第二次世界大戦後、月の裏側に逃れていたナチスが地球を侵略しにやって来るというぶっ飛んだ設定で昨年大きな話題となった映画『アイアン・スカイ』の監督が、北朝鮮軍に捕らえられ、カメラの前で血まみれになりながら謝罪させられる(という設定の続編の資金募集)動画が公開されました。
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『アイアン・スカイ』のティモ・ブオレンソラ監督が、北朝鮮の女性兵士に挟まれ、実際には存在しない月面ナチスの映画を撮り、また同作の中で北朝鮮を馬鹿にしたシーンがあったことを謝罪させられています。
この動画は、クラウドファンディングサービスのIndieGoGoで始まった、『アイアン・スカイ2 ザ・カミング・レイス(原題)』の資金募集のために作られたもの。投資する資金に応じて、プロモが見られたり、脚本の草稿が見られたり、監督が個人的な感謝を述べるビデオを作ってくれたり、プロモで声の出演をする権利などが特典としてもらえるようです(受付ページはこちら)。
前作『アイアン・スカイ』も全世界のファンから1億円以上のお金をクラウドファンディングで集め完成させた映画。果たして今回はどれくらいのお金が集まるのでしょうか......!?
ちなみに、動画のラストでは、北朝鮮軍の手から逃れた監督が、ガスマスクをしたような人物(?)に連れ去られて終わっていますが、もしかするとこれが『アイアン・スカイ2』に登場する地球の敵......?
今のところどんな話になるかは全く明らかになっていませんが、わざわざ北朝鮮を絡めた動画を作ったりしているので、実は火星に逃げていた北朝鮮軍が地球に攻めてくるというお話だったりするのかもしれません。はたまた、共産主義繋がりということで、冷戦終結後、火星に逃れていた旧ソ連軍が地球を侵略しにやって来るというお話かもしれません。
ただ、サブタイトルが『The Coming Race(来るべき種族)』ということで、同名の小説に触発されて作られたオカルト結社「ブリル協会」との関連はありそうな気配。「ブリル協会」は歴史的根拠は無いものの、トゥーレ協会やナチスの起源であるというオカルトネタに登場する結社なので、やっぱり今回も宇宙ナチス関連なのかもしれません。
場合によっては『エイリアンVSナチス』という展開もありえるサブタイトル(前作のラストがあんな感じで終わってますしね)。なんであれ、沢山資金を集めて、前作以上に、おバカで楽しいSF映画になってくれるといいですね!
Iron Sky The Coming Race[IndieGoGo]
Iron Sky The Coming Race[YouTube]
(傭兵ペンギン)
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