13日午前、首相官邸で安倍晋三首相・ペンス米副大統領会談がもたれた。

ペンス米副大統領会談のこの時期の最大の狙いは、安倍首相が見せる中国との関係修復へのけん制であろう。

米国は今日、対中政策においては過去、最も強い姿勢を打ち出してきている。先ず貿易関係では中国の対米貿易約5000奥ドルの半分に関税上乗せ措置を講じ、さらなる措置も検討中である。ペンス副大統領は訪日中、「インド太平洋に権威主義と侵略の場所はない」と述べ、中国への対抗姿勢をにじませたが、中国を意識してのかかる強い表現は近年あまりない。

ペンスf副大統領は対中強硬論の先頭を切っている。

ペンス米副大統領は10月4日、ハドソン研究所で50分におよぶ講演を行い、過去40年間の対中宥和政策の見直しと、中国共産党政権に対して全面的な反撃を宣言した。主要論点は次のものがある。

  1. 中国と中国共産党を区別する(中国共産党を