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アメリカのインディプロレスの“現在”を伝える連載! アメリカインディープロレス専門通販「フリーバーズ」(https://store.shopping.yahoo.co.jp/freebirds)を営む中山貴博氏が知られざるエピソードを紹介していきます! 今回のテーマは決勝戦が途中で中止!? GCW血まみれの奇跡です
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そこに集まっていた観客約850人とスタッフ関係者、そして選手たち全員が、目の前で起きたハプニングにざわつき始めた。
これは今、何が起きているんだ???
6月1日米ニュージャージー州アトランティックシティ、カジノホテル「SHOWBOAT 」のイベントルーム。この日は、日本からもザ・グレート・サスケ、木高イサミ、佐久田俊行も参戦し、GCW(ゲーム・チェンジャー・レスリング)のデスマッチトーナメント「Tournament Of Survival トーナメント・オブ・サバイバル 4」が開催されていた。
日本人3選手が活躍する中、決勝に進んだのは、佐久田、イサミを倒したアレックス・コロンと、ニック・ゲイジ、ジミー・ロイドを倒したGレイバーの2人の顔合わせとなったが、この決勝が始まってわずか40秒で、ハプニングが起きてしまった。
決勝戦は、全部のロープを外し、3本の有刺鉄線を二面だけ向かい合わせに張ったリングで行なわれたのだが、エルボーの打ち合いから、レイバーを押し込んだコロン。レイバーは有刺鉄線にもたれかかろうとしたが、有刺鉄線が切れてしまい、危険な角度で頭から場外に真っ逆さまに落ちてしまった。
有刺鉄線が絡まり、目を見開いたまま、ピクリともしないレイバー。リングドクターも駆けつけ、診察する。場外に落ちてから、およそ1分半、ようやく体を動かしたレイバーだったが、ぐったりとしたその様はとても試合ができるような状態ではなく、バックステージへ担がれ退場してしまう。
この日、試合のなかったマーカス・クレインは、ダニー・ハボックと一緒に会場で決勝戦を見ていた。レイバーが、場外に落ちて動かなくなったのを見て、正直、本当に気を失っているのかクレインには判断がつかなかった。レイバーが退場すると、観客の誰かがシュラックの名前をチャントし始めた。クレインとハボックは、すぐにバックステージへ向かい、自分たちも何かできることはないか探したのだが、リングドクターと救急救命士が、レイバーをメディカルルームに連れて行き、部屋に誰も入れないようにしたため、レイバーの状況が心配な反面、「もしやこれは、自分が知らないだけで、アングルなのか?」と疑ってしまった。<続きは会員ページへ!>
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"墓標彫師" G=レイバー のアクシデントはショックでした。今まで、コーナーポストにブレーンバスターで叩きつけられたまま場外に投げ出されるとか、もっと危険なバンプをしてきているので。
CZW TOD で ニックゲージ が怪我した時も、グダグダながら参戦レスラーで続きをやってたので、レスラーはきっと皆、アクシデントの際には大会を台無しにしないよう 戦う覚悟 をしているのでしょう。