モーションだけの撮影なのに、真っ赤なハイヒール...!!
仮想現実を体験するために、ウェアラブル(着られる)とアフォーダブル(手頃な値段で買える)を両立させようと、ヴァーチャル・リアリティー対応のヘッドマウントディスプレイを開発しているOculus VR社。
ここの新製品がゴツいゴーグル型で、その名を「Oculus Rift」というのですが......開発にあたってどういうワケか、これまでエロ目的では作られなかったんですって。仮想現実のシミュレーターなのにですよ!?
しかし皆さんご安心ください。この世では密かに、「Oculus Rift」用に「世界初のヴァーチャル・リアリティー・エロティック・アドベンチャーゲーム」を作っている人たちがいるんです。
開発者へのインタビューや開発の進行状況などなど、詳しくは以下に続きます。
【大きな画像や動画はこちら】
中心人物は、ジェローム・ヴァン・デン・ボッシュさん。彼のスタジオが開発しているこのゲームには、『Wicked Paradise』というタイトルが付けられています。このゲームはゲーム業界にとって、満たされないほどの需要があるだろうと見られており、Kickstarterなどで出資者を募るようなコトはしていないんですって。
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ワタシたちは、美しい出来栄えのシューティングゲームなら何百もあるのですが、よくデザインされたエロティックなテレビゲームは、ひとつも開発していないんです。
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と、ウェブサイトRoad to VRに語ってくれたヴァン・デン・ボッシュさん。彼は『Backbreaker』のモバイル版などの開発にも関わったコトがあるディベロッパーさんなんです。さらに現段階の進展状況について......。
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アホみたいにダメですね。(ゲーム内で動くモデルは)サビ付いたロボットみたいなんですよ。
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まだ今は、「Oculus Rift」のパワーは彼にエロくもない、ヒドい作品を開発させるためにあるようです......。
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あからさまなセックス・シーンの描写がなかった『マスエフェクト』のほうが、今あるアダルト・ゲームよりもずっとエロティックでした。この理由は、プレイヤーがキャラクターをとても大事にするからなんです。もしも仮想現実のキャラクターを大切に感じなかったとしたら、プレイヤーはキャラに魅力を感じないでしょう。
私はヴァーチャル・リアリティーこそが、アダルト・ゲームにとってカンペキなメディアであると信じて疑いません。それは、プレイヤーにコンピューターのキャラクターと本当に繋がっている、と感じさせるコトができるからなんです。
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一応『Wicked Paradise』は、男性向けに開発されるファンタジー・ゲームではありますが、ヴァン・デン・ボッシュさんとしましては、全ての性別と性的嗜好に応えられるモノを作りたいと考えているそうです。
ところで彼には、このディベロッピングという長旅に出る前に、大きな疑問がいくつかありました。そのひとつは「バーチャルな女性が、バーチャルな世界の中で、現実世界の男性たちをムラムラさせるコトができるのか?」というモノでした。
ですが答えは「Yes」です。と言いますか、逆説的に「なんでムラムラさせるコトができないのか?」という話。人々はインターネットのポルノに夢中になりますよね。なので、どんなテクノロジーがその役割を担ったとしても、どんな仮想現実が取って代わったとしても、そんなものは大した障害にはならないという考えなのです。
下記リンクからは、このインタビューのさらなる続きを読むことができるようになっています。そんなにエッチな画像はありませんが、一応話の内容としては職場での閲覧に注意が必要というコトです。同じくそこに掲載されている動画には、ちょっとしたお色気ムービーがありますので、あとはおひとり様でプレシャスなお時間をどうぞ。
ちなみにですが、得てして欧米の恋愛ゲームなどは、女性キャラの描写がモンスター級なコトが多々ありますので、そういう事態に陥らない、キレイなお姉さんの登場をお願いしたいモンです。
Exclusive: Sneak Peek and Interview ? Wicked Paradise, The World's First Erotic VR Game (video: NSFW)[Road to VR via Kotaku]
(岡本玄介)
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