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テレビは本当に魔物! 大晦日をやることで格闘技コンテンツは狂わされる!
2015-12-21 12:00今週のお題…………「大晦日と格闘技」文◎谷川貞治(『巌流島』事務局・広報部長 )………………月曜日担当
フジテレビの曙 vs ボブ・サップ。
TBSの魔裟斗 vs KID。
これって、10年以上前に僕が組んだカードじゃん。
負け惜しみでも何でもなく、5年ぶりの大晦日格闘技、もう少し何とかならなかったかなぁと思います。
でも、これって、100%主催者の責任ってわけじゃないんですよ。
榊原さんが進んで曙vsボブ・サップを組んだとは思えない。こういうカードは明らかに視聴率を取るためのテレビ局の意向。そう、やっぱり大晦日って、格闘技のコンテンツ自体を狂わす、団体にとって諸刃の剣なのです。
そもそも僕らがTBSと大晦日に格闘技を始めたのは、「打倒・紅白歌合戦」という指令を受けたからでした。紅白と言えば、日本人にとって一番のお茶の間番組。僕はそこで「お茶の間」格闘技というのを考えた。それ -
『大武道!』は極度に資本主義的情報化社会に対して、NOを突きつけている! 面白すぎる!!
2015-12-18 12:00今週のお題…………「私と『大武道』」
文◎ターザン山本(元『週刊プロレス』編集長)………金曜日担当
何? 谷川と山口が活字の世界に帰って来た? 二人がタッグを組んで本を創刊した? 懲りないねえ。しぶといねえ。まるでトカゲの尻尾か? 本のタイトルは大武道? 創刊号のテーマは恥とは何か? 両方ともセンスがいい。さすがだ。それだったらさあ、書道家に恥という字を書いてもらいそれを表紙にドカンと載せる。普通、そう考えるけどなあ。まあ、終わってしまったことを後からぐずぐずいうのは負け犬根性。仕方がない。
さて、私はその創刊号で恥を定義しろと言われた。ランチをご馳走になりながらである。それも立派な個室。しかも豪勢な懐石料理を食べながらである。オイ、オイ、取材は茶店でいいんじゃないの? コスト計算しているの? ちょっと心配になった。ビジネスはローコストこそが基本。そうは言い -
外国人が武道がわからないというのは大ウソ。『巌流島』こそ海外の論客に見せるべき!
2015-12-17 12:00今週のお題…………「私と『大武道』」
文◎田中正志(現『週刊ファイト』編集長)…………木曜日担当
『大武道!』、東邦出版より1300円発売中だ。最初、ぱっと見で「ダイブドウ」かと思ったら、「Oh!BUDO!」とふってある。なるほど、表紙がそれで葡萄なのか。濃い青と紫のイラストが凄くイイ。ちゃんとしたものが読みたい、ネットの垂れ流しは沢山だという意識的なファンは、第一印象はとても良い。
谷川貞治編集長の「発刊のご挨拶」に続いては、極真世界大会で外国人に初めて王座を取られた数見肇師範インタビュー、ヒクソン・グレイシーに締め落とされたパンクラス創設者・船木誠勝インタビューが続く。しかし、第一号のテーマだとする「恥」に関しては、格闘家2名の答えは、聞き手が望んだものではなかったのかもだ。但し、後者を担当した安西伸一記者の「15年越しの思いがかなった」は救われる。当時の週刊プロレスと、格闘 -
巌流島も大武道も、プロレスファンを切る覚悟はあるか?
2015-12-16 12:00今週のお題…………「私と『大武道』」
文◎山田英司(現『BUDO-RA BOOKS』編集長)………水曜日担当
大武道の創刊号をざっと見。武道と銘打っている割りに純粋な武道家が登場せず、プロレスと総合関係、あとは武道と関係ない人物。
このスタンスから武道を語っても、周辺を徘徊するだけで、なかなか武道の中身にまでは踏みこんでいけないのではないか。この足踏み感は、私が前回のブログで「巌流島の民主化は避けるべき」と言った理由と、根本で共通しているように思える。一言で言えば、武道や武術のいわゆるマニアックな世界の志向性と、一般の格闘技ファンの民意には、差がある、と言うことだ。
『巌流島』でも武道性を目指す、と谷川氏は語るが、だとすると、民意と純粋な武術家の認識とのギャップに、これまで以上に苦労することになる。先端技術や基礎技術の追求と民生用に製品化されるまでに時間的ギャップがある -
「強いか」「弱いか」のグラデーションの間に、思想・哲学があり、それを解いていくのが『大武道!』
2015-12-15 13:10今週のお題…………「私と『大武道』」
文◎山口日昇(元『紙のプロレス』編集長/現『大武道』編集長)………火曜日担当
全国3千万人の『厳流島』ファンの皆さま、こんにちは。
ワタクシ、山口日昇という者です。
『大武道!』(東邦出版)という本を出しました。
元『格闘技通信』編集長であり、元K-1プロデューサーであるサダちゃん(谷川貞治氏)と、元『紙のプロレス』編集長であり、元ハッスル代表のボクの、W編集長という体制です。
第一特集は「"恥"を知る!~現代にとっての"恥"とは何か!?~」。
社会的には失敗し、とーーっても恥ずかしい2人が(詳細は各自調査)、今回は「"恥"とは何か!?」を探る旅に出ています。
夏前に企画した段階では「前田日明vs山田英司~あの"女子便所説教事件"20年目の真実~」という超危険対談を組もうとも思ったんですが、ザンスさん(山田英司氏)に協力要請をしに行ったら -
敵をたくさん作るかもしれませんが、『大武道』によって今の格闘技界のしっくり来ないやり方が見えてきます
2015-12-14 12:00今週のお題…………「私と『大武道』」文◎谷川貞治(『巌流島』事務局・広報部長 )………………月曜日担当今週のお題は、12月10日頃から東邦出版より全国の書店で発売されている「大武道』にちなんで、『大武道』を読んだ感想、あるいは武道について、思うところをそれぞれに書いていただこうと思います。
まず、この『大武道』は、元『紙のプロレス』編集長の山口日昇氏の発案で「サダちゃん(山口氏は私のことをこう呼びます)も何か考えてよ」と声をかけられたものです。最初は、えっ!? 会長(山口氏のアダ名)がなんで武道? と思いましたが、山口氏もハッスルが崩壊し、武道的な新しいコンテンツを作ろうという構想があるらしく、その先駆けとして本の出版を考えたというのです。
ご存知のように、まさに『巌流島』には、武道の要素が必要だと私も考えていたので、『大武道』の出版は渡りに船でした。雑誌や書籍などの活字は、テレ -
燃えてきた! 渡邊師範は私自身。再チャレンジしてもらわないと困るのだ!!
2015-12-11 12:00今週のお題…………「巌流島・再始動に期待すること」
文◎ターザン山本(元『週刊プロレス』編集長)………金曜日担当
『巌流島』への期待? それについて書けだと? 私にはそんな一般的なことは書けない。無理。その逆で個人的、私的なことならいくらでも書ける。今の気持ちを正直に言うと『巌流島』はなぜあんな形で中断してしまったのか? それに対する怨念しかない。別に私はただの観客、ひとりのファンでしかないのにね。とにかくすぐにでも再開、復活、継続、持続してもらわないと困るのだ。ホントだよ。誰よりもそれを望んでいるのはこの私なのだ。
理由は一つしかない。合気柔術の渡邊剛師範。60歳で果敢に『巌流島』のマットの上に立ちわずか15秒で敗れた。あの一戦、試合が私の中ではトラウマになった。どうして負けたのか? その結果に対して全く納得出来ないのだ。弱いから? 歳を食っていたから? そういう問題じゃない -
5年後、10年後を見据えた「日本流格闘技」が巌流島。UFCのオルタナティブ(代案の)選択肢の確立をめざせ!
2015-12-10 12:00今週のお題…………「巌流島・再始動に期待すること」
文◎田中正志(現『週刊ファイト』編集長)…………木曜日担当
良くも悪くも、RIZIN旗揚げの影響を食らってしまった巌流島。しかし、世界地図で業界全体の2015年をおさらいするなら、いわゆるUFCに象徴される一極集中はよろしくないという議論は正論この上ない。また、あちらさんの考えるルールがGlobal Standard(世界標準)なんだと押し付けられても、武道発祥の地としても、プロ格闘技興行なる新ジャンルを最初に定期的に確立させたU系プロレスから始まる市場の歴史からも、反撃していく機が熟しているという前提は、マスコミ側としても断固支持すべき出発点だと思う。
なにか新しいルールと、お客様に見せるプレゼンテーションというか、見た目の斬新さは必要である。巌流島は、それは達成できていたのではなかろうか。新しい実験には意義を感じるし、質の高いイ -
『巌流島』は「民主化」をやめるべき。「一党独裁宣言」こそ、成功に繋がる!!
2015-12-09 12:00今週のお題…………「巌流島・再始動に期待すること」
文◎山田英司(現『BUDO-RA BOOKS』編集長)………水曜日担当
基本的に私は『巌流島』のコンセプトに賛同しているわけではない。
ルールをファンの意見で作り上げていくことが「民主的」だとは思わないし、また、試合ルールを民主的にしていいとも思わない。
仮に民主的にするとしたら、巌流島プロモーションの株式をファンに買ってもらい、興行がコケたら一緒に負債を抱えてもらう。これならば、有権者としての発言権も認めてもいいかもしれない。しかし、何の責任も負わぬ人の意見を聞いて企業が戦略を立てる訳にはいかない。これと同じである。
むしろ『巌流島』に望まれるのは、石井館長や、谷川貞治氏のような強烈な個性を持ったプロモーターの出現ではないか。自分が借金を抱えても見たいマッチを実現する。かつてのK-1には、こうした潔さがあったから、フ -
「武道は一度負けても“蘇る“ことで再び闘える」僕もサダちゃんも生き抜きます!
2015-12-08 12:00今週のお題…………「巌流島・再始動に期待すること」
文◎山口日昇(元『紙のプロレス』編集長/現『大武道』編集長)………火曜日担当
全国3千万人の『厳流島』ファンの皆さま、こんにちは。
山口日昇という者です。
ボクが「巌流島・再始動に期待すること」は、サダちゃんの "復活"です。
"サダちゃん"というのは、元K-1プロデューサー、現『厳流島』広報部長の谷川貞治氏のことです。彼のアダ名が"サダハルンバ"だから、そう呼んでいます。決して貞治の"貞"に"ちゃん"を付けた意味で"貞ちゃん"と呼んでるわけではなく、"サダハルンバ"の"サダ"に"ちゃん"を付けて"サダちゃん"と呼んでいるわけです。
ま、そんなことは心の底からどうでもいいんですが、では、サダちゃんの"復活"とは何か?
それは過去の格闘技シーンの焼き直しをやってそこそこうまくいくとか、失ったものを取り戻すとか、かつてのK-1
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