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大人が本気を出した特殊メイク系ホラー・コスプレがゾンゾク登場Death。
古くはテレビ番組『怪奇特集!! あなたの知らない世界』を筆頭に、夏休みになると組まれる恐怖映像特集。今年もいくつか放送され、お茶の間を恐怖のズンドコに陥れていましたね。
同様にコタク・ジャパンでも、暑い夏を吹き飛ばしてくれる...かもしれない、特殊メイクを駆使した本気のホラー風コスプレを、怪奇特集代わりにお届けしたいと思います。
トップ画像のキング・ゾンビなんかは、怖いと言うより造形美に目を奪われてしまう系統ですが、中には口裂けゾンビや顔面がヤツメウナギの口みたいになっている踊り子、本気で顔が腐っているかのようなものまで、きっと皆さんの背筋をゾクっとさせるものが在るかと思います。
ホラーが苦手な方は閲覧に注意しつつ、意を決して下へ進んでみてください!
■キング・ゾンビ
トップ写真は白黒に近いトーンですが、こちらのカラー写真で拝見しますと、全身が限りなく茶褐色に近い黒に塗られ、アクセサリー類が古めかしい真鍮のような色合いで、恐ろしさよりも芸術性の高さに見入ってしまいます。
コスプレイヤーは特殊効果クリエイターにしてパフォーマーのジョセフ・ララックさん。そしてキング・ゾンビのデザインはチェコ共和国のヴラド・タウペスさん。フォトグラファーは同じくチェコ共和国のイルヤ・フーバレックさんです。
ちなみに訳者の私が現地でアート活動していた時のチェコ人の印象は、彼らの奥深くに眠る芸術的感性というのは「血と肉と骨」だなぁ、というものでした。なのでこのコスプレもさすがチェコ人! という感じがします。
■『セサミストリート』:アーニー&バート
このお2人は2012年の「ドラゴン・コン」で目撃された、超絶にリアルな『セサミストリート』アーニー&バートのコンビです。以前の記事「トラウマレベルの怖さ。もし『セサミストリート』のバートとアーニーが人間だったら」でも強烈なインパクトを残してくれたので、憶えている方々も多いのではないでしょうか?
ヘタすると、ホントにこんな爺さんたちが居そうなリアルさです。
■『The Last of Us』:感染者クリッカー
こちらもまた、「最恐コスプレ!? 美しいモデルさんを『The Last of Us』のクリッカーに変身させてみた」でご覧いただいたグロテスクなコスプレ。こっちも同様に強烈なインパクトでしたよね。
この特殊メイクは、メイクアップ・アーティストのジョン・ウィルクスさん、フォトグラファーのエイドリアンさん、そしてモデルのエマ・フランクスさんら3名のイギリス人によって生まれたアートなホラー・コスプレです。
■『ジャッジ・ドレッド』:ジャッジ・デス
『ジャッジ・ドレッド』のヴィランで、ダーク・ジャッジズのリーダーがこのジャッジ・デス。
フィンランドのヘルシンキに在る、ギーク向けコレクター・アイテムを売るお店ヘッド・ハンター・ストアーがコスチュームを制作し、発案者のピーター・オルソンさんがそれを着ています。フォトグラファーは、コンスタンティン・モルテさん。ホラー・テイストの写真が多いので、お好きな方にはオススメです。
■ハロウィーンにぴったり仮面舞踏会マスク
自分の顔の生皮を剥ぎ取って、それを仮装パーティーのようなマスクにしてしまったのが、こちらの血生臭そうな特殊メイク。まるで、マスクが無いなら自分の面(ツラ)をお面にしてしまえ! とでもヤケを起こしてしまったかのようデス。
メイクアップはファンタジー系やホラー系が得意な、スウェーデン人のサンドラ・ホルムボムさん。この特殊メイクも、かつての記事「【閲覧注意】仮面舞踏会へ行くならこのゴアマスク。自分の顔をつけよう!」でその他の写真がご覧いただけます。
■『アリス マッドネス リターンズ』チェシャ猫
こちらは特殊メイクではないものの、ボディー・ペインティングなメイクアップでいろんなキャラクターやクリーチャーに化ける美女アレクシス・フレミングさん。
20歳でエステティシャンの彼女は、「服を一切着なくても再現度の高い驚きのコスプレ術。ちなみに美女」でも驚きのフェイス・ペインティングを見せてくれた美女です。
彼女はあれから様々なメディアに紹介されたようで、今ではfacebookのファンページでいいねをした人の数が23万8000人を超えています。スゴい!
■『バットマン アーカム・アサイラム』:スケアクロウ
「ゲームだからこその恐怖演出。どうすればゲームは怖くなるのか?」でも精神的な怖さを演出するシーンに搭乗する敵として紹介した、『バットマン アーカム・アサイラム』のスケアクロウ。
出で立ちはグロくもないのですが、ゲームの中で彼と戦ったプレイヤーたちなら、このスケアクロウを観た瞬間に恐怖体験をブリ返してしまうかもしれませんね。
コスプレイヤーは、ウィーゼル・コスプレイさん。フォトグラファーはkashiokaさんです。その他の写真はdeviantARTでお楽しみいただけますので、そちらもどうぞ。
■『バイオハザード』クリムゾンヘッド
普通のゾンビを倒しても、頭や足などの部位破壊をしないとクリムゾンヘッドとなって復活する厄介なゾンビがこいつです。ゲーム内のクリムゾンヘッドはもっと血塗られた紅色ですが、こちらの特殊メイクはカビ菌に冒されたかのような白色の箇所が気持ち悪さを倍増させています。
デザインとメイクはMartyrsDeathさんで、コスプレイヤーはSh3ikhaさんとおっしゃる女性、フォトグラファーはボスニア・ヘルツェゴビナのAnn-INCさんによるものです。
■『Left 4 Dead 』:スピッター
強烈な毒性の胃酸を飛ばしてくる、クリクリお目々でお下げ髪のスピッター。なが~く伸びた首までは再現できずとも、耳の下まで裂けた口がよく出来た特殊メイクです。
ラス・ヴェガスにお住いだというこちらのコスプレイヤーは、実は美人のAviannaさんです。
■『キャビン』:バレリーナ・デンタータ
ホラー映画『キャビン』のシュガープラム・フェアリーもまた、こういうのを見ると鳥肌が立つタイプの方々には恐ろしいコスプレですよね。
中の人は、コスプレイヤーMissPyramidHead4さんの妹さんだそうです。この姉妹は、ふたりして『サイレントヒル』バブルヘッドナース&女人化レッドピラミッドシングのコスプレをしたりして、とても仲の良いホラー好きシスターズなのです。
■『ドクター・フー』:顔を失ったローズ
こちらののっぺらぼうは、2006年に放送された『ドクター・フー』シーズン2、エピソード7『テレビの中に住む女(The Idiot's Lantern)』を再現したものです。
テレビを通して人間の顔と生体エネルギーを吸い取るザ・ワイヤーの餌食となってしまったローズが顔無しに! この写真は、Alcblueyesさんが『ドクター・フー』のコスプレ・ライヴ・ジャーナル・グループ掲示板に投稿した内の一枚です。
コスプレとしては非常にシンプルで低予算なのに、すっごく効果的ですよね。オリジナルに興味の有る方は、動画もどうぞ!
■『サイレントヒル』:レッドピラミッドシング&ダークナース
このコンビのコスプレは星の数ほど在りますが、シカゴにお住まいだという、こちらのおふたりはかなりのハイ・クオリティーです。ナースはDoom-In-A-SKORTさん、で三角頭はAshgroovyさん。フォトグラファーはジュディス・スティーブンスさんです。flickerではまだまだたくさんの写真がありますので、そちらもぜひどうぞ!
■『ジッパー・フェイス』
こちらは何かのキャラクターと言うわけではなく、ここ数年ハロウィーンで定番化しつつあるホラー系特殊メイクです。
写真はRedditユーザーYouHadMeAtBaconによる投稿。気持ち悪いのを我慢して、よくよく観察してみると...意外と簡単に出来そうな特殊メイクですよね。もし気に入ったら、さっそく今年チャレンジしてみてください。
ということで以上、「io9」で紹介されていた「下手なホラーよりもゾクゾクする世にも恐ろしいコスプレ集」でした。読者の皆さんは、これで少しは涼しくなっていただけましたでしょうか? 職人的な技術が必要な特殊メイクもあれば、割りとお手軽簡単に真似できそうなものまで色々あったので、ご自分で試して友人・知人に涼しい思いをさせてみるのもまた一興かと思われます。
でもスベって自分がサムい思いをしないようご注意あれ!
Creepy Cosplay That's As Horrifying As Anything We See In The Movies[io9]
(岡本玄介)
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