大作、名作に関わらず様々な映画にツッコミを入れるCinemaSinsが、際どい描写満載で、今の時代に改めて見るとビックリさせられるポール・バーホーベン監督の『ロボコップ』に噛みついたようです。
それでは、早速以下から動画をご覧ください。ちなみに、トラウマもののマーフィー巡査惨殺シーンは少ししか出てこないので、安心してご覧頂けると思いますよ。
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ツッコミどころは、60ヶ所。その中から、面白かったものを16ヶ所書き出してみました。
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■男女が同じ更衣室を使っても平気なぐらい、理性的に成長しているにも関わらず、犯罪が横行している世界というのはどういうことか
■こんなことを突っ込むのは野暮かもしれないが、テストするために連れて来たロボットにこんなにも多く装弾しておく必要はあったのか
■クラレンス一味がアレックス・マーフィー巡査を殺すシーンで、顔を狙わずに体だけを執拗に撃つのは何故か
■マーフィーの回想シーンは、車で走り去る自分を見送り手を振る妻と息子の姿だけれど、マーフィー自身は運転しているのだから、どうしてこの姿をこの角度でみることが出来ていたのか
■未来の話であるべきなのにも関わらず、小道具のカレンダーは1986年
■コンビニエンスストア強盗のシーンで、ロボコップは強盗犯を蹴り一発でノックアウト(多分死んでる)させるが、そのまま放置でいいのか。それ以前に、ロボコップの力を持ってすれば、店内を破壊しなくとも強盗犯をつまみ出すことくらい朝飯前だったはず
■治安が悪いにも関わらず、全く意味をなさないバリアを使っているのは、どういうことか
■コンピューターのプログラムはMurderのeを略して「Suspect-Murdr-Murphy」と表示しているが、たった1文字だけ略すことに意味があるのか
■最近、父親を悲惨な形で失ったにも関わらず、息子と母親がはしゃぎ過ぎ
■ロボコップのターゲティングシステムは正確ではない
■ロボコップに投げ飛ばされた男がガラス窓を割るシーンで、男が窓にぶつかる前にガラスが割れている
■ディック・ジョーンズを殺人教唆の罪で逮捕しに来たロボコップは、オムニ社が仕掛けた「指令4」という安全装置で神経回路が麻痺するが、本当にロボコップが邪魔なのであれば、麻痺なんて甘っちょろいものでなく、強制終了させるようにプログラムするべきでは無かったのか。そして、その間にED209に徹底的に亡き者にしてもらうべきだった
■ロボコップの窮地に颯爽と現れたルイス。でも、そんなギリギリになるまで、お前は何処にいたんだ
■「指令4」は、オムニ社の人間を逮捕しない、オムニ社の人間に関する記憶を削除する、そして強制終了、という3つのコマンドのプログラムにしておくべきだった
■ルイスよ、ロボコップはベビーフードのようなものを食べていると話していたが、「ようなもの」であって本物のベビーフードを食べているワケではないだろう
■クラレンス一味は建物や車を派手に爆発させていたにも関わらず、ロボコップの対峙シーンでは、何故か火薬の量を抑えている
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正直、これらのツッコミは、単なる揚げ足取りなんじゃないかと思うくらい、『ロボコップ』は完璧な作品だと思います。ストーリーは単純明快で無駄なシーンがありません。
確かに、CinemaSinsが指摘する通り、「指令4」は穴だらけのプログラムですが、歩行に問題があるED209を作ってしまうような会社なので、むしろ、これくらい間抜けなプログラムをしてしまうのは何の不思議もありません。
むしろ、この動画のお陰で、『ロボコップ』が如何に素晴らしい映画であるかを再確認することになったのではないでしょうか? さてリメイク版のロボコップも楽しみになってきましたね。
[via Kotaku]
(中川真知子)
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