ウルトラマンも、ガンダムも、スパイダーマンも、何一つ知らないのです。どどどどどーしよう・・・小林先生も、アニメやマンガがまったくわからんと言っていました。漫画家なのになんでだ切通先生、こんな私でも、次回の道場についていけるでしょうか。また、「これだけは必見」というアニメやマンガがありましたら教えてください。それと、なーんにも知らない私が思うに、ヒーローの本質に迫る、というだけだとそれぞれが理想とする「ヒーロー観」を述べるだけで終わってしまうような気もしています。日本のヒーローがどこか職業的で、刹那的で、それは何か日本人の精神性につながっている。確かにそんな気はするのですが、今の私には、それがどうつながっていくのか、つかみきれていません。(サブカル・ヒーローの詳細を知らないので当たり前なんですが)むしろ今、自民だろうが民主だろうが我が国の総理大臣がコロコロ変わっていく。それは、私たち日本人の「ヒーロー観」と何かつながりはないでしょうか。あるいは、私たちがヒーローに求める「あるべき姿」に、欠陥はないでしょうか。それらを、サブカル・ヒーローを通して見ることはできないでしょうか。野田首相と安倍総裁、サブカルの視点から見て、どちらがヒーローにふさわしいか。こういう対決でもいいかもしれません。はたまた、橋下市長はヒーローか?なんていう副題で、サブカル・ヒーローの本質を明らかにしつつ、橋下さんを分析してみたりとか。政治家でなくても、たとえば企業経営者もアリかな!?日米のヒーローの比較なら、スティーブ・ジョブズと松下幸之助、日米でそれぞれ名を残した人と、サブカル・ヒーローとの共通項はあるのかどうか、等々。誰もが知っている人ならば、アメリカで受け入れられるヒーローと日本で受け入れられているヒーローとの違いを、より浮き彫りにできるかもしれません。とりもなおさず、それは日本人の精神性を明らかにすることになるでしょう。サブカルについて何も知らないので、勝手な思い付きばかり連ねてみましたが、なんとかこの「サブカル素人」の私でも入っていけるような、そんな話題もどうかお願いします -
アッキーと晋三の寒い仲
2012-10-22 10:48105pt
よしりん先生が来てくれましたよー
なんか寒くなったな~~~。やけに冷え込んできたと思わんか?アッキーは居酒屋の女将になったのか。次期総理かもしれぬ男の妻がねえ。二人の間にもすきま風がぴゅーぴゅーなんだろうねえ。そりゃそうだよなあ。もう政治家をやめてって、泣いて頼んだのに、聞かないんだもんなあ。アサコールがあるからアッキーなんかいらないって言われたんじゃ、妻としては寂しいよなあ~~~。アッキーは韓流スターが大好きだし、シナ人ミュージシャンも大好きで、ハグハグしちゃってんだからなあ。あんな陰気な男より韓流・シナ人がいいってのはわかる気がする。自称保守の連中や、ネトウヨ的にはどうなのよ?次期総理かもしれぬ男の妻が、中国韓国の芸能人の追っかけって状態は?フジテレビにはデモしたのに、晋三の妻の中韓追っかけは見て見ぬふりか?寒いな~~~。妻が中韓と通じてる総理って、この国としてはアリなのかねえ?危機管理ゼロの国だよなあ。次期総理かもしれぬ男の妻が、酔客相手に自分も酔っぱらって、深夜に千鳥足で歩いてるんだから、平和な国だよなあ、まったく。男系絶対と言ってる晋三は、やっぱり妻ひとり満足させることもできないへタレだったわけだ。男系絶対なんて男尊女卑にうつつをぬかしてる男なんて、しょせんこんなもんかあ。今年の冬は寒くなりそうだな~~~。
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人の心で取材しつづけ、社会を動かした事件記者
2012-10-22 10:46105ptby泉美木蘭/
私のメールボックスには、毎朝、朝日新聞デジタルからその日のニュースヘッドラインが届きます。今朝はそのなかに「〈売れてる本〉ゴーマニズム宣言SPECIAL脱原発論」という紹介がありました。
先週の生放送「よしりんに、きいてみよっ!」では、「ゴーマニズム宣言」が産経新聞と朝日新聞に取り上げられてきた歴史と、イデオロギーと思想の違いについて先生からすこしお話しをいただいたところでした。
今週の金曜日、21時からの放送では、この書評がテキストになります。
さらにくわしく、深く、でもわかりやすく、たのしい番組を展開したいと思っています。
******
読書の話をひとつ…。
私にとって、「人の心で取材しつづけ、社会を動かした事件記者」という強い印象のある著者の一冊です。
「桶川ストーカー殺人事件 ― 遺言」 清水潔 著
1999年10月26日白昼、埼玉県のJR桶川駅前で当時21歳の女子大生が、元交際相手の男性から執拗なストーカー行為にあった末に刺殺された事件です。
被害者は中傷ビラを大量にまかれたり、家族が恐喝されたりし、何度も警察署にかけこんで「このままでは殺されてしまう」と助けをもとめたものの、まったくとりあってもらえませんでした。
さらに、被害者は生前、犯人の氏名ほかすべてを記した告訴状を提出していましたが、これを受け取った埼玉県警上尾署は、「事件が多くて面倒だから」という理由で、告訴状を「被害届」と改竄してしまうという前代未聞の不正を行いました。告訴状なら刑事罰を与える目的があるので、警察は捜査する義務がうまれます。しかし、被害届は単なる被害の報告なので、捜査するかどうかは警察が決められるのです。そして被害者の女子大生は、捜査をしてもらうことができなくなり、誰の助けも得られぬ絶望のまま、殺されてしまいました。
これは大きな社会問題となって、上尾署では大量の処分者が出る事態となり、そして、のちに、「ストーカー規制法」が制定されるきっかけとなりました。
この事件では、当時写真週刊誌「FOCUS」の一事件記者だった、著者の清水潔氏が、被害者からくりかえし相談を受けていた友人らから
「彼女は、犯人と警察に殺されたんです」「もし私が殺されたら、犯人は○○。これをメモしておいてくれと言われていました」
「警察はとりあってくれない、自分たちも殺されるかもしれない」
と、わらをもすがる悲痛な情報提供を受けたことがきっかけで、一心不乱に執念の取材へと飛び込むことになります。
そして、「100人体制で捜査を行っている」と豪語しながら怠慢な捜査をしていた埼玉県警よりも先に、犯人を見つけ出しました。
当時の埼玉県警上尾署は、多くの証拠物件を押収していましたし、生前の被害者が事件のあらましすべてを記した書類・・・告訴状も存在していましたが、それを改竄するという不正があったため、捜査をなかなか進めようとしませんでした。
清水氏は、犯人を追いながら、こういった上尾署の職務怠慢、不正(いや、犯罪)をひたすら暴きつづけました。やがてムーブメントが起き、FOCUSの記事が国会でとりあげられ、警察の体制について糾弾されることとなったのです。これが翌2000年に施行された「ストーカー規制法」につながりました。
こういった一連の取材記録をまとめ、事件のいまだ解明ならぬ部分、その後も隠されている「体制」の不可思議な点を問題提議しているのが、「桶川ストーカー殺人事件 ― 遺言」です。
***
この本に興味を持ったのは、事件の起きた1999年当時、私が被害者と同い年の女子大生だったために、報道そのものを強烈に覚えていること、また、一人暮らしをはじめてまもなくて、両親が心配をして何度となく電話をしてくれたという記憶があるからなのですが・・・・当時、私の母はこんな風に話していました。
「桶川のストーカー殺人って、怖いなあ。でも、テレビや新聞見てると、殺された子は、グッチの時計に、プラダのバッグに、厚底ブーツでけっこう派手やってなあ。ブランドが好きやったらしいよ。風俗嬢のバイトもしてたんやって。かわいそうやけど、やっぱり、ああいう世界は怖いな」
母も私も、この事件は「そういう世界の人のこと」として、自分の日常とは切り離して考えていました。でもこれ、とてもおかしな解釈です。だってつまり、「ブランド好きで派手めな風俗嬢なら、殺されるような目にあっても仕方がない」で、納得しているわけですから。偏見なのです。母にしてみれば、心配のあまり、「うちの娘は、ちがうから、安全」と思いたかったとおもいます。
しかし、「犯人はこういう奴だった」という話ならともかく、殺された被害者の人物像が、なぜこうも親子の話題にのぼるほど報道されたのか?実はこれは、ワイドショーなどが下衆に暴いたものでもなんでもなく、埼玉県警上尾署による、公式発表だったのです。すでに不祥事を抱えていた上尾署は、被害者について、「グッチの時計」「プラダのバッグ」「黒のミニスカート」「厚底ブーツ」など、わざわざブランド名をあげつらい、派手な服装を連想させ、アルバイト歴などを公表して、あたかも“鼻もちならないふるまいをしていたイマドキの女子大生像”をつくり出しました。記者クラブに加盟している大きな報道機関は、これをそのままセンセーショナルに報道し、話題が沸騰。そして、世間は、「解決求ム」から、「あれは、起きてもしょうがない事件」という、偏見を利用したお茶の間の話題へと、悪劣極まりない印象操作にはまっていったのです。この警察発表が、おかしい、と気づいていた清水氏は、取材をつづけ、被害者の正確な人物像をどんどん明らかにしてゆきます。
被害者は、好き好んでブランド品を身に着けていた派手な女性ではありませんでした。しかし、犯人から一方的に高額なプレゼントを贈られ続けたため、こわくなって断ると、
「なんで俺の好意が受け取れないんだ! おまえは俺の言う通りにしてニコニコしてろ!」
「言う通りにしないなら、お前に天罰を下す。おまえは2000年を迎えられない」
などと激昂され、くりかえし脅迫されていました。また、私の母が「風俗嬢」と表現したような、一般的に連想する「性風俗店」で働いた経歴はなく、たまたま友人に頼まれて、酒を出す飲食店ですこしバイトをしたことがある程度でした。両親が好きで、弟たちが好きで、飼い犬を大切にしているごく普通のお嬢さんだったのです。報道が渦中のときは、私は警察発表の不自然さなど考えもしなかったし、
当時のほとんどの報道機関は、「警察がそう発表したから」という理由があるにせよ、深く考えることなく、被害者に対する冒涜に加担しただけでした。
ストーカー規制法ができた今でも、似たような事件がなくなるわけではないし、被害者が生き返るわけでもありません。
けれど、この本を読みなおすたびに、被害者の無念を背負って、人の心を見失うことなく取材をつづけ記事を書くことに驀進しつづけたひとりの記者の姿が思い浮かび、それが、当初は大手メディアの報道に左右されていた社会をも動かすことにつながったと思うと、
情報にどんな尾ひれがついても、発信元にどんな権力や巨大さがあっても、どんな物事も、心でまっすぐとらえ続けること、
これは、かたちは違えど、いまの世の中にもそのまま通ずるように、私はおもえるのです。
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ヒーローはアメリカのものなのか?次回道場で問う!
2012-10-22 10:45105ptby切通理作/ 僕は子どもの時、日本のスーパーヒーロー物を見ていて、「どうしてこの人たちは、生身の人間の犯罪者を相手にしないのだろう」と不思議に思っていました。 ウルトラマンは怪獣や宇宙人としか戦わないし、仮面ライダーはショッカーの怪人としか戦いません。月光仮面の敵は超能力者ではありませんが、「なんとか団」「なんとか党」を名乗る覆面をした集団の一員で、消えたり出たりする得体の知れない人たちです。
大人になれば、色んな事情もわかります。 強いやつが普通のやつと戦っても<弱いものいじめ>にしか見えないし、ヘタすれば暴力礼讃や犯罪容認の誹りを受けがちだとか、現実に予算的な問題として個々の事件でいちいち役者や舞台を調達するのも大変だから、キャラクター商品化出来ない・・・つまり売れそうもないイレギュラーな要素はカットして合理化してるんだろうな、とか。
だからドラマの作り手は、スーパーヒーローとスーパー能力を持った敵に世の中のすべてのものを集約させざる得ないんだろうな、とか。
しかし、スーパーマンやスパイダーマンやバットマンは、自分と同じスーパー能力を持っている敵とも戦いますが、同時に、街にはびこっている普通の人間の犯罪者から市民を守っています。
スパイダーマンは近年映画が三本作られたかと思ったら、また今年『アメイジング・スパイダーマン』という新作をやって、物語を最初から語り直しています。
その都度作り直された物語のはじめに、原作コミックにも共通したある要素があります。
それは、主人公ピーターが犯罪を目にしても「自分には関係ない」と見て見ぬふりをした結果、育ての親のおじさんなりおばさんなりが危害を加えられるなり殺されるなりする、という描写です。
何度作り直されても、ここだけは律義に守って作られているのは、これがスパイダーマンことピーターにとってトラウマであるとともに「力を持つ者の責任」を自覚する初期設定として、非常にわかりやすいからでしょう。
ヒーローとて一人で世の中の悪をすべてなくすことは出来ません。けれども、このトラウマを設定することで、彼が背負ってしまったものの非合理なまでの重さを表すことが出来る。 だから彼が街の無法者を、それが誰であろうと見過ごしてはいられない・・・ということに説得力が生まれます。
やはり、本来ヒーローに管轄はないはず。 誰かが困っていて、観客が「捨ておけない」と思った時、まさにやってくる存在。
そしてその「責任」を自らに課し、果たそうとする存在。
僕はまさにそれがヒーローものの語る、現実にはない<夢>の部分だと思うのです。
日本の場合はそれが物語の中には希薄で、ヒーローの戦いはまるで職務か対処療法のように描かれます。
僕は日本のヒーローもののそういうある種ハードボイルドなところも大好きですが、自分の中のヒーローを求める心が一方で疼いているのに気付きます。
せめてフィクションの中では、合理性を越えた夢を見させてほしいと思うのですが、なぜいまひとつそうならないのか、これは物語の中の話だけでなく、日本人の精神性にも深くかかわっているのではないかと思うのです。
しかもそれでいて、同じ日本人である自分が、アメリカ発のそういうヒーローに夢を抱いてしまうのです。
それはアメリカ人の罠なんでしょうか?
彼らスーパーヒーローは、アメリカの独善的な正義を、甘い蜜として美化する世界戦略の先兵なのでしょうか?
余計なお世話、の美しい言い替えに過ぎないのでしょうか。
そうは思っても、どうしても惹かれてしまうのです。
ヒーローに居てほしい、と思ってしまうんです。
自分はアメリカに洗脳された、ダメダメな人間なのでしょうか。
ヒーローものを社会学的に構造分析するといった本はいままでもありました。
けれども自分がまさに当事者として、まさに日米に引き裂かれてしまうような体験として、それを語るという経験は、まだ多くの人がしていないのではないかと思います。
僕はヒーローものを長年見てきて、それについて書いたりもしてきました。
しかし上記のことは、一度ちゃんと考えてみたいと思っていながら、機会をなかなか得られないできました。
今回ゴー宣道場という、ヒーローものについてマニアックに語る場所ではないところで、視野を広げた形で問い直してみたいと思います。
ヒーローものに興味のある人はもちろん、ふだんから自分達が感じている「正義」や、自分の中に「ヒーロー」を求める気持ちがあるのか、あるとしたらそれはどういうものなのか、ぜひ教えて下さい!
もちろん「ヒーローこそが欺瞞であり、そんな幻想からはいい加減卒業すべき」だと思う人にも来てほしいです!第31回ゴー宣道場「サブカル・ヒーローの本質に迫る」
平成24年11月11日(日)午後1時 から『アットビジネスセンター東京駅八重洲通り』 にて開催します。
「アットビジネスセンター東京駅八重洲通り」(住所:東京都中央区八丁堀1-9-8 明光商会本社ビル4階)は、JR 『東京駅』 の 八重洲口 より徒歩10分、日比谷線 『八丁堀駅』の A5出口 より徒歩2分です。毎回、会場の場所が分からず迷われる方が、多くいらっしゃいます。会場のHPにて、場所をよくご確認の上、ご来場下さい(HP掲載の、駅から会場までの地図を印刷し、持参されることをオススメします )詳しくは、http://abc-kaigishitsu.com/tokyo_yaesudori/access.html でどうぞ。
入場料は、お一人1000円です。参加ご希望の方は、往復はがき に、『第31回参加希望』 と明記、さらに、
1. 氏名(同伴者がいる場合はその方の氏名と続柄・関係など)
2. 住所
3. 電話番号4. 年齢5. 職業(学生の方は学校名)6. 募集を知った媒体7. 応募の理由と道場への期待返信はがきの宛名には、ご自分の氏名・住所をご記入の上、
〒152-8799
東京都目黒区目黒本町1-15-16 目黒郵便局・局留め
『ゴー宣道場』代表・小林よしのり、担当・岸端
まで、お送り下さい。
応募〆切 は、平成24年10/31(水)必着。
当選された方にのみ当選通知を送らせて頂きます
当選通知の送付は、応募〆切後になりますので、しばらくお待ち下さい
皆様からの多数のご応募、お待ちしております
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「考えたら、普通にわかることでしょ!?」じゃダメ?
2012-10-18 15:15105ptby泉美木蘭/
先日のゴー宣道場から師範の先生方と一緒に壇上で話すという機会をいただくことになり、(話すというよりも、自分は勉強させていただく立場なので、メモばっかりとっていましたが)、これから『研究生』として、私と同じように
「社会問題には置いてけぼり食らってるんだよな…でも、知りたい気持ちはあるんだよ」
という感覚をお持ちの方が参加しやすい、いや、参加したくなるように、役目を果たすべくがんばろうと思っています。
どうぞよろしくお願いいたします。
今週19日(金)の「よしりんに、きいてみよっ!」生放送、第2回は「脱原発は感情論か?」です。
自分は息子のことを思うと、原発なんかやめたほうがいいに決まっている、と思っています。でも、それを人にむかって主張したことはありません。
主張した人が、やんやわんやネット上(とくにツイッター)で揚げ足をとられてボコられているのを見かけたりすると、自分がそうなったら
「そんなの、未来の命のことを考えたら、普通にわかることやろ!?」
ぐらいしか自分の言葉で力強く言えることはないから。
これだけでもじゅうぶんな気がするんだけど、なんか、世間はそれを許さないみたいだし。
そんな感じで、とにかく飾ることなく(飾り物がないので)、よしりん先生に、素朴に一から聞いてみたいと思います。
今度は直前に打ち合わせをすることになっていますので、打ち合わせの席で猫を4枚ぐらい脱いでから、生放送にのぞみます!
また魚群に会えるかな?
「よしりんに、きいてみよっ!」 第2回・脱原発は感情論か?
どうぞおたのしみに!
http://live.nicovideo.jp/gate/lv111764287
ところで、ブログのタイトルに使っている写真と本人がちがいすぎるといろいろな人に言われたので、とりかえました。
そりゃそうですよね、2年前の写真を使ってました。てへっ。
前回までの写真は離婚1回の顔。
今回からの写真は離婚2回の顔。
私の体感では、離婚って、回を重ねるごとに心がスマートになっていきます。
もうね、裁判だのなんだのさんざん経てくると、ややこしく絡まった問題を「ややこしいもの」として苦手意識を持つことに意味がないような気になってくるんです。
だって、ややこしく考えようが、スマートに考えようが、人の感情がこんがらがって起きた事実は、変わらないんだもん!
どう願ったって、明日突然「実は結婚も離婚もしてなかった」ことにはならないんだもん!
苦手なことと感じた時点で、事実に負けてる気がする。
自分の生き方がつくった問題なら、自分の生き方でいつか解ける日がくるだろう、と考えて、目の前のやるべきことを粛々とつづけて道をつくっていきたいです。
スマートだろーーーーーお?
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例大祭の靖国神社に行ってきたが・・・
2012-10-18 15:13105ptbyトッキー
本日、靖国神社に行ってきました。
行ってみて拝殿幕が
いつもの白色ではなく紫色なのを見て、
今日が秋の例大祭だと気づいた次第ですが、
後でニュース見たら、安倍晋三も
参拝してたらしいですね。
ところが、首相になっても参拝するかどうか
質問されて言ったことが
「今のような日中関係や日韓関係の
状況の中では、総理大臣になった時に
参拝するかしないかについては
申しあげない方がいい」
わたしゃテレビ見ててひっくり返りましたね。
また「行くか行かないかは言わない」
「あいまい戦略」かよ~~~~~~~~!
安倍は、以前と、なーんも変わってない!
いやむしろ、まだ首相にもならないうちから
「言わない」ぐらいだから、より一層
ヘタレに拍車がかかっている!!
そもそも安倍晋三は、
「慰安婦」を「性奴隷」として
国際的に認識させた張本人だ!
私人としてだって、靖国に来る資格はない!
安倍の所業については
「小林よしのりライジングVol.8」
の『ゴーマニズム宣言』に詳述!!http://ch.nicovideo.jp/article/ar10285
さて、実は今日は資料を探しに
「靖国偕行文庫」に行ったのです。
この図書館には、
いつもお世話になっています。
しかし!
書架になんでエセ保守雑誌「WiLL」なんか
置いてるんですか?
しかも
「マス・ヒステリー『原発ゼロ』でいいのか!」
と題した原発ブラボー増刊まで!!
花田編集長は東電のアゴアシ付き訪中ツアーに
毎年参加していたような人物。
WAC出版と東電のズブズブぶりも
多数指摘されています。
そんな輩が出している、
社稷を墟とする原発を擁護する本を並べて、
英霊に顔向けできるのでしょうか?
しかも、遊就館の売店には、ゴー宣の
『戦争論』シリーズや『天皇論』『昭和天皇論』は
必ず置いているのに、女系公認を唱えた
『新天皇論』だけは絶対に置いてません。
そして、トドメに、
外苑休憩所の売店では
「帰って来た~~~~~! 晋ちゃんまんじゅう」
なんてものを売ってました!!
脱力・・・・
そのうち靖国神社って、
単にネトウヨの聖地に
されていくんでしょうかねえ・・・
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超濃密・第30回ゴー宣道場開催!
2012-10-15 15:19105ptby トッキー
第30回ゴー宣道場『慰安婦問題、アゲイン!』
は昨日開催されました。
今まで何かと失敗が多かった
ニコニコ生放送ですが、
昨日の放送では
画像と音のずれもなく
全編クリアな画質、音質で
お送りすることができました!
今ごろようやくかい、
とか言わないでくださいね。
昨日は生放送の来場者数もかなり
増えていたようです。
会場の師範席には生放送の
コメントを見るために
タブレットPCを置いているのですが、
一般会員のアカウントだったので、
放送の中盤でプレミアム会員に
追い出されてしまってました。
次からはプレミアム登録
しなきゃいけませんね。
最初の方はネトウヨと思しき
コメントもかなり目についたのですが、
話が進むにつれ、見る見る
減っていきました。
おそらくネトウヨ連中は、
「慰安婦」を国際的に「性奴隷」にした
張本人が、自分たちの大好きな
安倍晋三だったなんて知らなかっただろうから、
相当ショック受けたのではないでしょうか?
とにかく今回は内容が濃密でした!
15年に及ぶ『ゴー宣』の
慰安婦問題との死闘の歴史を振り返り、
さらに時代を遡り、
慰安婦問題はいつ、どうやって
作り上げられてきたのかを検証し、
そして現状がどういうことに
なっているのかを解説し、
さらに戦場と性の問題、
それからより普遍的な
男女の性に関する話にまで、
政治的・イデオロギー的な枠など
軽く飛び越えた壮大なスケールの
議論が交わされました。
特に第二部の会場の
女性からの発言には、
凄いものがありました!
よく3時間でこれだけのことが
話せたなあと、振り返って思います。
ゴー宣道場の新たな一歩を
感じた一日でした!
詳しくはタイムシフト視聴、
さらに今後順次お届けする
「よしりんと道場生(アンケート)の対話」
そして今週末ごろ配信予定の動画を
ご覧ください!!
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右滑稽と左滑稽
2012-10-13 21:06105ptby 泉美木蘭
人は滑稽な生き物である。
とくに人間関係においては
「ちょっと考えれば、そんなことぐらいわかるでしょ!」
と言いたくなるような些細なところでトンデモを発揮して、第三者から見れば笑い話以外の何物でもないトラブルを引き起こしてしまったりする。自意識と自尊心のからまり…
私は、こういった人の滑稽さには政治の世界と同じくイデオロギーの違いがあることを提唱したいと思います。
「右滑稽」と「左滑稽」
【右滑稽】 う-こっけい
人に向かって「きみはまちがっている!」と食ってかかったり、そもそも論などで説教して自分の思う通りに正したりしたいが、その方法がトンデモすぎて笑われてしまう「めんどくさいクレーマー」タイプ。
主な信条は「売れるケンカは半額でも売るし、買えるケンカは倍額はらってでも買う。通販でも買う」。
・「引越し! 引越し! さっさと引越し! シバくぞ!」
・「宮崎あおいと同じ髪型にしてくれって言ったのに、全然ちがうじゃない! 首が太いのが目立つだけだし、ぜんぜん宮崎あおいに似てないし、これ、どうしてくれるのよ! 本当に美容師!?」
・「いま笑った? 嘲笑したよね? 嘲笑してない? 嘲笑したでしょ、笑ったでしょ、笑ったかどうかっていうのはね、目と口の周りの表情筋の動きによって認定されるんですよ! まずあなたの眼輪筋の動きを見るとですね…(中略)…だから笑ったでしょ!? 笑ったって言いなさいよ! 笑ったかどうかをここで決めようって言ってるんですよ!」
【左滑稽】 さ-こっけい
自分の妄想や言いわけを現実にするために、他人から見ればわけのわからないトンデモを自分ひとりで勝手に繰り広げては、まわりの人に笑われる「よし、自由に生きろ!」タイプ。
主な信条は「売られたケンカは、お金がないから買わない」。
・「ゲームばっかりするなって? なに言ってるんだよ、丸一日がんばってデータを集めているんだよ。データが全部集まれば、攻略本を出版できるかもしれないだろ?」
・「ドラッグは僕の創作活動に絶対必要不可欠なものなんだよ。ドラッグをきめていると、斬新で、すばらしいアイデアが浮かんでくるんらりるれろ?」
・「私はね、生まれる時代が早すぎたんだよ。とても孤独な、孤高な人間なんだ……だから、社会と折り合いなんかつかないから、面接に行かなくていいし、就職もしなくていいんだ、いや、就職するべきではない、そう神が仰せのようなもの……でもこれでは資本主義社会では生きてゆけない。こんな私がラクして稼げるバイトがあったらな」
私は左滑稽です。
小学生のとき、大ファンだった光GENJIのファン度合いをクラスメイトと競うために、
「コンサートに行った!」とホラをふいたことがありました。
それでやめておけばいいのに、信じてくれない子がいたので、家にあった青いタオルにメンバーの内海くんのサインを自分で書いて
(メンバーそれぞれ色が決まっていた。たまたま家にあったのが青だったので内海くんにするしかなかった)
さらにそのタオルを自力でビリビリに破き、玄関のたたきにこすりつけてボロ雑巾のように汚してから学校へ持ってゆき、
「ほら! コンサートで内海くんが投げたタオル、つかんだんやで!
本当は諸星くんのが欲しかったけど、あっちはあまりに人気すぎて全然あかんかった。
でもこれでもだいぶ奪い合いになって、大変やったんやで!」
などと重ねてホラをふき、私はそれでものすごく満足していたのですが、なんかバレていたらしく、一週間ぐらい友達には無視されてました。そのあと、諸星くんのサインを色紙に自分で書いて見せびらかしましたが、これも、バレましたねー。大学生のときは、賢いと思われたかったので、読めもしないフランス語の本をちらつかせてバイトに行ったりしてました。
似たようなことがいまでも時々あります。だからなんだ、と。
右滑稽も左滑稽も、自分の自意識や自尊心をなんとかしようとすることに注視しすぎて、盲目になっていること、もしくは、意地でも見て見ぬふりをしつづけることから起こります。
左滑稽の人は、人に向かっていきなり食ってかかったりすることは少ないですが、右滑稽の人からはからまれやすく、しかし、そこに同じテンションで応戦するほどの熱意がないのが左滑稽の特徴でもあるので、
「売られたケンカはお金がないので買わない」
「こっちは売りつけたいんだよ! 買え! 買え! 買え!」
みたいな感じでいつまでもトラブルが収まらないことも、ままあります。
右滑稽と左滑稽の分類研究は今後もすすめて一冊の本にまとめたいと思っています。
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明日の「ゴー宣道場」について
2012-10-13 21:06105ptよしりん先生の登場です
昨晩は泉美木蘭さんと『よしりんに、きいてみよっ』生放送を行った。「敷居を下げる」 と言ってたのに、番組の前半が濃密になりすぎたのが反省点。打ち合わせなしの、ぶっつけ本番だったからな。泉美さんは評判が良かったようです。「可愛い」 という書き込みが多かったらしい。今後は徐々に泉美さんの狂気も引き出したいと思う。
明日は「ゴー宣道場」だ。慰安婦問題で、安倍晋三が、自分が総理になったら新しい談話を出すとか、閣議決定をするとか言っている。それを自称保守派の学者や言論人やネトウヨが期待してるわけだが、「愚」馬鹿馬鹿しい限りだ。慰安婦を世界的に「性奴隷」にしてしまったのは安倍晋三ではないか自称保守派もネトウヨも、それがわかってないのだから驚く。「小林よしのりライジング」 を読んでない人には、それを教えなきゃならない。わしが慰安婦問題を描いてからもう15年も経って、当時の事情を知らない若者も出てきたから、敷居を低くして語らなきゃならない。あれからなぜ日本は右傾化したのか、なぜ劣化したのかも話したい。
明日から新体制だが果たしてうまくいくか?11月の「ゴー宣道場」の応募はもう始まっているのだが、切通理作氏がまだそのコンセプトをブログに上げてない。早くやってほしい。しかし設営隊や門弟の士気は高い。家庭や仕事や勉学で忙しい中、「ゴー宣道場」への前向きな意欲をずっと絶やさずにいてくれる彼らには感謝する。
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