まるでウィリアム・ギブスンの世界!
「今から10年後の未来、ゲームはより没頭的になり、若者たちはゲームを遊ぶだけで人殺しのスキルを覚えるようになった。人々は彼らをHaphead(ハップヘッド)と呼ぶ。」
技術が年々進歩し、ARなどで現実とゲームの境目が近づいてきた昨今。そんな今からそう遠くない未来を舞台に体感ゲームをネタにしたディストピアSF映画が作られているようです。
主人公は工場で、未来の体感ゲームを可能とさせる「後頭部にぶっ刺すケーブル」を作る労働者。彼らは労働法や労働者の権利さえもその効力を失う「経済特別区」で働いています(なんだか、過去に色々と問題の報じられたFoxconnを連想させるような気も)。兵士たちはゲームで訓練し、ゲームの中で覚えたスキルは現実に適応できるように。そんな中、主人公の大切な人が「事故」によって命を落とすことに...。
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そしてHapheadに殺されたと確信した彼女は復讐を決意するのだった。
というようなストーリーです。ちなみに予告編中のウサギが殴りあうゲームは『Overgrowth』という実際に発売されているゲームです。
脚本はSF作家で過去に雑誌Adbustersの編集もしていたジム・ムンローさん。無人攻撃機のパイロットとなり人々を爆撃するゲーム『Unmanned』にも関わっておられる方です。
2025年の未来を描いたこの『Haphead』ディストピアもの、『マトリックス』や『イグジステンズ』、ウィリアム・ギブスンの小説などが好きな方、後はうなじフェチな方とかには期待の映画ですね。興味のある方は映画公式サイトをどうぞ。
A Future Where the Worst Nightmares About Video Games Are True[via Kotaku]
(abcxyz)
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